多肉の人気種!「オベサ」「ホリダ」「バリダ」の魅力
LOVEGREEN編集部
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トゲがあるから、サボテン?いいえ、多肉植物なんです。
今回紹介するのはユーフォルビア属の多肉植物です。その中でも特に人気のあるオベサ・ホリダ・バリダを育てるポイントと共にご紹介します。
目次
ユーフォルビアとは
トウダイグサ科の中の属の一つがユーフォルビア属です。
ユーフォルビア属には多肉から低木まで、幅広く多種多様な植物があります。
実はクリスマスでお馴染みのポインセチアもユーフォルビアなのです。原産地は主に温帯~熱帯(東南アジア、南アメリカ、南アフリカ)で、切り口からは白い乳液が出ます。
この乳液は有毒物質となり、体質によっては触るとかぶれることもあります。
育てるポイントは
【水やり】
ユーフォルビアは根が細く根張りが弱いので、休眠期の冬でも暖かい日の日中に軽く水やりをしたほうが根が傷みにくいです。
春~夏は土が乾いたらお水をたっぷりあげます。今回ご紹介する品種は多肉植物の中でも水分を多く含むので、株が大きくなるにつれ体内の水分は多くなるので水やりの回数は少ないほうがよいです。
【環境・置き場所】
暖かく、日光がよく当たる場所がよいです。風通しもよいのが最適です。
窓辺でもOKなので、庭やベランダのないお家でも窓辺で楽しむことができます。
寒さにはあまり強くないので、冬場はお家の中へいれてあげるほうがオススメです。
では、早速ご紹介しましょう!
見た目はサボテン、でも多肉植物「ホリダ」
学名は「Euphorbia horrida」です。園芸名では魁偉玉(かいいぎょく)です。
ボーダー柄がきれいなホリダです。
立派なトゲのようなものはありますが、サボテンではありません。
なぜかといいますと、これは花が咲いた後の「花茎(かけい)」がトゲのようになっているのです。
サボテンは写真のようにトゲの下に白い「刺座(しざ)」があります。
この刺座があるものがサボテンで、ないのが多肉植物になります。
トゲがびっしり!その名も「強刺ホリダ」
学名は「Euphorbia horrida var. poellnitziana」です。
ホリダのトゲがさらにパワーアップしたのがこちら。もう、正直、武器のような見た目ですね。
トゲも錆びた釘がびっしりと覆っているような姿です。
ここまで育つのに幾年もの歳月を経てきたのがわかりますね。
強そうな風貌と裏腹に、生長点はすっきりしてます。
美しいゼブラ柄が特徴。「ゼブラホリダ」
学名は「Euphorbia horrida var. zebrina」です。
その名の通りゼブラ柄っぽい肌をしています。
白と緑が魅せるコントラストはとにかく美しいです。
枝?トゲ?その正体は?いろいろ気になる「バリダ」
学名は「Euphorbia meloformis v. valida」です。
メロフォルミス(貴青玉)の変種で、ほとんど子は吹きません。
木の枝みたいなものはトゲでも枝でもなく、花茎の残りです。お花もとても小さくて初めて見る方はお花?と疑いたくなるかもしれません。
園芸名は「万代(まんだい)」といいます。
独特なフォルム。自然の生み出す造形美「オベサ」
学名は「Euphorbia obesa」です。
上から見たときの、完璧なシンメトリーは言葉になりません。
同じオベサでも品種違いは、これまたすごいんです。
これぞ、子だくさん!「子吹ききオベサ」
学名は「Euphorbia obesa f. prolifera」です。
こちらはオベサの品種で、見たとおりたくさんの子株がびっしりのオベサです。
ボコボコと子が次から次へと吹いてくれます。取れやすいので取れた場合や大きくなってきたら、挿し木して増やします。
ユーフォルビアなので、白い樹液が出てきます。指についたらかぶれないようにふき取ってくださいね。
いかがでしたでしょうか。
どれも個性的で人気の多肉植物です。ユーフォルビアはまだまだたくさん種類があります。ぜひ実物を見て、触って、育てて実感していただけたら嬉しいです。
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