クルマバソウ(ウッドラフ)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

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植物名
クルマバソウ(ウッドラフ)
学名

Galium odoratum

英名
Woodruff sweet、Woodruff
和名
車葉草
別名・流通名
スイートウッドラフ、ガリウム・オドラツム、アスペルラ・オドラータ、ヴァルトマイスター
科名
アカネ科
属名
ヤエムグラ属
原産地
日本、アジア、ヨーロッパ、北アフリカ

クルマバソウ(ウッドラフ)の特徴

クルマバソウ(ウッドラフ)は、5月~7月に星のような形の白い小さな花を咲かせるアカネ科の多年草のハーブで、山林の多少湿り気のあるところに自生しています。車葉草という名は、車輪のような葉の付き方をしていることに由来します。

ウッドラフにはスイートウッドラフとダイヤーズウッドラフの種類がありますが、通常ウッドラフと呼ばれているのはスイートウッドラフのことです。

這うように横に広がりながら地下茎で広がるためグランドカバーとして利用され、地植えにすると初夏の開花時は小さい花ながら美しい光景になります。車輪のような形の明るい緑色の葉は、花のない時期も周囲を明るくしてくれます。また、性質を生かしてハンギングバスケットや寄せ植えの材料にしても周囲の草花を引き立ててくれる存在になります。

様々な効能があるハーブとしてのウッドラフは、生の花や葉はサラダやお茶、飲み物の香りづけなどに利用されます。乾燥させると甘い香りがするドライハーブは、お茶やポプリ、ハーブピロー、サシェの材料として使われ、市販されています。

 

クルマバソウ(ウッドラフ)の詳細情報

園芸分類 ハーブ
草丈・樹高 20~40cm
耐寒性 強い
耐暑性 普通
花色
開花時期 5月~7月

クルマバソウ(ウッドラフ)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
開花

クルマバソウ(ウッドラフ)の栽培環境

日当たり・置き場所

風通しの良い半日陰程度の場所が適しています。春は日当たりが良く、真夏は明るめの日陰になるような落葉樹の株元のような環境が最適です。

用土

適度な湿り気を好みます。水はけが良く、かつある程度保水力もある土が適しています。

鉢植えは、草花用やハーブ用の培養土で問題なく育ちます。

クルマバソウ(ウッドラフ)の育て方のポイント

水やり

地植えは、根付いてからの水やりは必要なく降雨に任せます。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。

肥料

地植えは、肥えた土ならば無肥料で育ちます。

鉢植えは、元肥以降は開花中に固形肥料なら一度、液体肥料なら数回与えるくらいで十分です。最近の培養土は元肥入りの商品も多いため、肥料が含まれているかを確認してから元肥を入れるかを判断しましょう。

病害虫

目立った病害虫の害はありません。

クルマバソウ(ウッドラフ)の詳しい育て方

選び方

葉に傷みがないきれいな緑色で、株元まで葉がきれいについている苗を選びましょう。

日本では、山野草や草花としての鑑賞用とハーブとしての食用の2通りで流通しています。ハーブとして利用する場合は、食用可能とされている苗を購入すると安心です。流通名は、クルマバソウ、ウッドラフ、スィートウッドラフなどの名前で出回っています。

種まき

秋が種まきの時期です。ポットにまいて、良い芽を残して育苗すると移植の手間が省けて手軽です。

植え付け

地植えでも鉢植えでも栽培可能です。春と秋が植え付けに適した時期です。

地下茎で広がるのでグランドカバーにも向いています。

植え替え・鉢替え

鉢植えは、鉢底から根が出てきたら一回り大きな鉢に植え替えましょう

5月~7月に白い小さな花が無数に開花します。

夏越し

どちらかというと寒冷地向きの植物です。暖地では初年度の夏を越せるかがポイントです。

強すぎる日差しは葉焼けを起こします。植え付け場所は、真夏の日差しを考慮した場所に植え付けるようにしましょう。

冬越し

耐寒性があるため、特別な冬越しの必要はありません。冬の間、地上部分がなくなることがありますが、春になると株元から芽吹きます。鉢植えは、冬の間も水やりを忘れないようにしましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

挿し芽、株分け、種まきで増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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