サンゴシトウ(ヒシバデイゴ)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • 科名:マメ科 開花期:6月~8月 分類:落葉高木 サンゴシトウはデイゴに似た赤い花を咲かせる落葉高木です。デイゴより花のサイズは少し小さいのが特徴です。茎や葉に棘があるのが特徴です。
植物名
サンゴシトウ(ヒシバデイゴ)
学名

Erythrina × bidwillii

英名
Bidwell's Coral Tree
別名・流通名
ヒシバデイゴ
科名
マメ科
属名
デイゴ属
原産地
オーストラリア

サンゴシトウ(ヒシバデイゴ)の特徴

サンゴシトウ(ヒシバデイゴ)は、マメ科デイゴ属の落葉高木。19世紀にオーストラリアで、木本のアメリカデイゴと草本のエルトリナ・ヘルバケアを掛け合わせて作られた交雑種です。植物学者J.C.Bidwillが作出したことから、学名に彼の名前が記されています。挿し木で増やせるので、世界中の暖地で育てられるようになりました。日本でも暖かい地域の公園や街路に植えられています。

サンゴシトウ(ヒシバデイゴ)は、樹高は通常4~6m、たまにそれ以上になることもあります。花は暗い赤紫色、花は大きく開かず、細い筒のようなフォルムをしています。葉は光沢のない濃いグリーン、先端の尖った菱型に近い卵型です。

サンゴシトウという名前は、中国名の珊瑚刺桐を日本語読みしたものとされています。別名のヒシバデイゴは、葉の形が菱型のデイゴの種類という意味です。

サンゴシトウ(ヒシバデイゴ)の詳細情報

園芸分類 庭木、落葉
草丈・樹高 4~6m
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
花色 暗赤紫
開花時期 6月~9月

サンゴシトウ(ヒシバデイゴ)の種類

デイゴ

デイゴAdobeStock

学名:Erythrina variegata

デイゴは沖縄県の県花に指定されています。耐寒性が弱く熱帯を好むので、主に沖縄や小笠原諸島で植栽されています。

アメリカデイゴ(カイコウズ)

初夏~夏に咲く花木|デイゴ

学名:Erythrina cristagalli

アメリカデイゴは、別名カイコウズとも呼ばれ、鹿児島県の県木に指定されています。

デイゴよりも耐寒性が強いので、本州の暖地では公園や街路に植えられているのを見かけます。

サンゴシトウ(ヒシバデイゴ)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け

サンゴシトウ(ヒシバデイゴ)の栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良い場所に植え付けましょう。

用土

保水性が高く、水はけの良い土壌を好みます。

サンゴシトウ(ヒシバデイゴ)の育て方のポイント

水やり

植え付けてから根付くまでは乾燥させないように注意しましょう。根付いてからは降雨に任せて問題ありません。夏の乾燥が続くような時は、様子を見て水やりしてください。

肥料

新芽が動き出す前の3月~4月に緩効性肥料を株元に施します。

病害虫

カイガラムシが付きやすい樹木です。特に日当たりや風通しといった条件の悪い場所では発生しやすいので気をつけましょう。カイガラムシは、柔らかいうちであれば歯ブラシでこそげ落とせます。固くなってしまっていたら傷んだ枝は剪定をし、薬剤を散布してください。

サンゴシトウ(ヒシバデイゴ)の詳しい育て方

選び方

株元がしっかりとしていて葉が変色していないもの、病害虫の被害にあっていないものを選びましょう。

植え付け

4月~6月が植え付け適期です。

大きくなるので、鉢植えで育てるのは難しい庭木です。成木のサイズを想定して日当たりの良い場所に植え付けましょう。

剪定・切り戻し

新しく伸びた枝先に花を咲かせます。剪定が遅いとその年の花を楽しめなくなってしまうので、樹形を整える剪定は3月までには済ませるようにしましょう。

植え替え・鉢替え

移植を嫌う庭木です。植え替えの必要のないように植え付けましょう。植え替える際は根を傷つけないように注意します。

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サンゴシトウ(ヒシバデイゴ)は、6月~9月に真赤な花を咲かせます。花びらは開ききらず、筒のようなフォルムが特徴です。

冬越し

霜が降りるような地域ではマルチングを施して防寒してください。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

挿し木で増やせます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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