【種類や咲き方が豊富な夏の花】ダリア

ダリア

トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「ダリア」

ダリアは咲き方、色、花のサイズ、背丈などのヴァリエーションが豊富で、品種がたくさんある夏に咲く球根の花。園芸でも切り花としても人気の夏の花です。球根から育てるのが主流ですが、最近は種から育てるタイプも登場しています。

ダリアの魅力と言えば、種類がとても豊富なこと。色、形、咲き方、大きさ、丈……選ぶ楽しみのある花です。日本は素敵な交配をしてくれる生産者さんもいるので、毎年のように新品種も作出されます。何と何を交配したらこんな色合いになるんだろう？新しい品種を見るたびに感動してしまいます。

ダリア・祝花

切り花でも見かけるダリア・祝花。いったい何枚の花びらがあるんでしょう。おめでたい名前なのでギフトにもよいですね。

八重咲きもよいですが、一重も素朴で魅力があります。

オーキッド咲きのダリア。（オーキッド=蘭）一重で花びらの内側がくるんと丸まっているのが特徴です。ダリアは他の花をイメージさせるような咲き方も色々とあります。（カクタス咲き=サボテン、アネモネ咲きなど）

大輪のダリアも素敵ですが、小さいサイズはゴルフボールサイズもあります。

ダリアのもう一つの魅力と言えば、開花期間が長いこと。一番花は初夏から咲き始めます。夏の花ですが、東京のような夜まで気温が下がらないような暑さには弱いため、真夏は花が休み、秋になると再び返り咲きます。一番花の初夏は大輪で華やかなダリア、気温が下がってくる秋は深い色合いで花数の多いダリアと、季節によって違った趣の花を楽しめるのが魅力です。

たくさんの種類の中から好きな品種を見つけるのも楽しいダリア。ただいま、あちこちの植物園で一番花が見られる季節です。

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フラワーコーディネーター、フォトグラファー、ライター。 2022年6月、日東書院本社より「植物のきもち ~がんばりすぎないガーデニング」出版。 ギフトや装花などのフラワーコーディネート、自身でコーディネートした作品の撮影、雑誌や会員情報誌への提案など幅広く活動中。現在は植物に関する記事の執筆にも携わる。庭仕事はライフワーク。映画「余命1ヶ月の花嫁」ブーケ製作。