ハナイカダ(花筏)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • ハナイカダ 雄株
  • ハナイカダ
  • ハナイカダ 雄株
  • ハナイカダ雌花
植物名
ハナイカダ(花筏)
学名

Helwingia japonica

英名
Japan helwingia
和名
花筏
別名・流通名
ヨメノナミダ、ママッコ
科名
ハナイカダ科
属名
ハナイカダ属
原産地
日本、中国

ハナイカダ(花筏)の特徴

ハナイカダ(花筏)は、日本全国の山地に自生する雌雄異株の落葉低木で、若葉は山菜としても利用されています。

ハナイカダ

雄花

 

ハナイカダ雌花

雌花

ハナイカダ(花筏)の大きな特徴といえば、花の咲く位置です。初夏に葉の中央に花が咲き、雄株と雌株では花数に違いがあります。雄株は花が3~5個、雌花は花が1個(まれに2~3個)開花します。雌株は、花後に最初は青っぽく、次第にツヤのある黒い実が結実します。ただし、実を楽しむには近くに雄株を植え付ける必要があります。

ハナイカダ(花筏)の詳細情報

園芸分類 庭木、落葉
草丈・樹高 1~3m
耐寒性 強い
耐暑性 普通
花色
開花時期 4月~6月

ハナイカダ(花筏)の種類

ハナイカダ・オーレア

葉が黄金葉の品種

ハナイカダ(花筏)の種類

トキワハナイカダ

実が赤い品種で常緑

ハナイカダ・銀葉

基本種のハナイカダより葉がうっすらと銀色を帯びた品種。ほかのシルバーリーフプランツほどは銀色ではない。

斑入りハナイカダ

葉が斑入りの品種

ハナイカダ(花筏)の花言葉

ハナイカダ(花筏)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花

ハナイカダ(花筏)の栽培環境

日当たり・置き場所

日陰で湿り気のある場所に自生している木です。半日陰~日陰を好み、北側の庭にも植栽できます。

春や秋冬は日当たりが良い場所でも問題なく育ちますが、真夏に強い日差しが長時間当たる場所は適しません。

用土

用土はさほど選びませんが、湿り気のある土を好みます。水はけを良くしつつ、保水力もある土に植え付けましょう。鉢植えは花木用の培養土で栽培可能です。

ハナイカダ(花筏)の育て方のポイント

水やり

地植えは、植え付け直後以外は降雨に任せます。湿り気のある土を好むので、極端な乾燥が続き、土が乾いている場合は水を与えます。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたらたっぷりと与えます。夏の水切れに注意しましょう。

肥料

腐葉土をすきこんで植え付けましょう。それ以降は、寒肥として冬に少量の肥料を施す程度で十分です。乾燥を嫌うため、腐葉土でマルチングをするのもよいでしょう。

病害虫

目立った病害虫の害はありません。

ハナイカダ(花筏)の詳しい育て方

選び方

樹形の美しい苗木を選びましょう。雌雄異株で両者がないと結実しにくい特徴があります。

黄金葉、斑入り葉なども流通していますが、近くに雄株を植え付けるようにしましょう。雄株、雌株をセットで販売されている場合もあります。学名のヘルウィンギアという名で流通していることもあります。

植え付け

ハナイカダ(花筏)の植え付けは、厳寒期を除く落葉中に行います。根鉢のサイズの倍の幅と深さの穴を掘り、腐葉土や堆肥を土に混ぜ込んで植え付けましょう。植え付けたらたっぷりと水やりを行います。

剪定・切り戻し

自然樹形で株立ち状にまとまるため、定期的な剪定は必要ありません。落葉中に混みあった枝や枯れ枝を基部から剪定する程度で十分です。

自然樹形が美しい木なので、枝の途中で剪定することは樹形が乱れるので控えましょう。

ハナイカダ

雄花

 

ハナイカダ雌花

雌花

春から初夏に開花し、雌株は花後に黒い実がなります。

収穫

枝ものとして生け花や茶花として利用されています。

夏越し

湿り気のある土を好みます。鉢植え栽培は水切れに注意しましょう。

冬越し

耐寒性はあるので特別な冬越しは必要ありませんが、寒風の通り道になるような場所への植え付けや鉢を置くことは避けましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

挿し木と種(取りまき)で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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