春を告げる甘い香り | 沈丁花(斑入り)

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松本卓

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沈丁花(斑入り)

沈丁花の香りをかぐと、幼少期に過ごした祖父母の家を思い出します。

田舎特有の無駄に広い庭のいたるところに、沈丁花が植えられていました。

 

春になると沈丁花が一斉に咲きだし、祖父母の家は沈丁花の甘く、つやのある香りをまといます。

 

そんな祖父母の家をはなれてしばらく経ちますが、
今でも梅やスイセン、ヒヤシンスよりも、沈丁花の香りに惹かれるのです。

 

今年もどこからかただよってくる沈丁花の香りにひとり、
ノスタルジックになっていたのですが、我慢できずに苗を購入してしまいました。

 

葉にきいろの斑が入った沈丁花。

これならば花が終わった後も葉を楽しむことができます。

さらに背丈も低く、バルコニーで育てるのにはよい塩梅です。

 

直根性の沈丁花は植え替えを嫌うため、あえてシンプルで大きめのスリット鉢を選択。

おしゃれな鉢も良いですが、こういう鉢で植えると野性味が出て面白いものです。

 

沈丁花の香りがいつでも楽しめるちょっとした贅沢。

株が大きくなったら切り花として部屋の中に飾るのもよいですよ。

 

沈丁花(斑入り)

水やり:土の表面が乾いたらたっぷりと

置き場所:日当たりのよい屋外

特徴:香りのよい花

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松本卓

趣味はチランジアの管理と爬虫類の世話。些細なきっかけでチランジアを育て始めたが、チランジア好きが派生して現在は日本ブロメリア協会にも所属。チランジアは小型で花の綺麗なものが好きで、チランジアを眺めているときが至福のひと時。最近の悩みは自宅で育てているチランジアが多くなりすぎて置き場所が無くなってきたこと。

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