カレックスとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • カレックスの育て方
植物名
カレックス
学名

Carex

英名
Carex
和名
スゲ
科名
カヤツリグサ科
属名
スゲ属
原産地
日本、東アジアなど

カレックスの特徴

カレックスは園芸品種も含め、とてもたくさんの種類があります。日本原産の品種も多く、気付かないうちに目にしていることの多い植物です。カンスゲやヒゲスゲ、オオカサスゲなど日本の山野でもよく見かけます。細く長い葉が印象的なグラス類です。グリーンの濃さにもいろいろあり、深く濃い緑から明るいグリーン、斑入りまでと多様です。湿地を好む種類から乾燥気味が好きなものまでいろいろです。株で大きくなるので、グラウンドカバーにも適しています。

カレックスの詳細情報

園芸分類 芝・グラス
草丈・樹高 10~30㎝程度
耐寒性
耐暑性
耐陰性

カレックスの種類

カレックス・バリエガータ

斑入りの長い葉が特徴的なカレックスの仲間です。葉の両外側に白い斑が入ります。

カレックス・エバーゴールド

斑入りのカレックスです。葉の両外側にグリーンの斑が入ります。カレックス・バリエガータと斑の入り方が逆になります。

カレックス類は非常に強健で、場所や土壌を選ばずに育つものが多くあります。乾燥気味の土壌や半日陰でも育ちます。細く長い葉が垂れるように伸びる姿が特徴的で、グラウンドカバーにも向いています。印象的な斑入り種などもありますので、オーナメンタルグラスとしても活躍してくれます。

 

カレックスの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え

カレックスの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりのいい場所から半日陰まで、あまり場所を選びません。水はけのよい土壌にしましょう。

用土

水はけの良い土壌を好みます。湿った場所から乾燥を好むものまで品種によって異なります。

カレックスの育て方のポイント

水やり

乾いたらたっぷりと与えます。

肥料

特に必要ありません。

病害虫

特に病害虫の被害はありません。

カレックスの詳しい育て方

選び方

株の根元からしっかりと葉が立ち上がっているものを選びましょう。先が茶色くなっていたり、葉がスカスカしているもの、ぐったりと葉が下がっているようなものは避けた方がいいでしょう。

植え付け

真冬と真夏を避けて、春か秋の暖かい日に行います。植え付け後はたっぷりと水を与えます。

剪定・切り戻し

葉の先が茶色くなってきたり、株の元気がなくなってきたら切り戻します。春に新芽が上がってきますので、早春までに切り戻します。切り戻しは、3㎝程度残すような気持ちで、思い切って行います。

植え替え・鉢替え

鉢植えの場合は鉢の裏を見て、根が詰まっているようなら一回り大きな鉢に植え替えます。植え替えの際には根を確認し、根の先が黒くなって傷んでいるようであればカットします。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

株分けで増やします。春に新芽が上がってきた頃、株が一番元気な時期に行います。株を掘り上げて土を払って、分けたいところで根をハサミでカットします。

目立った病害虫の被害もなく、非常に強健です。時間をかけて環境に馴染んでいく適応力もあります。植え付けてみて、庭に馴染んでいくように様子を見ながら育てることもできる植物です。

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