冬ガーデニングに新ブーム|スペシャル品種を気軽に楽しむ進化系シクラメン!PWのハクサンから登場

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LOVEGREEN編集部

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晩秋から冬にかけてガーデニングで楽しめる花といえば?「パンジー・ビオラ、プリムラにハボタン、それから……うーん」。あまり多くは思い浮かばないですよね。そんな秋冬シーズンに、誰もが知っている花でありながら、さまざまな理由から手に入りづらかった「才色兼備なシクラメン」がブレイク寸前です。

目次

冬の贈り花として親しまれてきたシクラメン

冬に鮮やかな花を咲かせるシクラメンは、手入れが楽で開花期間も長いことから、昔から冬の贈り花として親しまれてきました。クリスマス頃から年末にかけて、園芸売り場に鉢花仕立てのシクラメンが並びはじめると「いよいよ年末だなあ」と感じますね。

また最近では、鉢花ギフトだけではなく、庭に植えて楽しむ「ガーデンシクラメン」も人気です。

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スペシャルなシクラメンは高嶺の花になる背景も

そんなシクラメンには、エンドユーザーにはあまり知られていない難しいマーケット課題があります。ここからは少し、花業界の裏側の話。

日本は世界トップクラスのシクラメン大国

一般にはあまり知られていませんが、実は日本は世界でもトップクラスの、多種多様な品種を生み出すシクラメン大国といわれています。

個人で新しい品種を交配・作出する優れた育種家が多く、日本人の繊細な感性から生み出される多彩なシクラメンたちは、その美しさや丈夫な性質など、一般的なシクラメンのイメージをもつ人にとっては驚くような魅力にあふれています。

なぜ多彩なシクラメンを目にする機会が少ないの?

聖杯のような個性的な花形のシクラメン「ゴブレッド シャインワインレッド」

しかし、そうした見た目も性質もスペシャルなシクラメンを私たちが目にする機会はあまり多くありません。

背景には、スペシャル品種のシクラメンは生産面のハードルが高く、限られた店舗でしか販売されていなかったり、1鉢が5千円~1万円前後と高価になりがちで、あまり見かけない「高嶺の花」になってしまう構造があります。

スペシャルな栄養系と普及型の実生系の2極化に

結果、シクラメンをとりまく現状は以下のパターンに2極化しています。

①感動的な品種だけど価格が高く、販売数も少ない栄養系
②手軽な価格だけど目新しさがないオーソドックスな実生系

栄養系とは?

これまでにないような特徴ある花色や花形、優れた性質をもつ親株を、挿し木や株分け、組織培養(クローン)などで増やして生産する品種。見た目も性質も定番のシクラメンとは一線を画す品種が多い反面、流通量が少なく高価なシクラメンになりがち。

<メリット>
これまでにない花色や花形、優れた性質を備えており、親株と全く同じ花を生産することができる。観賞性が高く、優れた性質をもつ品種が多い。

<デメリット>
生産に技術や時間・コストがかかるため、エンドユーザーへの販売価格が高値になる。生産者が限られていて流通量が少なく入手しづらい。

 

実生系とは?

タネから生産できる品種。多くの生産者が種苗会社からタネを購入して安定して生産することができます。一方で、種苗会社が安定したタネを供給できる(=F1種子化)までにはおよそ
10年もの年月がかかり、育種開発コストも膨大にかかるため、栄養系のようなスペシャル品種をタネで供給できるようにするのは非常に難しいとされています。

<メリット>
タネ代が安価なので生産コストを抑えて販売価格をお手頃に設定できる。育てやすくたくさんの生産者がつくれるため、広く流通していて入手しやすい。

<デメリット>
オーソドックスな品種が中心となり目新しさに欠ける。タネから育てるため花色や花形にばらつきがでる。

 

普段私たちが目にするのは、生産数が圧倒的に多い実生系のシクラメンが中心。その結果、「シクラメンってどれも同じに見える」「贈り花としてマンネリ化してきた」「苗感覚で楽しめる品種が少ない」など、ネガティブな印象を持たれることも少なくありません。

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特別なシクラメンをワンコインで楽しめるフェーズが到来

そうしたシクラメンを取り巻く状況が、この数年で変わってきています。

栄養系のような優れた見た目と性質を備えていながら、多くの生産者がタネで生産できる進化系シクラメンが次々と誕生しはじめ、日本でもそうしたシクラメンに魅了される園芸ファンが増えてきています。

寄せ植え花材としても人気を集めているシクラメン「ジックス」(tomo626_t さんの投稿より)

SNSなどでも人気のシクラメン「ジックス」も、そうした新感覚シクラメンのひとつ。

 

上から見ると赤い花弁と、白い萼(がく)とのコントラストが印象的(tomo626_t さんの投稿より)

ワンコインで気軽に買うことができ、花苗として寄せ植えになどにも使いやすく、さらに見た目も性質もこれまでのシクラメンのイメージを覆す魅力的なシクラメンたち。従来のギフト用途としてではなく、ガーデニングで楽しめる進化系シクラメンの世界がまさにブレイク寸前なのです。

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え!?これもシクラメン?新感覚の品種たち

こうした進化系クラメンを広める旗手となっているのが、PWを日本で広めてきた(株)ハクサンです。

育種家が情熱を持って生み出したシクラメンを、海外の種苗会社とも連携しながら長い年月をかけてタネで生産者に供給できるようにして、多くの生産者がつくれる(=多くの販売店で手頃な価格で販売できる)仕組みを作り出しています。

「イリュージア」から始まるシクラメンの新時代

感度の高い園芸ファンからはすでに話題となっている進化系シクラメンですが、その人気に拍車をかけると注目されているのが、2024年秋に発売開始のシクラメン「イリュージア ピンクラテ」です。これまでは栄養系でしか見られなかったような見た目と性質のシクラメンでありながら、長い年月をかけてタネで生産者に供給することが可能となり、全世界で一斉にリリースされます。

 

一般的なシクラメンと異なり上向きに咲く花は、ぷっくりとしたつぼみも愛らしく、咲き始めのチューリップのような咲き姿から、上向きに輝き放ちながら咲く姿まで、多彩な表情を見せてくれます。 1輪の花持ちがとても良く、次から次へと花が咲く姿はブーケのよう。寄せ植え・室内の鉢植えなどいろいろな楽しみ方ができます。屋外で管理する場合は、軒下で雨や霜を避けると株が傷みにくく、連続開花しやすくなります。

 

淡いピンクの花弁の上に乗るひげがチャームポイント。なんともいえない可憐な姿です。
※栽培時の環境により色・模様が異なる場合があります。

日本では2024年の秋から店頭に並ぶイリュージア ピンクラテですが、なんと!この記事をご覧の方に抽選で、今年の秋に先行プレゼントします。発売前のイリュージアピンクラテをひと足早く楽しめるチャンス。詳しくは記事末をご覧くださいね♪

長く楽しむための置き場所おすすめ度
室内の明るい場所  ★★★
ベランダなどの軒下 ★★★
1輪の花持ちの良さ   ★★★

今年の秋に手に入る注目シクラメンたち

イリュージョンの発売まで待てない!という方もご安心を。今年の秋に入手できるシクラメンもたくさんあります。その一部をご紹介します。

シクラメン「ジックス」

花弁と白く整った萼(がく)とのコントラストが印象的なシクラメン。連続して長く咲き、次々と花があがってくるので、美しい姿を長く観賞できます。花色はレッドと、より深い赤色のワインレッドの2色をラインアップ。
※栽培時の環境により色・模様が異なる場合があります。

長く楽しむための置き場所おすすめ度
室内の明るい場所  ★★★
ベランダなどの軒下 ★★★
1輪の花持ちの良さ   ★★★


シクラメン「クレヨン」

シクラメンでは珍しい、クレヨンアートのようなかすりの入った花弁模様と、淡く美しいグラデーションが楽しめます。ひとつの株で花の模様や色調など、さまざまな表情を見せてくれますよ。花上がりも良く、美しい草姿にたくさんの花が咲きます。

 

花色はバイオレット、ネオンピンク、サーモン、ワインレッドの4色をラインアップ。
※栽培時の環境により色・模様が異なる場合があります。

長く楽しむための置き場所おすすめ度
室内の明るい場所  ★★★
ベランダなどの軒下 ★★★
1輪の花持ちの良さ   ★★☆

フレグラントシクラメン「オドラ」(香りシクラメン)

今年の秋に販売開始する「オドラ」は、香りが楽しめるフレグランスシクラメン。ほんのりとした香りは、室内で楽しむことでよりはっきりと感じられ、オドラの魅力が引き立ちます。
※栽培時の環境により色・模様が異なる場合があります。

長く楽しむための置き場所おすすめ度
室内の明るい場所  ★★★
ベランダなどの軒下 ★★☆
1輪の花持ちの良さ   ★★☆

シクラメン「アロハ」シャインレッド

ウィンターガーデンに灯る、貝殻のような花姿が楽しめるのが「アロハ」。貝殻のように波打つ花弁と、白&赤のバイカラーがチャームポイントです。強建でシクラメンがかかりやすい灰色カビ病にも強く、次々と長い間花を咲かせる、見た目も性質も優れたシクラメンです♪
※栽培時の環境により色・模様が異なる場合があります。

長く楽しむための置き場所おすすめ度
室内の明るい場所  ★★★
ベランダなどの軒下 ★★★
1輪の花持ちの良さ   ★★☆

シクラメン「プティムーラン」※八重咲き品種

愛らしい八重咲きの花と細めの花茎で柔らかな印象を与えてくれる「プティムーラン」。原種シクラメンのような自然なシルエットと、次から次へ花が咲くブーケのような華やかさの両方を備えており、花壇・寄せ植え・室内の鉢花と場所を選ばずナチュラルで柔らかな雰囲気を楽しめます。
※栽培時の環境により色・模様が異なる場合があります。

長く楽しむための置き場所おすすめ度
室内の明るい場所  ★★★
ベランダなどの軒下 ★★★
1輪の花持ちの良さ   ★★★


今回ご紹介したシクラメンは、ハクサンの花苗を扱う全国の園芸店/ホームセンターなどで購入いただけます。花苗感覚でワンコイン購入できる、カジュアルだけどスペシャルなシクラメンの世界をぜひチェックしてみてくださいね!

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超限定!発売前の「イリュージア ピンクラテ」プレゼント!

シクラメン「イリュージア ピンクラテ」の世界初公開を記念して、「イリュージア ピンクラテ」、「シクラメン オドラ」、「シクラメン プティムーラン」の3ポットセットを抽選で10名様にプレゼントいたします。今秋は数量限定のため、なかなか入手できない品種です。この機会をぜひお見逃しなく!

・応募期間:~11月26日(日)まで

・賞品のお届けは11月下旬頃を予定しています。

・当選発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます

発売1年前の超絶入手困難な新シクラメン「イリュージア ピンクラテ」を、誰よりも早く手にするチャンス。ご希望の方は、下記のフォームからご応募ください。

プレゼント応募フォームはこちら>>

※当選された方には、(株)ハクサン様より直接商品を発送させていただきます。

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