前田有紀の一“花”言vol.15「スモークツリー」~この季節ならではのふわふわの花
LOVEGREEN編集部
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この5月~梅雨に入るぐらいまでにみられるふわふわとした花「スモークツリー」。
名前の通り、煙のようなフォルムを楽しめるスモークツリーの魅力をご紹介します。
ふわふわと可愛らしい「スモークツリー」をレコメンド
前田さんも大好きなスモークツリーとの思い出や魅力を教えてもらいました。
-この時期ならではの旬の切り花-
スモークツリーは、この5月~梅雨の時期ぐらいが旬であり、市場にも通年は出回っていないんです。
スモークツリーは地植えや鉢植えでも育ちますが、スペースの確保なども必要になるので、サイズで場所を選ばない切り花で旬のスモークツリーを愛でてほしいですね。 花屋などで見かけたら、ぜひ手に取ってみてください!
-ボリュームもありつつ主張しすぎない存在感-
スモークツリーのふわふわっとしたイメージを表現したくて、今回がさっと持ってきました! 花は大きいので場所をとってしまうかもしれないですが、一本でもシンプルにさらっと主張しすぎず部屋になじみやすいです。
-花屋のファンが多い-
スモークツリーの認知度はまだまだ低いように感じますが、このアンティーク調の色合いや変わったフォルムなどから花屋の仲間などを見ていると一年の中でスモークツリーを楽しみにしている花屋さんが多い気がしています。 市場に行くと、そんな光景をよく目にするので、この季節がやってきたなと微笑ましく思ってしまいますね!
-ブーケやアレンジメントにもおすすめ-
この時期のブーケやアレンジメントを贈る機会があるときには、スモークツリーを入れるのもおすすめです。スモークツリーのフォルムをしている花はそんなに出回っていないので、贈られた方が翌年にスモークツリーを見てこの特別な日を思い出すきっかけになったら素敵ですよね!旬の花ならではの魅力でもあります。
-ドライフラワーとしても◎-
スモークツリーはそのまま生けてそのままドライフラワーとしても長く楽しめます。水を入れて生けても長持ちしますが、フラワーベースなどに水を入れないで飾るとそのままドライフラワーにもなるので、インテリアとしても長くスモークツリーのある生活を楽しむことができます。
スモークツリーを長持ちするように生けてみよう!
今回は、ガザッと大胆に生けたかったので持ってきたまま生けました。もちろん、小さくして一輪挿しのようにしても趣のある雰囲気になるので、一輪からでも気軽に飾ってみてくださいね。
《生けるときに気を付けたいこと》
・水はフラワーベースの1/2~2/3ぐらいを目安に入れましょう。
枝ものはよく水を吸い上げるので、水は多めがいいです。
・水に浸かりそうな葉は必ず取りましょう。
葉が水に浸かってしまうと、水がすぐ汚くなってしまいます。
水をより吸い上げやすくするポイント
写真のように、枝を半分に切って中の綿を取って生けると水を吸い上げやすくなってより長持ちします。
スモークツリーの花が下がってきたと感じたり、生ける前に時間があったらちょっとひと手間加えてみてください!
ふわふわが固くなってきたら?
スモークツリーのふわふわが固くなってきたら、まとめてスワッグにして飾るのもおすすめ。
壁にかけたり棚に置いたりして楽しめるのもスモークツリーの魅力です!
旬の切り花「スモークツリー」をプラスして、初夏の花をお楽しみください。
引き続き、隔週金曜日に前田さんの連載の「前田有紀の一花言」を配信します!
フラワースタイリスト
前田有紀
2013年イギリスに留学し、帰国後フラワースタイリストとして活躍。イベント装飾やブーケやアレンジメントの制作を手がけ、雑誌やSNSなどでメディアを通して花と緑のある暮らしを提案している。2017年の春以降は積極的にワークショップも行い、花や緑に関わる人々と直接ふれあうことでリアルな声も積極的に取り入れている。また、2017年10月にオープンした「世界の花屋」では、デザイン監修を務め、世界の花々の生産や流通など、花の歴史などの魅力を伝えている。
Facebook/前田有紀『一日一花』
instagram/@yukimaeda0117
世界の花屋/公式サイト
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