マツコも育てていた!「黒法師」って、どんな植物?
LOVEGREEN編集部
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以前、深夜番組で話題になった植物、をご存知ですか?ここ最近ホームセンターや100円ショップでも見かけることもあります。
それはマツコ・デラックスさんが育てていたという「黒法師(くろほうし)」。「黒法師」ってそもそも何?という方もいらっしゃると思います。今回は、とことん!黒法師についてご紹介します!
黒法師(くろほうし)とは?
ベンケイソウ科のアエオニウム属の多肉植物です。
学名は「Aeonium arboreum cv. `Zwartkop`」モロッコ生まれのアルボレウムという葉が緑色の種類をもとにした園芸品種です。
「カシミヤバイオレット」という黒法師のタイプ違いもあります。違いは色味がカシミヤバイオレットのほうが茶色っぽくマットなイメージです。
名前の由来は?
和名の「黒法師」は紫黒色葉の葉が、黒い葉に見えることが由来になってます。別名では「サンシモン」、昔は「闇夜笠(やみよがさ)」という名前もあったようです。
黒法師の一年 夏は苦手の冬型種
黒法師の属する「アエオニウム属」は、暑さに弱いものが多いです。そんな黒法師の一年はこんな感じです。
春・・・成長期
梅雨・・・長雨には注意。雨の日が続く日は屋根の下へ。
夏・・・お水は控えめに。蒸れは苦手なので、風通しのよい場所がよいです。
秋・・・再び成長期の到来!挿し木で増やすにも良い時期。
冬・・・まだまだ成長期。
寒空の中で太陽に向かってぐんぐん伸びる姿は清々しい!
水やりは?
成長期は土が乾いてから水を鉢底から出るくらいたっぷりと与えます。ゴールデンウィークあたりから徐々に水の回数は減らしていきます。お盆明けくらいの朝と夜、気温が下がり始めるくらいから徐々に水やりを再開します。育てている環境により異なりますので、こまめに観察してタイミングを見るのが良いでしょう。
LOVE太陽!好物は強光線!
黒法師の名前の由来にもなった黒葉。
この黒を美しく出すには、太陽の光が必須。強光線にあてて、お水は控えめにすることが黒色を濃くするためのポイント。
太陽の光を使って好みの形に仕立てる?
黒法師だけではなく、植物は太陽の光に向かって成長していきます。その性質に合わせて、鉢の向きを変えたりすればカーブさせたりすることも。
葉の黒さも美しいですが、茎も見逃せない
ぐんぐんと成長していくにつれ、伸びる茎。
新しく伸びた茎はまるで、妖怪百目を思い出すような見た目。根元に近いほうは、株を支えるために硬くなりひび割れしてます。このひび割れも歴史を感じる味のひとつ。頭から根元まで目が離せませんね。
挿して増やして、親株は味のある姿に
伸びたのが気になったらカットして仕立て直しもできます。向いている季節は成長期の秋。
カットした部分は挿し木に。カットしてから3、4日切り口を乾かしてから清潔な新しい土に挿します。親株は切り口からまた芽が出てきます。カットしたことにより分頭し、味のある姿を楽しむことも。
小さい苗から育てるもよし、大きく育った存在感たっぷりの鉢植えもよし。お気に入りの一鉢をみつけて、育てて、黒法師の魅力を実感してみてくださいね。
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