君子蘭(クンシラン)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
君子蘭(クンシラン)
学名

Clivia miniata

英名
Kaffir lily
和名
君子蘭
科名
ヒガンバナ科
属名
クリビア属
原産地
南アフリカ

君子蘭(クンシラン)の特徴

君子蘭(クンシラン)は名前に蘭(ラン)がつきますがラン科ではなくヒガンバナ科の植物です。君子蘭(クンシラン)と呼ばれているウケザキクンシランは、花茎40~50センチで15~20ほどの花をつけます。雄大な草姿で気品があり、花色はオレンジをしたものが主流です。葉は8~10枚ほど根生し、濃緑色のもののほかに斑入り種などがあり、肉厚で光沢があります。また、ふくよかなダルマと呼ばれる品種もあり、いずれも葉は豊かな肉厚の葉をしています。開花時期以外も一年中楽しめます。自生地では湿った半日陰の場所に自生しているので、強い日光にあたると葉やけします。強い直射日光があたらない場所で、過湿や霜にあたらないように栽培します。

君子蘭(クンシラン)の詳細情報

園芸分類 ラン
草丈・樹高 ~70cm程度
耐寒性 弱い
耐暑性 普通
耐陰性 強い
花色 赤、オレンジ、黄、白など
開花時期 3月~5月頃

君子蘭(クンシラン)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
植え替え
肥料
開花

君子蘭(クンシラン)の栽培環境

日当たり・置き場所

君子蘭(クンシラン)は明るい日陰を好みます。強い日差しに当たると葉焼けを起こす為、5~10月は直射日光が当たらない場所に置き、寒さにはあまり強くないので、冬は室内で管理しましょう。花芽がつき始める2~3月は、室内の窓辺などで日光を良く当てると花色が良くなります。

温度

君子蘭(クンシラン)は真夏の暑さには弱い為、真夏は日陰で管理しましょう。
真冬の寒さにも弱いため、冬は室内で管理しましょう。

用土

君子蘭(クンシラン)の土は、保水性と通気性が良く水はけのよい土を使用します。君子蘭(クンシラン)用の市販の培養土を使用するのも簡単に植える事が出来ます。

君子蘭(クンシラン)の育て方のポイント

日常の管理

君子蘭(クンシラン)は花が終わったら、花がらを摘みましょう。

水やり

君子蘭(クンシラン)の水やりは、春から秋の間は水切れしないように注意し、表土が乾いたら鉢の底から流れ出るほどたっぷりとやります。葉の隙間に水がたまると葉が腐ることがあるので株の上からではなく土にだけかかるようにします。水を与えすぎると根腐れを起こします。

肥料

君子蘭(クンシラン)は生育期間が長いので肥料切れにならないように注意しましょう。真夏以外は月に1回、緩効性の化成肥料を株もとに施します。もしくは薄めた液体肥料を月に2回ほど施します。

病害虫

君子蘭(クンシラン)は白絹病や軟腐病に注意が必要です。どちらも過湿が原因で発生します。株の上から水をかけず用土に直接かけるようにしましょう。害虫はナメクジの被害がありますので気を付けましょう。

君子蘭(クンシラン)の詳しい育て方

選び方

君子蘭(クンシラン)は花茎がしっかりと伸びて花つきが良く、発色が良いもの、葉の色が濃く整然として乱れていないもの、病害虫がないものを選びましょう。

種まき

君子蘭(クンシラン)の種まきは、実が出来た翌年の春、3~4月頃に熟した実を収穫し中のタネを取り出してよく洗います。平鉢などに赤玉土7:腐葉土3で混合した土を入れ、種が隠れる程度の深さに植えます。1年ほどして葉が2~3枚になったら鉢に植え替えます。開花までは4~5年ほどかかります。

植え付け

君子蘭(クンシラン)の植え付けは、4月~12月頃までは風通しが良い明るい日陰に、冬場はできれば5度以上に保てる室内で管理し、鉢で育成する方が良いでしょう。

植え替え・鉢替え

君子蘭(クンシラン)は、4~5月頃、植え替えを行います。植え替えは2~3年に1度程、一回り大きな鉢に植替えます。古く枯れてしまった根をハサミなどでカットし、新しい根を傷つけない様に気をつけながら、古い土を取り除きます。

君子蘭(クンシラン)の花は3~5月頃、開花します。

夏越し

君子蘭(クンシラン)は真夏は直射日光に弱いため、夏は風通しの良い明るい日陰で管理します。

冬越し

君子蘭(クンシラン)は寒さに弱いため、冬は室内の明るい場所で管理しましょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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