100均の小さなミリオンバンブーを水苔に植え替えよう!
LOVEGREEN編集部
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100均の観葉植物って小さくて安いのでついつい買ってしまいますよね!今回は、100均でもよく売られているミリオンバンブーの育て方をご紹介。
目次
ミリオンバンブーとは
ミリオンバンブー(ドラセナ・サンデリアーナ)はリュウゼツラン科ドラセナ属に分類される熱帯アフリカ西部原産の植物です。
バンブー(竹)という名前が付いていますが、実際には竹ではなくドラセナになります。
耐陰性(日光の少ない場所でも育つ性質)があるので明るい室内であれば置くことが出来ます。
縁起のいい植物として紹介されることもあるので、知っているという方も多いのではないでしょうか。
ミリオンバンブーの植え替え
根詰まり(鉢いっぱいに根が張っていること)をしていたり、鉢を変えたい時には、様子を見て植え替えをしましょう。
ミリオンバンブーはハイドロカルチャーを使った水耕栽培や、水挿しでも育てられますが、今回は水苔を使って植え替えをします。
水苔は普通の土やハイドロカルチャーと違って鉢を倒したときに土や水がこぼれる心配がないのでおすすめです。
水苔は100均で購入することができるので、是非ミリオンバンブーと一緒に買うことができます。
では、まず始めに植え込む鉢を用意します。
水苔は保水力が高いので、素焼き鉢がおすすめです。プラスチックの鉢はなかなか水苔が乾燥せず、水苔が傷んでしまうことがあります。
鉢穴に鉢底ネットを被せます。鉢底石が流出するのを防いだり、虫が中に入り込むのを防ぐ役割があります。
鉢底ネットを被せたら鉢底石を入れます。
鉢底石は通気性と排水性を高める役割があるので、入れることをおすすめします。
鉢が準備できたらミリオンバンブーを土から抜き出します。
水でふやかした水苔をミリオンバンブーの根元に巻き付けます。
ミリオンバンブーをバランスよく配置して周りに軽く水を絞った水苔を詰めていきます。
上から指で水苔を押します!
とにかく思いっきり押して余分な水を絞り出してください!
これで完成です。
水苔で植え込んだので鉢が倒れても何もこぼれません。パソコンやテレビの近くに置くこともできそうですね!
ミリオンバンブーの管理方法
ここではミリオンバンブーの管理方法をご紹介します!
目次
■日光
■置き場所
日光
【屋外】
春~秋にかけて屋外で管理することができますが、直射日光を当ててしまうと、刺激が強すぎて葉焼けを起こしてしまうので、30~50%程度の遮光をしてください。
遮光するときに遮光ネットや寒冷紗を使用すると簡単に遮光することができます。遮光ネットと寒冷紗はホームセンターや園芸店だけでなく、100均でも購入することが出来ます。
【屋内】
耐陰性があるので、屋内でも大丈夫です。しかし、日光が当たった方が健康な葉色の良い株になるので、なるべく日光が当たる場所に置いてください。
屋内でも直射日光を当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうので、レースのカーテン越し程度の日光を当てて下さい。
置き場所
耐陰性があるため日光が入る明るい室内ならば置くことができます。
エアコンなどの乾燥した風が直接当たると葉が傷んでしまうので、直接当たらない場所に移動してください。
水やりの仕方
水苔の表面が乾いてパサパサしてきたらたっぷりと水やりをしてください。
乾燥してくると葉にハリが無くなってくるので、そうなる前に水を与えてください。
普通に水やりをするだけでなく、葉水(霧吹きで葉に水をかけること)も重要です。葉の表面だけでなく、裏側にも葉水をすることで害虫対策になったり、葉のハリが良くなります。
肥料のやり方
肥料はなくても育ちますが、施肥をした方が生長がはやいです。
生育期である春~秋にかけて、2000~3000倍に希釈した液体肥料を10日に1回のペースで与えるか、緩効性の置き肥を与えてください。
【施肥するときの注意点】
適切な希釈倍率を守らないと肥料焼けをしてしまうので、しっかりと濃度測定を行ってください!
病害虫の種類と対策
ミリオンバンブーが被害に遭いやすい害虫の種類と対策方法をご紹介します。
ハダニ、アブラムシ、カイガラムシ、ナメクジ、ダンゴムシについてはLOVEGREEN内で対策方法を詳しく書いているので、そちらを参考にしてみてください。
【ハダニ】
黄緑や赤い体色をした0.5mmほどの小さな害虫です。葉の裏側に潜み吸汁します。ハダニに吸汁された箇所は白い斑点状になるのですぐ分かります。そのまま放置しておくと最悪の場合枯れてしまいます。
【アブラムシ】
アブラムシは2~4mmほどの小さな害虫です。幼虫、成虫ともに葉や蕾を吸汁します。群生していることが多く、早めに対処しないと手遅れになる場合があります。
アブラムシはスス病などのウイルス病の媒介者で、吸汁されてしまうとそこからウイルスがミリオンバンブーの中に侵入し、病気を発症させます。
また、発症しなくても吸汁されたことで体力がなくなり、そのまま枯れてしまう場合があります。
【カイガラムシ】
3mmほどの小さな虫で、白い綿毛のようなものを背負っています。吸汁して生長していくと、身体からワックスなどを分泌し、身体を守ろうとします。
カイガラムシに吸汁されると株が弱ってしまい、そのまま枯れてしまうことがあります。
【ナメクジ】
葉や花芽など、食べれる場所ならどこでも食害する性質の悪い害虫です。
外に出していると寄ってくる場合があるので、注意してください。
大食漢でもあるので、梅雨時などナメクジが発生しやすい時期は夜に見回りをしてください。
少し食害された程度なら生長に問題はありませんが、茎の大半を食害されたりすると枯れてしまう可能性があります。
【ダンゴムシ】
柔らかい新葉や発芽したての株を食害します。ナメクジより食害される可能性は低いですが、外で管理しており地面の近くにミリオンバンブーを置いている場合は注意が必要です。
【バッタ】
イナゴなどのバッタは葉の硬さに関係なく食害します。また、食害する量も多いので気付かないでいると手遅れになっていることがあります。
割り箸などで見つけ次第捕殺してください。防虫ネットも有効です。
夏越しと冬越し
【夏越し】
屋外で、気温が40℃以上になった場合は日陰に移動してください。30~50%程度の遮光をすると葉焼けを防止することが出来ます。
水やりは水苔の表面が乾いたら夕方~夜にたっぷり与えてください。
午前中に行うと暑くなり煮えてしまいます。 活力剤を1000倍に希釈して水やりの2~3回に一度のペースで行うと夏バテを防止できます。
【冬越し】
気温が10℃以下になったら生長が緩慢になるので、水苔の表面が乾いてから2~3日後に水をやってください。
気温が8℃を切ると葉先などが枯れてきてしまうので、切らないように暖かい室内に入れるか、温室内でファンヒーターなどを使って保温してください。ファンヒーターなど暖房器具を使う場合は火事に注意してください。
いかがでしたでしょうか。これを機に竹のような見た目で美しい葉を持つミリオンバンブーを育ててみませんか?
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