レモンは長期保存できる？期間は？冷凍・冷蔵のコツとレシピや活用法
山田智美
このライターの記事一覧
レモンの保存方法を紹介します。レモンを余らせてしまうことはありませんか？せっかくですから上手に保存して使い切りたいもの。冷凍や冷蔵などの保存方法と保存期間、さらに保存食レシピまで紹介。レモンを余すことなく活用しましょう。
目次
レモン基本情報
- 学名：Citrus limon
- 科名：ミカン科
- 分類：常緑低木
- 収穫期：11月～3月
レモンの特徴
レモンはミカン科の常緑低木。レモンの果実はミカンやオレンジと同じ柑橘系の果物です。
レモンは独特の爽やかな香りと酸味が魅力。酸味が強いので、他の果物のようにそのままで食べるのには不向きですが、料理や飲み物の風味づけに欠かせない存在です。
丸ごとレモンの保存方法3種！保存期間とコツ
レモンを丸ごと保存する方法を3種紹介します。
丸ごとレモンの常温保存
レモンの常温保存とは室内に置いておくだけの方法です。
常温保存期間の目安
常温保存できれいなレモンが楽しめるのは季節にもよります。冬の収穫したてのレモンで1週間～10日、輸入レモンで10日程度です。夏はもっと短いと考えてください。
それ以上経過すると果皮にしわが寄ってハリが失われていき、最終的には茶色く腐り始めたりカビが生えたりします。
常温保存のコツ
レモンは涼しい場所の方が長持ちします。風通しの良い涼しい場所でカゴなどに入れて保存します。極端に温度が上がる電子レンジや冷蔵庫の上などは避けるようにしましょう。
丸ごとレモンの冷蔵保存
レモンを冷蔵庫で保存する方法です。冷蔵庫で保存することで瑞々しく香りの良いレモンを長く楽しめるようになります。
冷蔵保存期間の目安
レモンの冷蔵保存期間は、収穫したてのレモンで3週間から1か月、購入してきた輸入レモンで3週間ほどです。
冷蔵保存のコツ
水分が蒸発していくのを防ぐため、ラップでくるんだり、保存用ポリ袋に入れて保存します。野菜室で保存すればより乾燥を防ぎ湿度を保てるので、みずみずしいレモンを長く保存できます。
丸ごとレモンの冷凍保存
丸ごとレモンを冷凍して保存する方法です。自然解凍して使用します。カットしたものを再冷凍することはおすすめできないので、丸ごと1個を使い切るようにしましょう。
冷凍保存期間の目安
丸ごとレモンの保存期間は1か月程度です。それ以上保存すると風味が落ちていきます。
冷凍保存のコツ
レモンをラップでしっかりと包み、さらにフリーザーバッグに入れて冷凍します。冷凍焼けを防ぐためにもこのひと手間を省かないでください。
常温で30分程置いておくと包丁やナイフでカットできる柔らかさになります。
輪切りレモンの保存方法3種！保存期間とコツ
輪切りレモンの常温保存
輪切りにしたレモンは常温保存できません。輪切りにしたレモンは早めに食べ切りましょう。
輪切りレモンの冷蔵保存
輪切りにしたレモンを冷蔵庫で保存する方法です。
冷蔵保存期間の目安
輪切りにしたレモンは冷蔵庫で4～5日保存できます。時間が経つほど風味が失われていくので、できるだけ早く使い切るようにしましょう。
冷蔵保存のコツ
レモンの切断面をラップでしっかりと包み、空気に触れないようにします。さらにタッパーなどに入れて野菜室で保存します。
輪切りレモンの冷凍保存
レモンを輪切りにしてから冷凍する方法です。この方法は少量しか使用しないときに役立ちます。
冷凍保存期間の目安
輪切りレモンの冷凍保存期間は1か月程度。それ以上経過すると風味が失われていきます。
冷凍保存のコツ
輪切りにしたレモンを1枚ずつラップで包み、フリーザーバッグに入れて冷凍します。必要な分だけ解凍して使用できるので便利です。
こんなにある！レモン保存食レシピ5種
レモンをただ保存するだけでなく、素敵な一品に変身させてから保存する方法を5種類紹介します。
レモンを乾燥させるドライレモン
ドライレモンはお茶に浮かべたり、グラノーラに混ぜたりして食べられます。
作り方
- レモンをごく薄切りにし、ザルなどに入れて天日干しにする
- 2日程干してカリカリになったら完成
- 密閉できる容器に入れて冷蔵庫で保存する
保存期間
ドライレモンは3～4日で食べきるようにしましょう。
レモンをはちみつに漬けるだけ！はちみつレモン
レモンのはちみつ漬けはそのままはもちろん、ヨーグルトに入れたり、ソーダで割ったりして楽しめます。
作り方
- 密閉容器を煮沸消毒しておく
- レモンを輪切り、また食べやすいサイズにカットする
- 保存瓶にカットしたレモンと、レモンの重さと同量のはちみつを入れる
- 冷蔵庫で一晩寝かせたら出来上がり
保存期間
レモンのはちみつ漬けは大体1週間程度で食べきるようにしましょう。
レモンと氷砂糖でレモンシロップ
レモンと砂糖で作るレモンシロップの作り方。出来上がったシロップは常温だと発酵が進むため、冷蔵保存してください。
作り方
- 密閉容器を煮沸消毒しておく
- レモンを輪切り、また食べやすいサイズにカットする
- 保存瓶にカットしたレモンと、レモンの重さと同量の氷砂糖を交互に重ねるように入れる
- 1日1回瓶を揺する
- 冷暗所に置いて氷砂糖が溶けたら出来上がり（夏：3日程度、冬：1週間程度）
保存期間
出来上がったレモンシロップは冷蔵庫で保存し、半年程度を目安に飲み切る
レモンの塩漬け。塩レモン
モロッコ料理によく登場するレモンの塩漬け。魚介料理のソースにしたり、煮込み料理の香りづけにしたり、あると便利な調味料です。
作り方
- 密閉容器を煮沸消毒しておく
- レモン5～6個をよく洗い、縦に完全に切り離さないくらいまで深く十字に切れ目を入れる
- 塩200g程をレモンの切れ目に押し込み、保存瓶に詰める（レモンにまんべんなく塩がふれているようにする）
- レモンの果汁が上がってくるまで数日冷暗所で保存する
- 1日1回ビンを揺する
- 1週間ほどしたら冷蔵庫で保存する
*レモンの切り方は輪切りでも可。その場合は、塩、レモン、塩、レモン……と交互に瓶に詰めて、最後に塩になるようにしてください。
保存期間
冷蔵庫で半年程度保存可能です。取り出す際は雑菌が入らないよう、必ず清潔な箸やトングを使用してください。
レモンピールと塩でレモンソルト
レモンの爽やかな香りのするフレーバーソルトです。
作り方
- レモン1個分の果皮をおろし金ですりおろす
- すり下ろしたレモンの果皮と塩大さじ2をフライパンで炒って水分を飛ばす
- 冷めたら保存容器に入れて完成
保存期間
冷蔵庫で1週間程度保存可能。ドレッシングに混ぜたり、料理の仕上げに使用できます。
レモン活用方法2種。インテリアやお掃除に
レモンをガーランドにしてインテリアに
余ったレモンを乾燥させてガーランドにする方法。ちょっとおしゃれなインテリアになります。さらに、他にも茶渋を落とすなどの使い方も紹介しています。
▼レモンのガーランドの作り方はこちら
レモンを料理に活用！
塩レモンの作り方からオリーブオイル漬けやレモンバターまで。レモンを余すことなく活用できるレシピを紹介しています。
▼レモンの活用法はこちら
▼編集部のおすすめ
関連ワード
今月のおすすめコンテンツ
「レモンは長期保存できる？期間は？冷凍・冷蔵のコツとレシピや活用法」の記事をみんなにも教えてあげよう♪
シェアする
ツイートする
LINEで送る
