ガクアジサイの育て方|植物図鑑

植物名
ガクアジサイ
学名

Hydrangea macrophylla f.normalis

英名
Hydrangea/Lacecap hydrangea
科名
アジサイ科
属名
アジサイ属
原産地
日本

ガクアジサイの特徴

アジサイは梅雨時の花の少ない時期に庭を彩る、古くから広く知られた落葉低木です。中でもガクアジサイは日本原産で伊豆七島や伊豆半島、房総半島、愛知や和歌山、高知などの海岸地帯に自生します。アジサイの花のように見える部分はがくが変化した装飾花とよばれるもので、実際の花は非常に小さく装飾花の下に集まってつきます。ガクアジサイは額縁のように花序の周りに装飾花があります。丈夫で育てやすく他の種類とは異なり乾燥にも比較的強く、日なたでも問題なく育てることができます。シーボルトによって海外に紹介され品種改良が進みました。

ガクアジサイの詳細情報

園芸分類 庭木、落葉

ガクアジサイの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
剪定
開花
肥料

ガクアジサイの栽培環境

用土

植え付け場所の土質は選びませんが極端に水はけが良い砂質や粘土質は適しません。地植えの場合は根鉢の3倍以上の大きめの穴を掘って腐葉土をたっぷりと混合して植え付けます。鉢植えは赤玉土と腐葉土を混合しましょう。

ガクアジサイの育て方のポイント

水やり

植え付け直後はたっぷりと水やりをし、地植えの場合はその後も乾いたらたっぷりと与えます。根づいてしまえばよほど高温乾燥期以外は必要ありません。鉢植えの場合は表土が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。

肥料

芽が動き出す前の2~3月頃にチッソ・リン酸・カリが同じ比率の化成肥料を株元に耕すように土と混ぜながら施します。アジサイ用の肥料として販売されているものを使用するのもよいでしょう。

病害虫

ハダニやアブラムシが気温が上昇すると新芽につきやすくなります。病気は炭そ病、うどんこ病にかかることがあります。いずれも殺菌剤を散布して対処しましょう。
ハダニ:ハダニは気温が高いところや乾燥している場所に発生します。暖かい時期に発生しやすく植物の葉から栄養を吸収して弱らせます。また、弱った植物はハダニの被害に遭いやすく、被害も大きくなりやすいです。数が増えて被害が大きくなってくると、葉緑素の不足によって光合成ができなくなり、生長不良になったり、植物自体が枯れていきます。
アブラムシ:アブラムシは3月から5月に多く発生する害虫です。新芽や茎、若い葉や葉の裏にくっついて吸汁して株を弱らせます。春から秋に発生するので見つけ次第、駆除しましょう。
炭疽病:炭疽病(たんそびょう)は、カビが原因となっておこる病気のこと。様々な野菜や植物の葉や果実に、黒や灰色のカビの斑点が発生し、葉には穴が開き、果実は窪みます。広がってしまうと元に戻るのは難しいので、早期発見することがカギになります。
うどんこ病:植物の葉などに粉をまぶしたように白くなるのがうどんこ病です。うどんこ病は5月~6月と9月~10月に発生しやすい病気で、はじめはぽつぽつと白く粉をふいている感じに見えますが、悪化してくると葉の全面が真っ白になっていき、植物全体に蔓延すると茎や果実にも発生し、とても厄介です。早めに対策しましょう。

ガクアジサイの詳しい育て方

選び方

花つきの鉢を購入するときは鉢と株のバランスが良く、がっしりとした茎の太いもの、花色が鮮明で花の傷んでいないものを選びましょう。病気や害虫がないかをよく見て、特に葉裏にハダニがないか確認しましょう。

植え付け

なるべく日当たりのよい場所を選びます。ガクアジサイ系はヤマアジサイ系よりも耐寒性が低いので北風があたらない場所を選びましょう。植え穴を株の直系の2倍以上大きめに掘り、たい肥と肥料を混ぜて植え付けます。

剪定・切り戻し

花後の剪定を7月上旬から中旬にすませ枝を充実させます。花後の剪定時期にすでにわずかに伸びている新芽を残すように枝を切ります。また、花がつかないような細い枝や枯れた枝は株元から切り取ります。なお10月頃には花芽ができていますのでこれ以降の剪定は花芽を落とすことになります。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

アジサイは6月上旬の梅雨時期を目安に挿し木でふやします。花のついていない新しい枝を2節分切り取ります。下は節のすぐ下でカットし、葉を取り除きます。上は節の上で切り、葉の大きさを半分ほどに小さく切って挿し穂の準備をします。発根促進剤を切り口に塗ったら鹿沼土に挿し、日陰で乾かさないように管理すると約3週間ほどで発根します。鉢にあげて冬の寒さで傷まないように注意しながら管理すると翌年には開花します。

アジサイの花の色と土壌の酸度

ときどきアジサイの花色が購入した時と変わってしまったということを耳にしますが土壌の酸度が変わったことと関係します。品種によっても異なりますがアジサイの花は土壌が酸性で青色に、中性からアルカリ性で赤色や桃色に変わる傾向があります。これは土壌中のアルミニウムが酸性のときに溶け出してアジサイに吸収され花の色素と結合して青色になるためといわれています。花色を保つために青系の品種は酸性のピートモスを施し、ピンク系の品種は苦土石灰を施してそれぞれの花色を保つようにしましょう。白色の花は土壌の酸度の影響を受けません。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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