ハクチョウゲとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ハクチョウゲ
- 学名
Serissa japonic
- 英名
- Snowrose, Tree of a thousand stars
- 和名
- 白丁花
- 科名
- アカネ科
- 属名
- ハクチョウゲ属
- 原産地
- 中国
ハクチョウゲの特徴
ハクチョウゲは、アカネ科ハクチョウゲ属の常緑低木。樹高0.5~1mと小ぶりで、よく枝分かれし、葉の密度が高いこともあって、生垣に好まれます。葉の長さは0.5~3cm、たまご型でツヤのある濃いグリーンですが、斑入りの園芸種もあります。5月~7月に直径1cm程の小さな白い花を咲かせます。花はろうと状で一重咲き、先は5裂し、中心から出るしべが長い花と、短い花があるのが特徴です。二重咲きや八重咲き、ピンクの花が咲く品種もあります。
ハクチョウゲ(白丁花)という名前は、花の色が白く、フォルムが丁子(クローブ)に似ていることが由来とされています。原産地の中国では「六月雪」と呼ばれるそうです。
ハクチョウゲは、耐寒性は強くありませんが、強い刈り込みに耐える性質があり、防寒さえ気をつければ育てやすいため、公園や庭園、個人のお庭など、幅広く利用されています。
ハクチョウゲの詳細情報
園芸分類 | 庭木、常緑 |
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草丈・樹高 | 0.5~1m |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 白、ピンク |
開花時期 | 5月~7月 |
ハクチョウゲの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
植え替え |
ハクチョウゲの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりの良い場所を好みます。耐寒性はあまり強くありませんが、南東北以西なら庭植えで育てられます。
用土
排水性、保水性の良い土壌を好みます。
鉢植えは、市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。
ハクチョウゲの育て方のポイント
水やり
根付いてからは、降雨に任せます。極端に乾燥が続くようなときは、様子を見て水やりしてください。
鉢植えは、表土が乾いたらたっぷりと水やりしましょう。
肥料
冬に寒肥を施します。
病害虫
風通しが悪いとカイガラムシが発生することがあります。見つけ次第、歯ブラシなどでこそぎ落としましょう。
ハクチョウゲの詳しい育て方
選び方
葉の色つやが良いもの、主幹にぐらつきがないものを選びましょう。
植え付け
植え付け適期は、3月~6月、9月~10月です。真夏と真冬の植え付けは、根に負担をかけるので避けてください。
植え付け後は、根と土をなじませるうように、たっぷりと水やりしましょう。
剪定・切り戻し
花後の6月~7月に樹形を整える剪定を行いましょう。それ以外の時期は、冬の厳寒期を避けて、暴れた枝や混みあった枝を整理する程度にします。
植え替え・鉢替え
植え替え適期は、3月~6月、9月~10月です。鉢底から根が見えるようになったら、一回り大きな鉢に植え替えます。
花
ハクチョウゲは5月~7月に、直径1cm程度の小さな花を咲かせます。
冬越し
寒冷地では、軒下に移動させるかマルチングを施すなど、防寒対策を行ってください。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
挿し木や株分けで増やすことができます。