前田有紀の一“花”言vol.72「カーネーション」〜母の日に贈りたい花

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フラワーアーティストの前田有紀さんが、一家言ならぬ一“花”言と称して、その時期に気になる旬のお花や魅力、そして前田さんならではのアレンジ術などをお届けするこちらの企画。vol.72は「カーネーション」をご紹介!日本では母の日を象徴する花として誰もが名前を知っている花の一つです。

目次

カーネーション

 5月の母の日が近くなり、カーネーションを目にする機会が増えてきました。ナデシコ科の花で、とても日持ちが良く、色のバリエーションも豊富。日本では母の日を象徴する花として誰もが名前を知っている花の一つです。  国産のカーネーションの出荷は、10月頃から6月頃までが中心となっています。最近では輸入のカーネーションも日本に流通しているため、たくさんの種類が出回っています。

5月の母の日が近くなり、カーネーションを目にする機会が増えてきました。ナデシコ科の花で、とても日持ちが良く、色のバリエーションも豊富。日本では母の日を象徴する花として誰もが名前を知っている花の一つです。

国産のカーネーションの出荷は、10月頃から6月頃までが中心となっています。最近では輸入のカーネーションも日本に流通しているため、たくさんの種類が出回っています。

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カーネーションを生けるときのアドバイス

基本的には、毎日水を換えて、茎を切り戻してやりましょう。その際に茎と花瓶についたぬめりも綺麗に取ると、より清潔に保つことができます。我が家では、もっぱらカーネーションは他の草花と合わせて、それぞれの個性を生かして伸びやかに飾っています。

基本的には、毎日水を換えて、茎を切り戻してやりましょう。その際に茎と花瓶についたぬめりも綺麗に取ると、より清潔に保つことができます。我が家では、もっぱらカーネーションは他の草花と合わせて、それぞれの個性を生かして伸びやかに飾っています。

 

とても日持ちがするため、同じタイミングで購入した花たちは枯れていき、カーネーションだけが残るということもよくあります。そんな時は思い切り短くして1輪挿しで楽しむといいでしょう。

とても日持ちがするため、同じタイミングで購入した花たちは枯れていき、カーネーションだけが残るということもよくあります。そんな時は思い切り短くして1輪挿しで楽しむといいでしょう。

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カーネーションの合わせ方

私の合わせ方の定番は、「形状の違うお花を合わせる」ということ。花びらが広がっているガーベラ、芍薬や、スプレー咲きのキク、穂状になっているデルフィニウムなど、形の違う花と合わせることで、よりカーネーションのシンプルな形が際立つような気がしています。

私の合わせ方の定番は、「形状の違うお花を合わせる」ということ。花びらが広がっているガーベラ、芍薬や、スプレー咲きのキク、穂状になっているデルフィニウムなど、形の違う花と合わせることで、よりカーネーションのシンプルな形が際立つような気がしています。

 

 一緒に飾る花に迷ったら、形の違う花を意識して選んでみてくださいね!

一緒に飾る花に迷ったら、形の違う花を意識して選んでみてくださいね!

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カーネションの歴史

 ここのところ、clubhouseを通じて、花の生産者さんとお話しする機会を持つようにしているのですが、ちょうど先日、香川県のカーネーションの栽培が盛んな綾川花卉園の岡田さんにお話しを聞くことができました。

ここのところ、clubhouseを通じて、花の生産者さんとお話しする機会を持つようにしているのですが、ちょうど先日、香川県のカーネーションの栽培が盛んな綾川花卉園の岡田さんにお話しを聞くことができました。

 

「綾川花卉園」さんは、1989年に設立されて、現在は3軒の農家さんが1ヘクタールの敷地で60品種を栽培されていてます。年間で160万本と本当に多くの花を、関東、関西、四国へと届けていらっしゃいます。今は母の日の花の出荷前で、とても忙しいとおっしゃっていました。  岡田さんにお話しを伺いながら、歴史を振り返っていくと江戸時代に「ナデシコ」という形で、オランダから日本に伝わったとされています。そして、カーネーション栽培がスタートしたのが、1909年とのこと。もう100年以上の歴史があるお花だったんですね。なんと、東京の田園調布に「玉川温室村」というカーネーションの栽培農園があり、戦前から多摩川のすぐそばでカーネーションの生産が始まっていたそうです。100年以上も前から日本人に愛されてきたお花だと思うとより一層大切に飾りたいと思えますね。贈り物としても、自分へのご褒美としても楽しんでもらえたら嬉しいです。

「綾川花卉園」さんは、1989年に設立されて、現在は3軒の農家さんが1ヘクタールの敷地で60品種を栽培されていてます。年間で160万本と本当に多くの花を、関東、関西、四国へと届けていらっしゃいます。今は母の日の花の出荷前で、とても忙しいとおっしゃっていました。

岡田さんにお話しを伺いながら、歴史を振り返っていくと江戸時代に「ナデシコ」という形で、オランダから日本に伝わったとされています。そして、カーネーション栽培がスタートしたのが、1909年とのこと。もう100年以上の歴史があるお花だったんですね。なんと、東京の田園調布に「玉川温室村」というカーネーションの栽培農園があり、戦前から多摩川のすぐそばでカーネーションの生産が始まっていたそうです。100年以上も前から日本人に愛されてきたお花だと思うとより一層大切に飾りたいと思えますね。贈り物としても、自分へのご褒美としても楽しんでもらえたら嬉しいです。

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PROFILE
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前田有紀さんのプロフィール写真

フラワーアーティスト 前田有紀さん

10年間テレビ局に勤務した後、2013年イギリスに留学。コッツウォルズ・グロセスター州の古城で見習いガーデナーとして働いた後、都内のフラワーショップで3年の修業を積む。「人の暮らしの中で、花と緑をもっと身近にしたい」という思いからイベントやウェディングの装花や作品制作など、様々な空間での花のあり方を提案する。2018年秋に自身のフラワーブランドguiを立ち上げる。

Facebook/前田有紀『一日一花』
instagram/前田有紀 『一日一花』
Instagram/“guiflower”

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