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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑311-320件 / 全1368件

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タチアオイ(ホリホック)

  • タチアオイ(ホリホック)は、初夏から夏にかけて2m近く伸びる花茎に穂状の花が開花します。丈夫な性質で、空き地や線路沿い、道路わきなどで見かけることも多い多年草です。(園芸品種の中には一年草のものもあります) タチアオイ(ホリホック)の花は、下から上に咲きあがる性質で、最初の花が咲きだすのは梅雨入りの頃、頂点の花が咲くのが梅雨明けの頃と言われています。 多くの園芸品種があり、花色は赤、ピンク、黄色、白などの他、最近は黒、アプリコット、複色など種類がとても豊富です。本来は草丈の高い花ですが、最近は60~70cmほどの矮性種もあります。咲き方も一重、八重咲き種の他、花びらが多いピオニー咲き(芍薬のような咲き方)など新しい品種が次々と登場しています。

フェンネル

  • フェンネルは、草丈が1m以上になる大型の多年草で、別名をウイキョウといいます。葉、花、茎、種をハーブとして古くから世界各地で栽培・利用されてきました。 日本には平安時代に中国から伝わったといわれています。葉は糸状でアスパラガスの葉のように細かく分かれ、折ると香りが立ち、魚料理などに利用されます。茎は直立して分枝し、頂部にはせり科独特の傘を開いたような小さな黄色い花を初夏に多数咲かせます。 長さ8mmほどの長い楕円形の果実を完熟手前で収穫したものは料理だけでなく消化促進のための生薬にも使われます。フェンネルシード(種)は実際は果実で、種はさらに中に入っています。

コデマリ(小手毬)

  • コデマリ(小手毬)はバラ科の落葉低木で、株元から多くの枝を出し、高さ2mほどの株立ちになります。1cmに満たない白い小花が複数集まり、小さな手毬(てまり)のような丸い花序を形成します。別名をテマリバナともいいます。 コデマリ(小手毬)は、株元から枝を次々と出して、次第に株全体が大きくなります。栽培が容易で観賞用として古くから栽培され、庭木の根締めや公園の境栽などに広く用いられる他、切花としても人気があります。 花の重みで枝が弓なりになりながら、白い毬のような花をたわわに咲かせ、開花時はため息の出る美しさです。

ジュエルオーキッド

  • ジュエルオーキッドは、主に東南アジアの熱帯・亜熱帯の森林に生息している常緑性多年草で、洋ランの仲間です。葉を楽しむ地生ランの通称を「ジュエルオーキッド(Jewel Orchid)」と呼んでいます。この名は、宝石(Jewel)のように葉がキラキラと輝く蘭(Orchids)という意味です。 ジュエルオーキッドの葉は、まるでビロードのような質感で、光輝く糸で刺しゅうされたような美しい葉脈が特徴です。光に反射して葉がキラキラと光り輝き、美しさを増します。華やかな葉は自然の中でも存在感があり、息を呑むほど美しい姿は、別名で「宝石蘭」や「森の宝石」とも呼ばれます。環境に合うと、春から秋にかけて小さくて控えめの花が咲くこともあります。 ジュエルオーキッドは アクアテラリウムの材料として用いられることが多いため、園芸店の他、熱帯魚ショップでも販売されています。生長が遅く、子株をつけるのにも時間がかかりますが、一度は身近に置いてみたい生きた宝石です。

金のなる木(カネノナルキ)

  • 金のなる木(カネノナルキ)はベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物。その名から縁起の良い植物として、新築祝いなどのギフトにも用いられます。 南アフリカが原産で、低い木のように育ちます。強健で育てやすく、挿し葉や挿し芽で、簡単に増やすことも可能です。大株になると花を咲かせ、星形の白やピンクの小さな花が密集して咲きます。 金のなる木という名は、丸い葉がまるで硬貨のように見えることから付けられました。金のなる木やカゲツ(花月)という名で出回っていますが、和名では縁紅弁慶(フチベニベンケイ)と呼ばれます。

オタフクナンテン(お多福南天)

  • オタフクナンテンは、お正月の縁起物として知られる「ナンテン(南天)」を改良した矮性品種です。 剪定なしで放っておいても自然と丸い樹形になり、膝丈程度の生垣やグランドカバーとして利用されています。 常緑なので冬でも緑の葉を眺められる一方、寒さにあたると美しく紅葉します。通常の南天は晩秋から冬に赤い実をつけますが、オタフクナンテンはほとんど花が咲かないため、実をつけることは少なく、主に葉を鑑賞する植物です。 一般的なナンテンは和風のイメージが強いですが、オタフクナンテンは和洋どちらの庭にもマッチし利用範囲が広い植物です。矮性なので正月の寄せ植えの素材としても使われます。

万両(マンリョウ)

  • つややかな赤い実と常緑の濃い緑色の葉がお正月の縁起植物として定番のマンリョウ(万両)。千両(センリョウ)と並んで古くから庭木として愛されています。 よく似た両者ですが、万両(マンリョウ)の方が実が大きいため、額の多い万両と名づけられました。 マンリョウ(万両)は日本の暖地に自生しています。寒さにそれほど強くないので、関東地方以西であれば庭植えで育てられます。 樹高1mほどとコンパクトにまとまり、剪定はほとんど必要なく、葉が落ちて間延びした枝を切り詰める程度です。やや日陰でも生長し、とても育てやすい植物です。

センリョウ(千両)

  • センリョウ(千両)は、山林の湿った半日陰地に自生し、晩秋に赤い実をつけるセンリョウ科の常緑低木です。極端な乾燥には注意が必要ですが、丈夫で育てやすい樹木です。 初夏に新梢の先端に穂状に小さく黄緑色の花が咲いたあと、直径5~6mmのツヤツヤした実をつけ、晩秋に赤く熟します。別名「草珊瑚(クササンゴ)」と呼ばれるほど鮮やかな色合いの実は、花が少なくなる冬に、庭木として明るい彩りを添えてくれます。 古くからナンテン(南天)やマンリョウ(万両)とともに縁起の良い木として親しまれ、お正月用の生け花の花材にも使われてきました。全国の花の卸売市場では、12月の半ばごろ、年に一度「千両市」というセリが行われ、そこで仕入れたセンリョウ(千両)が12月後半から店先に並びます。 センリョウ(千両)は、もともと仙蓼(センリョウ)と呼ばれていましたが、江戸時代に千両へと変わりました。その理由は、同じ赤い実をつける縁起の良いマンリョウ(万両)に似ているものの、マンリョウ(万両)より実つきが少ないためセンリョウ(千両)と呼ばれるようになったと言われています。

南天(ナンテン)

  • 南天(ナンテン)は、赤い実がお正月の花材として欠かせないメギ科の常緑低木で、古典園芸植物の一つです。日本では関東以西で自生し、栽培も容易です。初夏に白い花が開花しますが、一般的には赤い実の季節の冬が鑑賞期で、もっとも目立つ時期です。 南天(ナンテン)は、冬でも濃い緑が茂る様子や赤い実をつける特徴から縁起物として好まれ、古くから魔除け、厄除け、無病息災を願い、多くの家庭で栽培されてきました。 和名の「南天」は、難を転じる「難転」や「成天」の意味合いで、不浄をはらうために玄関やお手洗い、鬼門と呼ばれる方角に方位よけとして植えられるようになりました。 南天(ナンテン)は観賞するだけでなく、実を焼酎、氷砂糖とともに漬け込んだ南天酒は咳止めや喉の痛みなどの民間薬として利用されてきたほか、「南天のど飴」として販売されています。 お赤飯や煮物、魚など、料理の上に乗せられる南天(ナンテン)の葉は、縁起物としてだけではなく、防腐や殺菌を目的として使われています。

サネカズラ(ビナンカズラ)

  • サネカズラ(ビナンカズラ)は、本州(関東以西)、四国、九州、中国、台湾などに分布している常緑低木。葉はタマゴ形で光沢があります。つる性のため、フェンスや柵などに誘引して仕立てます。 7月~8月頃にクリーム色の花が咲き、その後に雌株には光沢のある赤い実がつきます。まれに雌雄同株がありますが、基本的には雌雄異株なので実つきをよくするためには雌株と雄株を一緒に植えてフェンスなどに絡ませて育てるのがよいでしょう。赤い実が美しく、庭木や生け垣、盆栽などによく用いられます。 サネカズラ(ビナンカズラ)は古くから日本人に親しまれてきた歴史があり、古事記や万葉集、百人一首などにも登場しています。小寝(さね)=「一緒に寝ること」の掛詞とされたり、つるが分かれて伸びた先でまた絡み合う姿から「逢う」の枕詞として用いられるなど、人目を忍ぶ恋の歌にも使われていたそうです。 その昔、男性がサネカズラ(ビナンカズラ)の茎葉から出る粘液を整髪料として使っていたことから、美男葛(ビナンカズラ)という名が付いたと言われています。赤い実は漢方薬として、チョウセンゴミシの代用品とされることもあります。

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