冬に咲く!アイスチューリップとは?
金子三保子
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アイスチューリップをご存知でしょうか?春に開花するチューリップに対して12月~1月頃に見頃を迎えるアイスチューリップをご紹介します。
目次
アイスチューリップとは?
アイスチューリップとは特別な品種ではなく、普通のチューリップの球根を冷蔵施設で管理し、一定期間その中で低温で管理した後、自然の環境下に戻すという処理をされたチューリップのことです。
とても寒い冬のような環境から自然の環境に戻されたチューリップが「春が来た」と勘違いすることによって、通常の開花時期の春より早い冬のうちに開花をするというわけです。
アイスチューリップの特徴
仮想の春を体験させて冬に花を咲かせるアイスチューリップ。球根自体は春に咲くチューリップと違いがあるわけではありません。
ただし、アイスチューリップの特徴として、気温が低い時期に咲くので冷蔵庫の中のような気温で咲いているため、開花したひとつひとつの花が長持ちするという特徴があります。(咲き始めて1ヶ月くらいが一般的)
これは切り花にも言えることで、太陽や気温に敏感に反応するチューリップは、気温が暖かくなってからだと花持ちが悪くなりますが、冬の間の切り花のチューリップは暖房がきいていない部屋なら数週間楽しめます。そんなことから春に咲く球根花の切り花(チューリップ、アネモネ、ラナンキュラス……)の流通は年末~3月くらいがピークとなっています。
アイスチューリップが見られる場所
アイスチューリップは、関東近県では千葉のふなばしアンデルセン公園や茨城のひたち海浜公園、東京の上野公園などに植栽され、例年12月~1月頃が見ごろです。ただし、開花調節しているとは言え、その年の冬の気温によって12月が見ごろの年と1月が見ごろの年があります。
*チューリップの球根は毎年植え付けるものです。事前に施設の開花情報を確認してから行くことをおすすめします。
この他にも全国各地、アイスチューリップを植栽しているガーデンや公園が年々増えています。各施設のホームーページには、植栽されている花の開花情報が載っていることが多いので確認してみてください。
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