オーストラリアンブルーベルとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
オーストラリアンブルーベル
学名

Sollya Heterophylla

和名
ヒメツリガネ
別名・流通名
ソリア、ソリア・ヘテロフィラ
科名
トベラ科
属名
ソリア属
原産地
オーストラリア

オーストラリアンブルーベルの特徴

オーストラリアンブルーベルは、初夏から秋まで青や白、ピンクのベル型の小さな花を無数に咲かせるオーストラリア原産の常緑つる性低木です。学名のソリアという名前で流通していることもあります。

性質はとても強く、暖地では地植えも可能です。次々とつるを伸ばし、地植えにすると2m近くまで伸びます。

オーストラリアンブルーベル1

オーストラリアンブルーベルのつるは、コイルのようにクルクルと巻き付きながら生長します。巻き付くものがないと、自らのつるに巻き付くこともあります。

オーストラリアンブルーベルの詳細情報

園芸分類 庭木、常緑
草丈・樹高 1.5~2m
耐寒性 普通
耐暑性 強い
花色 青、白、ピンク
開花時期 5月~9月

オーストラリアンブルーベルの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花

オーストラリアンブルーベルの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと風通しが良い環境を好みます。真夏以外は日当たりが良く、真夏は半日陰程度の場所が適しています。鉢植えでも栽培可能です。

用土

酸性で水はけの良い土を好みます。鉢植えの場合は自分で配合する場合は、鹿沼土とピートモスを7対3の割合程度が適しています。市販の草花用の培養土でも問題なく育ちますが、ブルーベリー用の土も適しています。

オーストラリアンブルーベルの育て方のポイント

日常の管理

若い株のうちは繊細な雰囲気がありますが、一度根付くと株元は次第に太くなり、たくさんのつるを伸ばしながら生長します。常日頃からつるの行方を確認しながら、絡まってほしくない方に伸びた場合は整理しましょう。

水やり

地植えの水やりは、根付いた後は基本的には雨にまかせて問題ありません。

鉢植えの場合は多湿にならないよう注意し、鉢の表面が乾いたらたっぷり与えましょう。

肥料

鉢植え栽培は、春と秋に緩効性肥料を株元に与えるか、開花期間中、液体肥料を与えましょう。

病害虫

枝が混みあって風通しが悪い株にカイガラムシがつくことがあります。

オーストラリアンブルーベルの詳しい育て方

選び方

株元まで葉がついた、生き生きとした緑色の葉の苗を選びましょう。

植え付け

霜の心配がなく、冬の気温が0℃を下回らないエリアなら地植えでの栽培も可能です。ポット苗は数年は鉢で育ててから地に下ろした方が根付く確率が高いでしょう。

地植えにする際の植え付け時期は初夏に行い、しっかりと根付かせた方が、冬を越せる確率が高くなります。初年度に冬越しできれば株は次第に大きくなります。隣の植物との間隔は広めに取りましょう。

仕立て方

つる性なのでフェンスやトレリス、壁面などの這わせる何かが必要です。鉢植えの場合は、オベリスクや行燈などを用意して仕立てましょう。若いうちはハンギングなどで栽培することも可能です。

剪定・切り戻し

環境に合えば脇枝を次から次へと出し、コイル状に絡みつきながら生長します。適度に切り戻しをして風通しの良い株にするとよいでしょう。時にはフェンスとフェンスの間から伸びた枝が、抜けないくらいに太くなることもあります。あまり大きくしたくない場合は、こまめにつるを整理し、樹形を整えましょう。

植え替え・鉢替え

鉢植えは1年に一度、一回り大きな鉢に植え替えましょう。

初夏から秋の長い期間、たくさんの花が開花します。花の色は青のほか、白、ピンクがあります。

夏越し

梅雨と長雨時の多湿に注意しましょう。

冬越し

霜の心配がなく、冬の気温が0℃を下回らないエリアなら戸外での越冬が可能です。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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