【初夏から秋まで花期が長い紫色の花】ふわふわ涼し気なアゲラタム

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戸松敦子

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アゲラタム

寄せ植えを素敵に仕上げる名脇役プランツ、今回ご紹介するのは「アゲラタム」。初夏から秋に咲くキク科の非耐寒多年草(一年草)です。

アゲラタムは5月~10月頃、アザミに似ているふんわりとした可憐な花(花径1~1.5cmほど)を咲かせます。花色は紫色の他に、青、ピンク、白色のタイプもあります。

アゲラタムの名は、ギリシャ語で否定を意味する「a」と「古くなる」という意味の「geras」が合わさって、「古くならない」「色褪せない」という意味が込められています。アゲラタムの花期が長く、色褪せないことに由来しています。アゲラタムは花期が長く、色褪せしにくいことから「信頼」「安楽」という花言葉もついているんですよ。

また、アゲラタムは和名で霍香薊(カッコウアザミ)とも呼ばれるのですが、葉っぱの形が薬草のカッコウ(シソ科の多年草)に似ていて、アザミのような花が咲くことから付けられたそうです。

 

アゲラタムは熱帯アメリカ原産で、本来は多年草ですが、寒さに弱く日本では冬越できないため一年草として扱われています。 初夏から秋まで花期が長く、丈夫で花つきも良くこんもりと茂るのでとても使いやすく、寄せ植えやハンギングバスケット、花壇植えによく用いられます。

アゲラタムには背の低いタイプと高いタイプがあり、高性種は切り花に使われることも多いです。寄せ植えでは、高性種は大きくて深さがある鉢を使うときに背景としても重宝し、小さな寄せ植えには背の低い矮性種が使いやすいです。

個人的には、紫色のアゲラタムと白色の花(ペチュニアやサフィニア、ニチニチソウ、ペンタス、バーベナ、ユーフォルビア・ダイアモンドフロストなど)、カラーリーフで爽やかにまとめるのが好きでよく作るのですが、紫色のアゲラタムに赤やピンクの花を合わせると全く違う華やかな寄せ植えになります。爽やかにも、ビビットな雰囲気にも使えるアゲラタムは、様々な花と合わせやすい小花です。寄せ植えに使う1苗として使ってみてくださいね。

 

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グリーンアドバイザー、ハンギングバスケットマスター、野菜ソムリエ、家庭菜園検定2級。園芸業界で植物全般を幅広く学び経験してきました。LOVEGREEN編集部では主に寄せ植えやリース作り、ボタニカルピープルなどの取材を担当。人が植物と心地良く暮らし、その幸せの連鎖が世界中に広がっていくことを願います。趣味はママさんサッカー。都大会優勝を目指して日々練習しています。

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