クロユリ(黒百合)
- クロユリ(黒百合)は、春から初夏にかけて黒い花を咲かせるユリ科の多年草(球根植物)です。花姿がユリに似ていることと、花が黒いことから黒百合という名前がついていますが、属が違うためユリとは異なる植物です。 北海道や寒冷地などの冷涼な気候では、初年度は球根として植え付けますが、植え付け後数年間は宿根草のように植えっぱなしで管理できます。 一般的にクロユリ(黒百合)として球根や球根植え付け苗が流通しているのは、黒に近い花色の北海道に分布している蝦夷黒百合(エゾクロユリ)ですが、他にも本州に分布するクロユリ(黒百合)の変種の深山黒百合(ミヤマクロユリ:F. camtschatcensis var. alpina)があります。両者では開花時期や草丈、花色、遺伝子の形態などに違いがあります。 こちらでは蝦夷黒百合(エゾクロユリ)の育て方をメインに紹介します。