アリ植物って知ってる? レカノプテリスの育て方と種類
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見ているだけでも飽きない不思議な魅力がある植物、それがレカノプテリスです。とてもユニークなルックスだけど、どんな植物なの? 気になることがたくさんのレカノプテリスについてSTRINGEPLANTSの伊藤 彰洋さんに教えていただきました。
レカノプテリスってどんな植物?
和名はアリノスシダ。その名前の通りアリが住むシダです。植物が生長する過程でアリの巣になる空洞を作り、そこにアリが住むので、栽培する上でアリが必要なわけではありません。自生地はインドネシアを中心とした東南アジア。熱帯の着生植物です。
胞子葉

シダなので胞子が付いた胞子葉が出てきます。
根茎が茶色い種

根茎や葉の形もさまざまあります。鱗片でびっしり覆われているので茶色く見えます。
(写真:レカノプテリス クルスタセア)
レカノプテリス、こんな種類もあります。
初心者向けから中級者向けまでいくつかピックアップしました。
レカノプテリス・ロマリオイデス
Lecanopteris lomarioides

中級者向けです。いくつかタイプがあるようで、写真のものは根茎が立ち上がるタイプです。

根茎が細かく発達して複雑になる種です。
レカノプテリス・カルノーサ
Lecanopteris carnosa

中級者向けですが、原種の中では比較的育てやすいです。

ブラシのような棘が特徴的な種です。

透ける葉脈が美しいです。
レカノプテリス・イエローチップ
Lecanopteris ‘Yellow Tip’

初心者向けです。古くからある品種で特に育てやすいので初めて育てる人にもおすすめです。

割と大型になります。
レカノプテリス クルスタセア
Lecanopteris crustacea

初級~中級者向けです。ビカクシダのリドレイと共生関係にもあるアリノスシダ。根付いてしまえば乾燥と強い陽射しにも強いので育てやすいが、アリノスシダの中で一番低温に弱いです。
レカノプテリス・ミラビリス
Lecanopteris mirabilis

中級者向けです。平たい根茎の下にアリが巣を作ります。

板のように薄い根茎のため水切れに注意。
\次はレカノプテリスの育て方をご紹介!/






































