東京ドームの「世界らん展2019」の気になる出店者をチェック!
土屋 悟
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コンテストに出展されるランの華やかさと同時に、会場でのショッピングもラン展の大きな楽しみの一つ。今年のドームにはどんなお店が来ているのか。会場からレポートします!
目次
■万花園
椎名洋ラン園
「リンリン」「ランラン」などのミニコチョウランが人気の椎名洋ラン園。今年はミニ〜ミディを中心に華やかなコチョウランをたくさんラインナップしています。
今回は新製品の「オーキッドタンブラー」も店頭に。これは、コチョウランの鉢を入れる一種の鉢カバーのようなもの。中に水を入れることで、30日間メンテナンスフリー。1か月給水しなくてもコチョウランが育つという優れものグッズです。すでにリリースされていた「アクアポット」も同様に、水やりの手間が省けるアイテム。もっと気軽にランを楽しむことができそうな、おすすめの一品です。
「コチョウランは着生させた姿も面白いので、花が終わったら鉢植えから着生に仕立て直すのもオススメです」とスタッフの椎名正樹さん。
椎名洋ラン園のブースでは着生用の板も販売されていて、着生のさせ方や100円ショップのフォトフレームを使った飾り方も教えてもらえるそう。やり方は難しくないそうなので、是非挑戦してみて下さい!
▼椎名洋ラン園さんの生産について
ヒーローズピッチャープランツ
今大人気の食虫植物の専門店。人気ナンバーワンのネペンテス(ウツボカズラ)をはじめ、ハエトリソウやサラセニア、ムシトリスミレなど食虫植物がずらりと並びます。セファロタスやドロセラのように小型な種類もあるので、栽培スペースがあまりない人にもおすすめです。
食虫植物の栽培をしていると、高温高湿度な環境が欲しくなってくるもの。そんな時にぴったりな、水槽とヒーター、LEDがセットになったものなども扱っており、植物だけでなく栽培機材や、栽培についての相談にものってもらえます。
今回の世界らん展からは、ランとその他の植物を絡めた主催者展示も大きな見どころ。
中でも人気の展示「食虫植物と神秘的な花々」で展示されている食虫植物もヒーローズさんの提供によるもの。見れば見るほど不思議な形をした食虫植物を、この機会に育て始めてみてはいかが?
加藤洋ラン苑
シックな花色が特徴のシンビジウム専門ラン園。扱っている、和のテイストを感じさせるシンビジウムのほとんどは独自交配によるオリジナル品種ばかり。独特の美意識によって選りすぐられた品種は、一見の価値あり。主催者展示の「JAPANESE BOTANICAL STYLE」では春蘭、カンランといった東洋ランも多く展示されていますが、オリエンタルなランが欲しくなったら是非立ち寄って欲しいブースです。
花だけでなく、鉢や仕立て方にもセンスが光り、身の回りにランを置くときの参考になるヒントも見つかるかもしれません。自分で育てるだけでなく、贈る花としてもオススメです。
the Farm UNIVERSAL
東京、千葉、大阪に店舗を展開するおしゃれなボタニカルショップが、ラン展初登場。ブースに並ぶのはティランジアやタンクブロメリア、アガベなどの多肉植物やサボテン、コーデックスなど多種多様! 今、グリーンに触れたいと思っている人の琴線に触れるような植物がブースいっぱいに並べられています。
通路を挟んだスペースには、グリーンで囲まれた環境で楽しめるワークショップ用のスペースも設けられています。見て、買って楽しむだけでなく、その場で手を動かして植物に触れることもできます。
万花園
さまざまな種類のランを幅広く扱う兵庫県宝塚の老舗が今年も出店。ワイルドな株姿が魅力で、葉が無い時期でも観葉植物として楽しめるバンダも充実しています。育てやすくて葉がきれいなジュエルオーキッドやカタセタム、クロウェシア、フレッドクラーケアラといった人気のアイテムもバッチリ押さえた品ぞろえなのはさすがです。
はちのへ洋らん園
店先には色鮮やかなデンドロビウムの開花株が並びますが、じっくり見ていくと、変わったものが見つかるお店。
今回たくさんラインナップされているのが、バルボフィラム・モニリフォルメやパーポックスなどの小さな粒のようなバルブがたくさんついて、多肉植物のような見た目の「ツブツブ系」のラン。同じ種でもバルブの表面に入る模様があるものもあったり、模様の入り方も個体差があったりと、多肉植物のコノフィツムなどのような楽しみ方もできるランもあります。もちろん花も楽しめるので、一粒で二度美味しいランといえます。
そのほか店頭には、人気のビカクシダやフペルジアなどのシダ類やディスキディアの姿も。ビカクシダはマダガスカリエンセやリドレイがかなりお手頃価格で並んでいますが、かなり人気なのでお早めに!
ベラビスタ オーキッズ
主にブラジルのランを扱うラン屋さん。こちらのオススメはなんといってもタケノコ系!
カタセタム、クロウェシアなどのポピュラーなものから、ガレアンドラなどのちょいレア種など、種から育てた原種のラインナップは国内でも有数の充実ぶり。今回はシクノデスなどの交配種もたくさん入荷していますが、初日から飛ぶような売れ行きとか。生育のよい、状態がいいものを手に入れたければ早めに買っておきましょう。
そのほかレパンテスやプレウロタリス、ブロトニアなどの、パルダリウム&ケース栽培向きの小型ランも多数アリ。
もちろん、ブラジルと言えば!のカトレアやレリア、ロックレリアも品数豊富です。
HIBIYA KADAN FLOWER CABIN
国内有数の生花店、日比谷花壇のブースだけにどこを見ても花がいっぱい!
洒落た花屋さんの店先に停めらたデリバリーカーを包み込むように花があしらわれ、どこを見ても花が目に入る空間作りはさすがです。
広々としたブース内では随時ワークショップを開催。おすすめは、ブラックボードに花材をあしらったオリジナルボードづくり。是非お試しあれ!
グリーンスナップマルシェ
植物好きが集まるSNS、グリーンスナップがプロデュースするミニマルシェ。苔、ブロメリア科の植物、多肉植物、食虫植物などからスワッグなどの切り花まで、幅広いお店が立ち並ぶプチマルシェです。日によって出ているお店が変わるのも楽しいところ。
人気の苔ブランド道草、ブロメリア&ケープバルブ、着生植物のnecomoss&Species Nursery、Botapii2019年2月号の表紙に登場したガラス作家の西冨なつきさんの作品を展示販売する京都のcotohaなどなど、後半も魅力的な出店が目白押し。
最終日も出展する苔の道草の名物と言えばガチャ(1回400円)
今回も人気の、苔と木の実のガチャを用意して出展してくれています。苔マスキングテープなどのグッズだけでなく、苔そのものも入ってます。もしかしたら、意外な大当たりも入っているかもしれないので、100円玉を用意してレッツ・ガチャ!
『世界らん展2019』開催概要
2019年2月15日(金)〜2月22日(金)場所・東京ドーム
『世界らん展2019 —花と緑の祭典—』についての詳細はコチラ!
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