ルブスとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • ルブス
植物名
ルブス
学名

Rubus parviflorus 

英名
Ground-Covering Raspberry
和名
常盤苺(トキワイチゴ)
科名
バラ科
属名
キイチゴ属
原産地
台湾

ルブスの特徴

ルブスは耐寒性の匍匐性低木。キイチゴなどの仲間ですが、実よりも葉を観賞するために栽培されているカラーリーフです。葉色は、緑色や黄金葉などがあります。春にイチゴのような小さな花が咲き、ラズベリーに似た形の実がなります。葉色や花色、実の色は品種によって違います。実は食べる事はできないので観賞用です。葉は少し厚みがあり、裏側にはふさふさした毛が生えています。小さなトゲがあるので、剪定のときなど少し注意が必要です。

ルブスは暑さにも寒さにも強く、花壇植えや寄せ植え、ハンギングバスケットはもちろん、地面を這うように茎が伸びるのでグランドカバーとしても利用する事ができます。とても丈夫で繁殖力が強く、日なたでも半日蔭でも育ちます。寒くなるときれいに赤く紅葉しますが、暖地では部分的に紅葉したり、紅葉せずに緑色の葉のまま越冬します。

▼ルブスを使った寄せ植えはこちら

ルブスの詳細情報

園芸分類 庭木
草丈・樹高 15~30cm(匍匐性)
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色 白、ピンク
開花時期 5月~6月

ルブスの種類

ルブス・カリシノイデス

葉は緑色をしています。寒さが厳しくなると美しく紅葉します。冬の間は葉が少なくなることがありますが、暖地では常緑のままです。小さなかわいい白色の花を咲かせ、黄色の小さな実をつけます。

ルブス・サンシャインスプレンダー

ルブスの黄金葉品種です。ライム色の葉色がきれいで、小さなピンクの花と小さな赤い実をつけます。冬は落葉して春にまた芽吹きます。

ルブスの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け・植え替え
肥料
挿し木

ルブスの栽培環境

日当たり・置き場所

ルブスは、日当たりと水はけの良い場所を好み、半日陰くらいの場所でも育ちます。真夏の直射日光で葉が傷むことがあるので、夏は明るい半日陰になるような場所が最適です。

用土

ルブスを庭植えにする際、植える場所の土が固い時は、耕して腐葉土を混ぜ込んでから植え付けましょう。やせ地には、元肥も一緒に混ぜておきます。

鉢植えのルブスは、市販の草花用の培養土で問題なく育ちます。

ルブスの育て方のポイント

水やり

庭植えのルブスは、根づくまでは土が乾いたら水やりを行い、根づいた後は土が乾ききっていなければ特に水やりの必要はありません。雨が降らずに乾燥しそうなときは水やりしましょう。

鉢植えのルブスは、土の表面が乾いてきたらたっぷり水やりします。

肥料

ルブスはそれほど肥料を必要としませんが、やせ地や鉢植えの場合は春と秋に適宜与えましょう。

病害虫

ルブスは、特に病害虫の心配はありません。

ルブスの詳しい育て方

選び方

ルブスの苗を選ぶ際は、葉数が多く、葉がきれいな色でイキイキとしているものを選びましょう。

植え付け

ルブスの植え付け適期は春か秋です。

剪定・切り戻し

ルブスは根づいてくると、生長が盛んになります。適宜、好みのサイズに切り戻しましょう。小さなトゲがあるので、剪定作業はガーデニング用の手袋をして行います。

植え替え・鉢替え

庭植えのルブスは、特に植え替えは必要ありません。

鉢植えのルブスは、鉢が根でいっぱいになってきたら根を整理して新しい土に植え替えましょう。

ルブスは、5月~6月頃、小さな白やピンクの花を咲かせます。

収穫

ルブスは、花後に小さな実がなりますが、食用ではありません。

夏越し

ルブスは暑さに強いですが、真夏の直射日光が強すぎると、葉焼けすることがあります。鉢植えは、夏の間だけ明るい半日陰に移動させましょう。

冬越し

ルブスは寒さに強いので、特別な冬越し対策は必要ありません。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ルブスは挿し木で増やせます。挿し木の適期は春か秋です。

茎を3節くらいの長さでカットし、下の方の葉を取って水揚げし、挿し木用の清潔な土に挿します。根が出るまで明るい半日陰に置き、水やりを続けます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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