たんぽぽ(タンポポ)の綿毛でドライフラワーを作ろう!コツや楽しみ方
山田智美
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春になるとあちらこちらの道端で咲き始めるたんぽぽ。お日様のような明るい黄色は、見ている人の気持ちをほっこりさせてくれる愛らしいお花です。子どもの頃、たんぽぽの綿毛を吹いて飛ばして遊びませんでしたか。風に乗って見えなくなっていく綿毛を目で追いかけるのを楽しみませんでしたか。
そんなノスタルジックな気持ちにさせてくれるたんぽぽの綿毛をドライフラワーにして楽しんでみましょう。手のひらのなかで時間を止めたような感覚が味わえますよ。
たんぽぽの綿毛のドライフラワーの作り方をご紹介します。
目次
- たんぽぽの綿毛の選び方
- たんぽぽの綿毛をドライフラワーにするコツ
- たんぽぽの綿毛が開いたら完成!
- デリケートなたんぽぽの綿毛。扱い方と長く楽しむコツ
- たんぽぽの綿毛をガーランドにしてみよう!
- 他にもある!たんぽぽの綿毛の楽しみ方
たんぽぽの綿毛の選び方
綿毛のドライフラワー実践編です。綿毛のドライフラワーを作るために、綿毛を採取しにいきましょう。ドライフラワーにするには開いていないたんぽぽの綿毛から始めます。綿毛の蕾を風のない場所で開かせた方がきれいなまん丸が出来るからです。たんぽぽの綿毛は、お庭やベランダの鉢の中、色んなところで見つかります。
綿毛採取に最適なお天気と見極めポイントをご説明します。
お天気と条件
よく晴れた暖かい日を選びましょう。なぜならば気持ちがいいからです。というのは冗談で、雨の日は綿毛が固く閉じてしまっているからです。暖かい晴れの日の方が開きやすいたんぽぽの綿毛に出会えます。
見極めポイントとコツ
この写真くらいの状態のものがベストです。たんぽぽの綿毛の蕾を摘んで帰って、自宅で開かせます。たんぽぽの綿毛は非常に繊細でちょっとの風や振動で崩れてしまいます。自宅の静かな部屋で一晩から二晩程度茎を水に浸けておきましょう。びっくりするくらいまん丸できれいな綿毛になります。
たんぽぽの綿毛をドライフラワーにするコツ
採取してきたたんぽぽの綿毛を可愛く開かせるためのコツをご紹介します。
ワイヤーを仕込む
綿毛の茎にワイヤーを仕込みます。たんぽぽの茎の中は空洞になっているので、水分が落ちてハリが無くなるとくにゃくにゃになって紐のようになってしまいます。
たんぽぽの綿毛を開かせてすぐに吊るして飾るのであれば必要ありませんが、このワイヤーを仕込むひと手間でたんぽぽの綿毛の頭がしゃっきりと上を向きます。さらに出来上がったたんぽぽの綿毛のドライフラワーを飾るときにも役に立ちます。
たんぽぽの綿毛が開いたら完成!
採取してきたたんぽぽの綿毛の蕾にワイヤーを仕込み、花瓶などに入れて風の当たらない場所に置いておきます。水に浸けなくても開きますが、浸けておいた綿毛の方がきれいに開きます。早ければ翌朝、遅くても2日ほどでまんまるふわふわなたんぽぽの綿毛が開きます。
たんぽぽの綿毛が開いたら、花瓶の水をこぼしてそのままにしておきます。ワイヤーが入っているので綿毛が折れることもなく、そのままの形できれいにたんぽぽの綿毛のドライフラワーになります。
デリケートなたんぽぽの綿毛。扱い方と長く楽しむコツ
たんぽぽの綿毛はとっても繊細で、開いたらすぐに風に乗って飛んで行ってしまいます。春の柔らかい風に乗ってふわりと浮いてしまうくらいの脆さです。取り扱いにはくれぐれもお気をつけください。
たんぽぽの綿毛のドライフラワーの扱い方
屋外で咲いているたんぽぽの綿毛は開いたら1日で飛んで行ってしまうような儚いものです。ガーランドなどにして吊るしておいても、少しの風や振動で崩れてしまいます。
風があまりないような静かな場所に飾って楽しんでください。時間が止まったような感覚を楽しめます。
たんぽぽの綿毛のドライフラワーを長く楽しむコツ
たんぽぽの綿毛のドライフラワーは、そのまま風の当たらない室内に飾って楽しめます。崩れやすく儚げな魅力を楽しんでいただきたいのですが、どうしても長く楽しみたいという方は、ヘアスプレーやスプレーのりで固めてください。崩れにくくなります。
スプレーで固める際はたんぽぽの綿毛から離して吹きかけること。スプレーの勢いで綿毛が散ってしまわないようにしましょう。
たんぽぽの綿毛をガーランドにしてみよう!
たんぽぽの綿毛のドライフラワーが出来たら、麻紐などに結びつけて上から吊るします。ふわふわと柔らかいたんぽぽの綿毛のガーランドです。
他にもある!たんぽぽの綿毛の楽しみ方
たんぽぽの綿毛の瓶詰を作ってみました。野原を自分のものにしてしまったような、時間を止めてしまったような、そんな気分を楽しめます。
たんぽぽの綿毛のドライフラワーを瓶詰めにしました
口の広い瓶にピンセットで入れていきます。瓶の口に綿毛が触れると崩れてしまいますので、そーっと慎重にゆっくりと行ってください。
綿毛を瓶に詰めたり吊るしたり。ちょっと懐かしくて優しい気持ちになれるドライフラワーです。春、たんぽぽが次々と綿毛になっていく季節に楽しんでみませんか。
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