オーニソガラムとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

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植物名
オーニソガラム
学名

Ornithogalum

科名
キジカクシ科
属名
オオアマナ属
原産地
ヨーロッパ、南西アジア、南アフリカ(種類による)

オーニソガラムの特徴

オーニソガラムは、キジカクシ科の球根植物です。花持ちが良い品種は、切り花としての流通量が多く、花屋さんでもよく見かける花です。

種類がとても多く、開花時期、草丈、耐寒性、花後の球根の扱い方が違うため、それぞれの品種の特徴を確認してから植え付けるとよいでしょう。

オーニソガラムの詳細情報

園芸分類 球根
草丈・樹高 10~100cm
耐寒性 種類による
耐暑性 種類による
花色 白、オレンジ、黄色、複色
開花時期 春咲き4月~5月、夏咲き7月~8月

オーニソガラムの種類

オーニソガラム・ウンベラータム

和名「オオアマナ」

草丈10~30cmで開花は春。花弁の内側は純白、外側はグリーンで、つぼみの時と開花した時の色合いが変わります。植えっぱなしで管理でき、分球して広がります。

オーニソガラム・ダビウム

草丈は30~40cm。オレンジや黄色の花が春に開花し、切り花の流通量が多い品種です。半耐寒性のため、冬は室内管理が適当です。

オーニソガラム・ヌタンス

別名「ガラスの花」

草丈15~25cmで晩春から初夏に白~緑の複色の美しい色合いの花開花。その繊細な雰囲気から「ガラスの花」とも呼ばれています。

オーニソガラム・サンデルシー

草丈が1m近くになる夏咲きのオーニソガラム。丈夫で育てやすく、茎の頂点に白い星形の花が集合し、外側から開花します。花持ちが良いため、切り花としての流通も多い品種です。

オーニソガラムの栽培環境

日当たり・置き場所

光に反応して開花する性質があり、暗い場所や雨や曇りの日は開きません。日当たりと風通しの良い場所での栽培が適しています。

植えっぱなしにできる種類でも、梅雨の時期に水がたまるような場所に植えると球根が腐るので注意しましょう。

用土

すでに一般的な草花が咲いている土なら、そのまま植え付け可能です。土が酸性に傾いている場合は、事前に有機石灰などで土壌を改良しておきましょう。

鉢植えは、草花用か球根用の培養土で問題なく育ちます。

オーニソガラムの育て方のポイント

水やり

地植えは、植え付けたらたっぷりと水を与え、その後は降雨に任せます。

鉢植えは、鉢の表面が乾いたらたっぷりと水やりをするようにします。過湿になると球根が腐るので水のやりすぎに注意します。

肥料

地植えは、すでに草花が咲いている土なら無肥料でも育ちます。

鉢植えは、元肥として緩効性肥料を株元に置きます。その後は特に肥料を与えなくても開花しますが、葉が緑色の間、月に1度程度液肥を与えると球根の肥大が良くなります。

病害虫

目立った病害虫の害はありません。

オーニソガラムの詳しい育て方

選び方

カビの生えていないきれいな球根を選びましょう。オーニソガラムはたくさんの種類があり、品種によって草丈や植え付け時期が違います。植える場所に合ったものを選びましょう。

植え付け

球根の植え付け適期は、春咲き種は秋、夏咲き種は春です。

草丈が10~100cmと、品種によって様々です。それぞれの品種にあった植え付け時期に、植え付け深さを確認してから植えましょう。

植え替え・鉢替え

品種によって植えっぱなしで管理できるものと掘り起こしたほうがよいものがあります。

鉢植えは生育旺盛で根詰まりを起こしやすいため、毎年、子球を取り除いて植え替えた方が花つきが良くなります。花が終わっても葉が枯れるまでは水やりを続け、葉が枯れたら断水気味に管理し、再び芽が出てきたら植え替えます。

春咲き種と夏咲き種があります。すべての花が終わった花茎は摘み取りましょう。

鉢植えは、葉が自然に枯れるまで水やりを続けます。

収穫

草丈が高くなる品種は、切り花として流通しています。

冬越し

耐寒性の弱い品種は、11月以降は鉢を日当たりの良い室内に移動し、晴れている日は日光を十分に当てて管理します。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

分球で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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