シルバープリペット(シルバープリベット)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- シルバープリペット(シルバープリベット)
- 学名
Ligustrum sinense ‘Variegatum’
- 英名
- Chinese Privet
- 和名
- 西洋水蝋木(セイヨウイボタノキ)
- 別名・流通名
- セイヨウイボタノキ、ヨウシュイボタノキ
- 科名
- モクセイ科
- 属名
- イボタノキ属
- 原産地
- 中国
シルバープリペット(シルバープリベット)の特徴
シルバープリペット(シルバープリベット)は、斑入りの葉が美しい、モクセイ科の常緑から半落葉低木です。一般的に「シルバープリペット」の名前で流通していますが、本来は「シルバープリベット」が正しい発音です。
斑入りの小さな葉と、華奢な枝を放射状に広げる樹形が人気で、庭木や植え込みに多用されています。斑の色は白というよりクリーム色に近く、グリーンの部分も色が淡いので、周囲の景色と馴染みやすい樹木です。春から初夏には白い香りの良い小花を咲かせます。
非常に生育旺盛で生長が早く、放っておくと3mくらいにまで生長します。あまり大きくしたくなければ、適宜剪定をしましょう。花後に剪定をせずに放っておくと結実し、黒く小さな実をブドウのように枝の先にたわわに実らせます。
シルバープリペット(シルバープリベット)の詳細情報
園芸分類 | 庭木 |
---|---|
草丈・樹高 | 1~3m |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 白 |
開花時期 | 5月~6月 |
シルバープリペット(シルバープリベット)の種類
シルバープリペット(シルバープリベット)以外にも美しい葉の色をしたプリペットがあります。
プリペット
斑が入っていない緑葉タイプのプリペット。
プリペット’レモンアンドライム’
明るいライムグリーンの葉が美しい。ライムグリーンの葉にレモン色の斑がランダムに入ります。
プリペット オーレア
緑色の葉に黄色の斑が入る、落ち着いた黄金色のプリペット。
シルバープリペット(シルバープリベット)の葉の斑がなくなった!
剪定をせずに育てていると、斑入り葉の中に斑の無い明るいグリーンの葉が混ざってくることがあります。これはシルバープリペット(シルバープリベット)の先祖返りです。そのままにしておいても問題はありませんが、斑入りの葉が出ている部分まで切り詰めると、また新しく斑入り葉が出てきます。
シルバープリペット(シルバープリベット)の果実
シルバープリペット(シルバープリベット)は低く刈り込んで仕立てることが多いので、あまり結実した状態をみることが少ない庭木ですが、秋になると結実します。枝の先に黒く小さな実を房状にたくさんつけます。花後も剪定を行わずにそのままにしておくと、秋にシルバープリペット(シルバープリベット)の果実を見ることが出来ます。
シルバープリペット(シルバープリベット)の育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え付け | ||||||||||||
開花 | ||||||||||||
結実 |
シルバープリペット(シルバープリベット)の栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも問題なく育ちます。日当たりの良い方が花つきはよくなります。
用土
シルバープリペット(シルバープリベット)は市販の培養土で問題なく育ちます。
シルバープリペット(シルバープリベット)の育て方のポイント
水やり
地植えのシルバープリペット(シルバープリベット)は、根付いてからは水やりの必要はありません。
鉢植えは表土が乾燥したらたっぷりと与えます。
肥料
葉が少なくなってきたと感じたら、適宜有機肥料を与えましょう。
病害虫
あまり病害虫の被害には合わない丈夫な庭木ですが、まれにハマキムシが付くことがあります。巻き込んでいる葉を見つけたら、葉ごと摘み取るようにしましょう。
シルバープリペット(シルバープリベット)の詳しい育て方
選び方
枝が徒長していない、葉の密度が高い株を選びましょう。
植え付け
シルバープリペット(シルバープリベット)の植え付けは、真夏と真冬を避けた、春か秋の暖かい日に行います。植え付け後はたっぷりと水を与えます。
シルバープリペット(シルバープリベット)は、剪定をしないと3m近くまで伸び、たくさんの枝が四方八方に広がります。自然樹形で育てる場合は、広いスペースを取りましょう。家と道路の境界の役割の生垣として植え付ける場合は、年に数回の剪定が必須作業になります。
仕立て方
シルバープリペット(シルバープリベット)を生垣として仕立てるなら、年に数回伸びた枝をカットします。切り詰めると枝葉が密になって目隠し効果が高まります。
刈り込みが自由にできるため、寄せ植えやトピアリーの素材としても使われます。
剪定・切り戻し
剪定は時期を選びません。花を楽しみたい場合は、花が終わってから秋までに剪定をしましょう。実を観賞したい場合は、花をそのままにしておくと、秋に実がつきます。
植え替え・鉢替え
シルバープリペット(シルバープリベット)の植え替えは真夏と真冬を避けた、春か秋の暖かい日に行います。
花
5月~6月に香りの良い白い花を咲かせます。
冬越し
シルバープリペット(シルバープリベット)は、冬も常緑で特に冬越しの作業はありません。ただし、寒冷地では半落葉として扱われ、冬の気温の低い地域では葉を落とすことがあります。