秋のバラ開花報告|どうなった?みんなが育てた春のバラ新苗

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LOVEGREEN編集部

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一株あるだけで家周りをの景色をワンランク上げてくれる花の女王・バラ。でも「育てるのが難しそう」「自分には無理」と、バラを育てるのにハードルの高さを感じる人は少なくありません。そこで今回、LOVEGREENユーザーの皆さんに春のバラ新苗を実際に育ててもらいました。「秋の開花に感動した!」「剪定のタイミングに迷った」など、リアルな感想とともに、皆さんのバラ栽培の様子をご紹介します。

目次

バラ初心者でも大丈夫!春のバラ新苗の魅力

今回モニターしてもらった京成バラ園芸の春の新苗2品種(hanahane_ri さんの投稿より)

一般的に、バラの初心者の方には秋の大苗の方が育てやすいといわれています。ある程度しっかりと育った苗なので、すぐに弱ったり枯れたりしない丈夫さをもっているからです。

ですが、今回LOVEGREENユーザーの皆さんに育ててもらったのは春の新苗!

実は春の新苗には「育てる場所の風土に慣らすことができる」「苗の価格が安い」などたくさんのメリットがあり、ポイントさえ押さえればバラ初心者の方でも美しく開花させることができるのです。

▼バラを春の新苗から育てる魅力はこちら

 

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春のバラ新苗|秋まで育てたみんなの栽培報告!

今回LOVEGREENユーザーの皆さんに育ててもらったのは、鉢でも育てやすく、繰り返し咲き、病気に強い品種がそろう京成バラ園芸の「フルーリーテラスコレクション」の2品種。「ラリッサ バルコニア」と「G.D.ルイーズ」です。

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それでは、モニターの皆さんの栽培の様子を一部ダイジェストでご紹介します。

観葉植物のスペシャリストpichan_desu さん初めてのバラ!

マンションでたくさんの観葉植物やベランダガーデニングを楽しむpichan_desu さんが、初めてバラ栽培にチャレンジしてくれました。

インスタグラムの投稿で、4月に苗が届いた時の植え付けから、5月~9月のつぼみ取りや夏剪定、病害虫対策、そして10月の開花までをとっても分かりやすくまとめてくれているので、ぜひチェックしてみてくださいね!きっとバラを育ててみたくなりますよ♪

pichan_desu さんのバラ投稿まとめをcheck

 

10月中旬には2品種とも次々と花が咲き、春~秋のバラ栽培に大成功!毎日バラをながめる「バラ休暇が欲しい!」ほど(笑)、バラの魅力にハマったそうです^^

バラ栽培は2度目のkisetsunoiroさん

バラの栽培は2度目というkisetsunoiroさん。前回は失敗してしまったそうですが、今回のモニターでは元気に育ってくれています♪

「正直バラの新苗は少しデリケートなイメージがあり、最初は上手く育てられるかとても不安だったのですが、そんなイメージが吹き飛ぶくらいすくすくと生長してくれて感動しています」とのこと。

 

苗が届いてから1月半経過。つぼみはすべてカットして株を大きくすることに専念した結果、茎もしっかりと太くなり、葉もたくさん茂ってきました。

 

10月中旬に開花したラリッサ バルコニアの様子。次のつぼみもあがってきているので、ここからどんどん咲いていきますね♪

バラ新苗に初チャレンジのpanmon_myhomeさん

バラを育てたことはあるけれど、春の新苗は初めてというpanmon_myhomeさん。4月下旬に苗が届くと、すぐに苗ポットより一回り大きい鉢にバラ専用の土・肥料で植え替えてくれました。

 

6/10の様子。「咲かせてはいけない新苗ですが、どんな花なのか見たくてつい咲かせてしまいました」とのこと。株もしっかり生長してきているので一輪ぐらいなら大丈夫!

 

10月の開花の様子。2品種ともきれいに開花してくれました^^

初めて春のバラ新苗を育てたayurnm さん

ayurnm さんも春のバラ新苗に初チャレンジ。4月下旬にバラの新苗が届いたら、すぐにテラコッタの鉢に植え替えてくれました。

 

6月に咲いた初めての花。「切った方が良かったかもですが、つい咲かせてしまった」そう。分かります!その気持ち!

 

9月中旬の様子。しっかりと葉が茂って5月の新苗の時からすっかり大人のバラに生長しました。

残念ながらこのあと虫にやられたり雨が続いたりしたそうですが、「バラを育てる楽しさを知りました!来年たくさん咲くのを楽しみにまたがんばります!」とうれしい報告をいただきました。

北海道でチャレンジしてくれたyuzuppikoさん

 

北海道のご自宅で地植えにチャレンジしてくれたyuzuppikoさん。「ラリッサ バルコニア」は残念ながら5月~9月にかけてあまり大きく生長しませんでした。北海道での地植えのため、根付くのに少し苦労しているのかもしれませんね。

一方で「G.D.ルイーズ」の方は、6月と9月を比べるとしっかりと株が充実して立派に生長しました。7月~8月に咲いた花は、咲いてからすぐに切って栄養を取られすぎないようにしたそうです。

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バラ新苗を春から秋まで育てて良かった点

今回のモニター栽培では、20名の方に京成バラ園芸のフルーリーテラスコレクション「ラリッサ バルコニア」「G.D.ルイーズ」の2品種を育てていただきました。

初めてバラを育てる人も多くみえましたが、モニターアンケートでは喜びの声がたくさん寄せられました。

・初めてのバラでもこんなに咲いてくれて感動しています!
・バラ初心者の私でも秋の開花を楽しめました。バラは難しいというイメージが覆りました。
・酷暑の中でも元気に育って驚きました。春~秋の数月でこんなに立派になるとは!
・春夏と花を見たいのを我慢してつぼみを取り、秋に満開になった時には感無量でした。
・「ラリッサ バルコニア」と「G.D.ルイーズ」どちらもとにかく病害虫に強くてびっくり。コレは無農薬でもいけるんじゃない?と思ってしまいました。

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バラ新苗を育てて困った点を京成バラ園芸さんに聞きました

一方で、育てる過程でいろいろな「分からない」こともあったそう。そこで多かった質問について京成バラ園芸さんに教えていただきました。

Q.春の新苗のつぼみをいつまで摘めばいいのか迷いました。

京成バラ園芸さんからの回答

一般的には「夏ぐらいまでは我慢してつぼみを取り続けて、秋ぐらいから咲かせましょう」と言ってしまいますが、本当は、株の充実具合によると思います。株がよく育っていれば8月末まで摘みます。ただし8月~9月頃になっても生育が悪く、枝数が1~2本程度と株のボリュームがない場合は、冬になるまではつぼみを取り続けて株を生長させて、翌年の春から花を咲かせてあげます。逆に8月~9月ぐらいで枝が3~4本以上など株のボリュームが出てくれば、10月頃から咲かせてあげても全く問題ありません。

Q.肥料のタイミングが新苗と大苗では異なるのか分からず、元肥しか与えませんでした。

京成バラ園芸さんからの回答

基本的には新苗も大苗も肥料のタイミングは一緒です。

【地植えの場合】新苗でも大苗でも元肥のみで大丈夫です。冬になったら寒肥をしてあげれば、その後の追肥は特に必要ありません。その後の肥料も、地植えは年1回の寒肥のみで十分です。

【鉢植えの場合】土の容量が決まっている鉢植えでは、追肥をしてあげることが重要になります。よく『1月に1回ぐらいの頻度で土の上に置き肥をしてあげてください』と言っています。これでもOKなのですが、剪定後に新たな芽が出てきたタイミングで置き肥をしてあげるのがベストです。新たな芽が出てきたタイミングが養分を一番必要としますので、ぜひこのタイミングで与えてあげましょう。

※花の咲いている時期に養分が必要だと思いがちですが、花が咲いている時期は肥料は要りません。花後の剪定をして新たな芽が出てきたタイミングで置き肥をしてあげてください。

Q.9月下旬に夏剪定をしたのですが、切る位置がいまいちよくわかりませんでした。

京成バラ園芸さんからの回答

夏剪定は、秋にしっかりとした花を楽しみたい四季咲きのバラに必要な作業になります。

関東基準にはなりますが、9月10日ぐらいまでに夏剪定を行うと、10月中下旬~11月上旬には美しい花を咲かせてくれます。

切る位置は、株全体の2/3を残して、上部1/3をカットする感じでいいでしょう。しばらくすると残した枝の葉の付け根から芽が吹いてきます。鉢植えの場合は、このタイミングで肥料を忘れずに。

Q.下葉が黄色くなったり、葉焼けした際、理由や対策が分かりませんでした。

京成バラ園芸さんからの回答

葉が黄色くなる原因にはさまざまな要因があるため、一概にこれが原因とわからないことがよくあります。しかし新苗を育て始めて初めて夏越しをする場合は、大きく分けて次の3つの原因に分けられるかと思います。

1.【水切れ】

夏は暑く土も乾きやすいため、最低でも1日2回以上は水やりをしましょう。水が一度でも切れてしまうと葉が黄変して落葉してしまうことがあります。

2.【黒星病】

発生時期は5月~11月。最初は葉に黒い斑点が出てきます。しばらくすると葉が黄変してきて他の葉にもどんどん症状が広がっていき落葉します。黒星病は雨が降ると雨水で病原菌が葉から侵入するため、雨後の晴れた日に、黒星病に効く殺菌剤を散布してあげるときれいな葉を保つことができます。

3.【夏の高温障害】

この場合は、葉が黄色くなったり、葉焼けを起こしたり、葉の色が薄くなり、葉脈が見えるようになったりとさまざまな症状が現れます。

最近の日本の夏はとにかく暑く過酷な環境です。バラもこのような気候では、どうしても高温障害が出てしまいます。地植えの場合は防ぐのが難しいですが、新苗を植えた鉢バラであれば以下のような点に注意しましょう。

①半日陰など高温を避けられる場所に移してあげる、移動できない場合は遮光をしてあげるなどで対策する。

②コンクリートなど熱くなってしまうところに鉢を直に置かないで、台などの上に置くようにする。

③暑い時期に上記の症状が出たからといって肥料を与えてしまう人がいますが、バラの葉が黄変していたり、落葉している時は肥料を与えてはいけません。弱っている病人にステーキを食べさせるのと同じで、さらに体調を崩してしまいます。バラの場合は、水やりを土の表面が乾いたらたっぷりとしてあげるだけで大丈夫です。涼しくなってくるとしっかりと復活してくれます。

Q.樹形を上手く整えられませんでした。

京成バラ園芸さんからの回答

新苗を植え付けて初めての夏は、暑さで生長が鈍り樹形がうまく整わないことがあります。枝数や葉数が増えてくるまでつぼみは取り続けてあげてください。つぼみに養分を取られなければ、秋になって涼しくなると生長が進み株姿が整ってくるはずです。秋までに株が充実しなければ、もう少し花を咲かせるのは我慢して、冬までつぼみを取り続けてください。次の春から立派な花を楽しみましょう。

 

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バラを育てると毎日が変わる!まずはチャレンジしてみよう

たくさんの方が初めてバラにチャレンジしてくれた今回のモニター栽培。実際に育て、バラのもつ圧倒的な美しさや存在感を目の当たりにして、「毎日眺めています!」「バラ休暇が欲しい!」など、その魅力にどっぷりとハマった人も少なくありません。

初めてバラを育てる時には、病気や虫に強く、丈夫で育てやすい品種を選ぶと安心です。今回モニターで育てた京成バラ園芸の「フルーリーテラスコレクション」も、バラ初心者の方でも育てやすい品種をそろえたシリーズ。気になった方はぜひチェックしてみてくださいね!

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