バコパの育て方・栽培方法｜植物図鑑
- 植物名
- バコパ
- 学名
Chaenostoma cordatum
- 英名
- Bacopa
- 別名・流通名
- ステラ
- 科名
- ゴマノハグサ科
- 属名
- カエノストマ属
- 原産地
- アフリカ
バコパの特徴
バコパは、花の少ない冬期に流通が増える常緑の多年草です。夏の高温多湿に弱い傾向があるので、夏に地上部が無くなってしまうこともあります。反対に、冬の寒さの耐性が強く、夏を越せば次の一年も同じ株で楽しむことができます。バコパは、草丈5～10cm程、地際をほふくするように生長するため、寄せ植えの隙間や花壇の縁取りに使用すると特徴を活かせます。
花色は白やピンク、紫などがあり、直径1～1.5cm程度の小ぶりな花です。花弁は5枚で、緩い半円を描き、等間隔に並んでいます。八重咲き種や葉が斑入りの品種もあります。
バコパの詳細情報
| 園芸分類 | 草花 |
|---|---|
| 草丈・樹高 | 10cm程度 |
| 耐寒性 | 強い |
| 耐暑性 | 弱い |
| 花色 | 白、ピンク、紫など |
| 開花時期 | 11月～4月 |
バコパの種類
バコパ・エンジェルリング
葉がライム色の斑入りの品種。
バコパの育て方カレンダー
| 時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | ||||||||||||
| 植え替え | ||||||||||||
| 肥料 | ||||||||||||
| 開花 |
バコパの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い場所を好みます。
用土
蒸れを嫌うため、水はけの良い土壌を好みます。鉢植えは市販の培養土で問題なく育ちます。
バコパの育て方のポイント
水やり
地植えは、根付いてからは特に水やりの必要はありません。
鉢植えは、表土が乾いたら、鉢底から水が出てくるくらいたっぷりと与えます。ただし、冬期は夜に土中の水分が凍ってしまい、根を傷めてることがあるため、午前中のうちに済ませましょう。
肥料
肥沃な土壌の方が花付きが良くなります。秋の開花前に有機肥料を施します。
病害虫
特に目立った病害虫の被害はありません。
バコパの詳しい育て方
選び方
根元から茎をほふくさせるように広がり大きくなります。少し茎を持ち上げてみて、根元から葉が繁っている株を選ぶようにするとよいでしょう。
花色は白が一般的ですが、ピンクや紫もあります。花が咲いていない株を購入する場合は、花色を確認しましょう。
バコパ・エンジェルリング
葉が斑入りの品種もあります。
植え付け
植え付けは、真冬を除いた秋から春にかけて行います。植え付け直後に霜が降りそうな寒い日は避け、天気の良い比較的暖かい日に行いましょう。
腐葉土を混ぜた肥沃な土壌に根をほぐして広げるように植え付けます。
仕立て方
ほふくするように茎を伸ばして生長します。寄せ植えの隙間や花壇の縁取りに使用するとその特徴を活かせます。ただし、蒸れを嫌うため、寄せ植えに使う場合は隣の植物と触れ合っている茎は、定期的にすきこみ剪定や切り戻しをするとよいでしょう。
剪定・切り戻し
花が終わったら、こまめに花がらを摘み取ります。夏の蒸れに弱いため、梅雨や夏前に切り戻し、株元の風通しを良くしましょう。
植え替え・鉢替え
植え替えは、春か秋の暖かい日に行います。植え替え後はたっぷりと水をやりましょう。
花
秋から春にかけて、小さなかわいらしい花を咲かせます。白花が一般的ですが、ピンクや紫もあります。
夏越し
夏の蒸れで枯れてしまうことがあります。夏期は株を刈り込んで風通し良く管理し、鉢植えは日陰に移動させましょう。
冬越し
霜に当てないように日当たりの良い場所で管理をすれば次々と花を咲かせます。
増やし方（株分け、挿し木、葉挿しなど）
挿し木で増やすことができます。春か秋に株元の茎を切ってしっかりと吸水させてから植え付けます。
- 監修者：LOVEGREEN編集部
LOVEGREEN（ラブグリーン）の編集部アカウントです。ガーデニング、家庭菜園、インドアグリーンなど、幅広い植物ジャンルに精通したメンバーが在籍し、実際の栽培経験にもとづく花・植物の育て方や楽しみ方記事、お庭の取材記事、植物にまつわる企画などを配信しています。
