前田有紀の一“花”言vol.14「スターチス」~初夏も活躍する花
LOVEGREEN編集部
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スターチスは、花持ちがいいので初夏に花を飾りたいという方におすすめの花です。生けるイメージやスターチスを主役にしたスワッグつくりの魅力をご紹介。
初夏に涼し気に飾りたい「スターチス」をレコメンド!
脇役になりがちの小花「スターチス」。スターチスの中でも小さい花のブルーファンタジーという品種が多く出回っています。
スターチスの魅力について前田さんに教えてもらいました。
-花の仕事に就いてからファンになった花-
今までは、そんなに注目していなかったスターチス。花の仕事をしてから使っていくうちに好きになりました。
アレンジで何か物足りない時にスターチスを入れることでパッと華やかになったりイメージがガラッと変わります。一見、ひっそりと咲いているイメージのお花ですが、主役を立てつつ存在感を出してくれるので重宝してしまいます。
-初夏におすすめ!生花で花持ちがいい-
スターチスは、とても花持ちがよいので花のお手入れに時間をかけられないけど、花を飾りたいという方にもおすすめです。夏に向けて花持ちが短くなってしまうこともあるので、フラワーベースにお水を入れないで飾っておくとそのままドライフラワーになるので、長く楽しむことができます。
-ドライにしても色がそのまま残る魅力-
スターチスの魅力は、なんといっても“色”です!花の色味がくすんでしまうのもドライフラワーの魅力であり醍醐味ですが、スターチスはピンクや淡い紫などの色味がそのまま残ります。
初夏にぴったり!涼し気に生けてみよう!
スターチス一種類のみで生けても十分華やかさがでますが、すこし蒸し暑くなってくる初夏は涼し気に生けてみませんか?
草花が風になびいているようなイメージで生けました。
今回、初夏のイメージに合わせて生けた草花です。
左から、エリンジューム・なずな・スターチス。
スターチスはどんな草花でも合わせやすいので、初夏の花のある生活におすすめです。
スターチスを主役にしたスワッグづくり
スターチスは、花の色や小花の大きさが様々!色味や様々な種類を組み合わせて、色鮮やかなスワッグを作ってみませんか?
色や花の大きさはお好みで配置してみてましょう! どんな色合いのスワッグが飾る場所に合うのかイメージして作るのがおすすめです!
グッとまとめて完成です。
一つの作品としてできあがると、思わずにやにやしてしまいます。
同じ花材を使ったからと言って同じものに仕上がらないのが花の醍醐味。ちょっと花が外を向いていたり、茎が少し曲がっていたりしてそれぞれのフォルムがまとまったときの花の表情もお楽しみください。
引き続き、隔週金曜日に前田さんの連載の「前田有紀の一花言」を配信しますので、お楽しみに!
フラワースタイリスト
前田有紀
2013年イギリスに留学し、帰国後フラワースタイリストとして活躍。イベント装飾やブーケやアレンジメントの制作を手がけ、雑誌やSNSなどでメディアを通して花と緑のある暮らしを提案している。2017年の春以降は積極的にワークショップも行い、花や緑に関わる人々と直接ふれあうことでリアルな声も積極的に取り入れている。また、2017年10月にオープンした「世界の花屋」では、デザイン監修を務め、世界の花々の生産や流通など、花の歴史などの魅力を伝えている。
Facebook/前田有紀『一日一花』
instagram/@yukimaeda0117
世界の花屋/公式サイト
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