サイシン(菜心)の育て方・栽培|植物図鑑

植物名
サイシン(菜心)
学名

Brassica rapa var. utilis

科名
アブラナ科
属名
アブラナ属
原産地
ヨーロッパ

サイシン(菜心)の特徴

サイシン(菜心)は、ヨーロッパ原産で唐の時代に中国で普及し、現在では中国野菜のひとつです。

暑さに強く、生育旺盛で育てやすいのと、収穫までの期間が短いため、家庭菜園でも手軽に栽培できます。真夏でもとう立ちするため、初夏から晩秋まで長く収穫することが可能です。甘みがあり、アスパラに似た食感と風味で、間引き菜、葉、つぼみのついた菜花のどれもおいしくいただけます。茹でたり、炒めたり、漬けたりと利用範囲が広い葉もの野菜です。

サイシン(菜心)の詳細情報

園芸分類 野菜
草丈・樹高 20~30cm
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
花色 黄色
開花時期 5月~11月

サイシン(菜心)の利用法

煮物、スープやみそ汁などの汁物、炒めものなど、さまざまな料理に利用できます。また、軽くゆがいてサラダにしても美味しくいただけます。

アブラナ科の野菜のコンパニオンプランツ

アブラナ科の野菜は、モンシロチョウの幼虫である「アオムシ」をはじめ、害虫の被害にあいやすいですが、近くにコンパニオンプランツを植えると被害を抑える効果が期待できます。無農薬栽培をする方は、組み合わせを意識して取り入れてみましょう。

セリ科(ニンジン、ミツバ、セロリ、パセリ、イタリアンパセリなど)

それぞれに発生する害虫が相手の野菜を嫌う相性

キク科(レタス、シュンギクなど)

それぞれに発生する害虫が相手の野菜を嫌う相性

サイシン(菜心)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき(寒冷地)
種まき(平暖地)
収穫(地域による)

サイシン(菜心)の栽培環境

日当たり・置き場所

サイシン(菜心)は、日当たりを好みます。風通しの良い場所で育てましょう。プランターでの栽培も可能です。

用土

プランター栽培のサイシン(菜心)は、野菜用の培養土で育てましょう。

畑栽培のサイシン(菜心)は、植え付け前に土を耕す準備が必要です。畑の土が酸性に傾いている場合は、まず植え付けの2週間前位には石灰を入れ、耕しましょう。その1週間後に完熟堆肥と元肥を入れ土になじませます。土の酸度は、市販の酸度測定液などを使うと安価で簡単に調べることができます。

窒素分を含む肥料は、石灰と合わさることで窒素分がアンモニアガスとなって消失してしまうため、同時に使用してはいけません。なお、この場合の石灰とは「消石灰」や「苦土石灰」をさします。

牡蠣殻などの「有機石灰」ではそのような化学反応は起きないので、どうしても日数がない場合は「有機石灰」「完熟堆肥」「有機肥料」を使うと同時に混ぜ込むことが可能で、すぐに種まきや植え付けができます。

サイシン(菜心)の育て方のポイント

水やり

生育初期のころは葉と根にしっかりと水を与えましょう。その後の水やりは、乾いたらたっぷり与えます。

畑栽培の場合は、降雨に任せて問題ない場合もあります。苗の状態や土の乾き具合を見ながら、状況に応じた水やりをしましょう。

肥料

本葉5~6枚くらいになったら、条間に施します。与える量は、それぞれの肥料の容量を確認して与えすぎに注意しましょう。

病害虫

害虫はアブラムシ、アブラナ科の葉を食害するコナガ、アオムシが発生します。無農薬栽培をする場合は、寒冷紗を使ったトンネル栽培で防虫することができます。

病気は、アブラナ科の野菜に発生しやすい白さび病に注意しましょう。白さび病に感染した葉の裏をめくってみると、白く少し隆起したものが付着しています。白さび病は、雨が続き湿度が高い状態の時に発生しやすくなります。被害にあった葉は取り除き、風通しの良い環境で育てましょう。

サイシン(菜心)の詳しい育て方

種まき

サイシン(菜心)は真夏でもとう立ちし、長期間収穫することができます。いっぺんにまかず、2週間程度間隔で種まきをすると、春から秋の間、長期間収穫を楽しむことができます。

60cm程度の畝を作り、3~4条にすじまきします。すじまきの場合は、深さ1cmほどのすじを作り、1cm間隔で種をまいていきます。

畑の状況に応じて点まきでも栽培可能です。ポット苗に数粒ずつまいて育苗してから植え付けることもできます。点まきの場合は、1か所に3~4粒程まきます。

種をまき終わったら薄く土をかぶせ、たっぷりと水やりをし、発芽まで土を乾かさないように管理します。時期や環境にもよりますが、数日で発芽します。

間引き

生育の段階に応じて間引きましょう。

発芽したら、子葉の形の悪いものは間引き、間引いたあとは土寄せをします。

本葉2~3枚の頃、生育の悪い芽を間引くか、根元でカットし、株と株が触れ合うことのない状態にします。間引いたあとは必ず土寄せをしましょう。

間引いた芽は間引き菜として料理に使うことができます。

サイシン花

サイシン(菜心)は暑さに強く、真夏でもとう立ちします。つぼみが1~2輪咲いたころが甘くて柔らかいので食べごろです。

収穫

種まきから60日くらいで収穫を迎えます。株ごと収穫するか、頂点から15cm前後をカットのどちらでも構いません。主枝をカットすると、次々と側枝が伸びます。

春~秋は株ごと、それ以降はとう立ちしたものから収穫するなど、季節や場所、育てている株数に応じて変えるという方法もあります。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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