前田有紀の一“花”言vol.78「ダリア」〜秋ならではの色合いを楽しむ

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フラワーアーティストの前田有紀さんが、一家言ならぬ一“花”言と称して、その時期に気になる旬のお花や魅力、そして前田さんならではのアレンジ術などをお届けするこちらの企画。vol.78は「ダリア」をご紹介!秋ならではの色合いを楽しみましょう。

目次

ダリアについて

少しづつ秋が深まっていますね。寒くなり、急にセーターを引っ張り出したり、マフラーを用意したり、冬支度をはじめた人も多いのではないでしょうか。今回は、秋のおすすめのお花、ダリアについて綴ります!

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ダリアの取り扱い

ダリアの取り扱い

ダリアの管理のポイントは以前のコラムでも触れたことがありますがおさらいを簡単に。ダリアの花びらは蒸散しやすいため、少しでもお花をみずみずしく留めておくために余分な葉は落としてあげると比較的長持ちします。

茎は空洞なのでスパッと横にカットしましょう。花の吸い上げを良くするために、水は毎日新鮮なものに換えて、茎も2〜3㎝切り戻してあげるとよいですよ。

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秋色ダリアをご紹介

私が仕事でよく使う、秋色ダリアをご紹介します。

ダリア「恋金魚」

秋色ダリアをご紹介

赤と白の2色の花びらが特徴のバイカラーのダリア。赤と白のバランスは季節によっても少しずつ違うので、毎回「今回の色合い、たまらなく可愛い!」とワクワクした気持ちで、手に取ることができます。

 

秋色ダリアをご紹介

小ぶりでしっかりしているので、他のお花とも合わせやすいお花です。大ぶりな赤いドラセナと合わせて、秋色コーディネートを楽しめます。

ダリア「パープルサファイア」

秋色ダリアをご紹介

発色のいいパープルカラーは、秋の本番の色合いです。ボール咲きなので丸い形も綺麗で、鉢植えでも育てやすいそうですが、茎が硬くてしっかりしているので、切り花としてもはじめて飾る人にも扱いやすいお花だと思います。淡い色を合わせても、ぐっと秋色に引き締めてくれます。

 

秋色ダリアをご紹介

同じく季節のお花、旬のダイヤモンドリリー、ワレモコウと。リズミカルに形の違うお花たちを長さを変えて飾りましょう。

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残りわずかな”秋”を味わおう

少し前になりますが、10月の頭に山梨県を訪れた際に、農園でつくったお花を販売しているフローリストFlowers for Renaさんを訪れました。

秋色ダリアをご紹介

去年訪れた際には農園も見せてもらったのですが、太陽に向かって伸びるダリアは繊細な印象を覆す力強さがあり、蕾も可愛い。ますますダリアに魅了されました。

 

秋色ダリアをご紹介

そんなダリアは、霜がおりたら葉が痛んでしまい販売終了となるのですが、つい最近レナさんのサイトでは、「霜が降りたので今年の生花は販売終了です。」とアナウンスがありました。

 

秋色ダリアをご紹介

街のお花屋さんをみていると、まだまだ色々なお花が出回っているようですが、少しずつ季節は移ろい、いろんなところで冬の始まりを実感します。みなさんは十分に秋を楽しみましたか?最後の秋を楽しみつくして冬に向かいましょう。秋の思い出にダリアを飾ってくださいね!

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PROFILE
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前田有紀さんのプロフィール写真

フラワーアーティスト 前田有紀さん

10年間テレビ局に勤務した後、2013年イギリスに留学。コッツウォルズ・グロセスター州の古城で見習いガーデナーとして働いた後、都内のフラワーショップで3年の修業を積む。「人の暮らしの中で、花と緑をもっと身近にしたい」という思いからイベントやウェディングの装花や作品制作など、様々な空間での花のあり方を提案する。2018年秋に自身のフラワーブランドguiを立ち上げる。

Facebook/前田有紀『一日一花』
instagram/前田有紀 『一日一花』
Instagram/“guiflower”

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