琉球朝顔(ノアサガオ)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- 琉球朝顔(ノアサガオ)
- 学名
Ipomoea indica
- 和名
- 琉球朝顔
- 別名・流通名
- 宿根アサガオ、イポメア・インディカ、ケープタウンアサガオ、オーシャンブルー
- 科名
- ヒルガオ科
- 属名
- サツマイモ属
- 原産地
- 沖縄
琉球朝顔(ノアサガオ)の特徴
琉球朝顔(ノアサガオ)は、一般的な一年草の朝顔と違い、沖縄原産の宿根の性質を持つ朝顔です。アサガオの園芸品種が、「琉球朝顔」、「宿根朝顔」、「イポメア・インディカ」という名前や代表品種の「オーシャンブルー」という様々な名前で流通しています。代表品種は、美しいブルーの品種のオーシャンブルーですが、その他にも淡い紫、ピンクがかった紫、白などの色もあり、中には葉がモミジのような形のモミジ葉タイプのものもあります。
いずれの品種も生長力がたくましく、地植えにすると10m以上伸びます。繁殖力が旺盛なので植える場所には注意しましょう。つる性なので、フェンスやトレリス、誘引ネットなどに誘引すると、たくましくどんどん立ちのぼっていくため、夏のグリーンカーテンの素材としても人気があります。
一般的な朝顔との違いは、花の時期です。琉球朝顔(ノアサガオ)は晩秋まで花が開花し、最も花数が多いのは秋の10月頃です。花は複数の花が房状についているので、花も大きいことから開花時はとても見事です。一般的な朝顔は昼過ぎにはしぼんでいきますが、琉球朝顔(ノアサガオ)は夕方まで花が開いています。
琉球朝顔(ノアサガオ)の詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | ~10m |
耐寒性 | 弱い(0℃) |
耐暑性 | 強い |
花色 | ブルー、紫、ピンク、白 |
開花時期 | 6月~11月 |
琉球朝顔(ノアサガオ)の育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え付け | ||||||||||||
開花 | ||||||||||||
肥料 |
琉球朝顔(ノアサガオ)の栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い場所で育てましょう。琉球朝顔(ノアサガオ)はつる性植物です。
地植えにすると10m以上伸びる可能性があるため、這わせる何かを用意しましょう。つるが地面に接地すると、あっという間に広がるので注意が必要です。
用土
朝顔類は有機物の多い土を好みます。市販された培養土でも可能です。
琉球朝顔(ノアサガオ)の育て方のポイント
水やり
朝の涼しい時間帯にたっぷりと水を与えます。真夏の植物なので、水切れを起こさないように注意します。夕方になって水切れを起しているようなら、涼しくなってから再度水を与えましょう。
肥料
地植えの琉球朝顔(ノアサガオ)は、土が肥えているなら肥料を与える必要はありません。肥料が足りない場合、葉が黄色くなってくるなどのサインを出すので、様子を見て施肥します。
鉢植えの琉球朝顔(ノアサガオ)は、元肥として緩効性肥料を施した後、定期的に肥料を施します。
病害虫
オンシツコナジラミ、ホコリダニなどが葉裏につくことがあります。早めに気づけば、葉裏に水を掛けると駆除できますが、死滅させたいのであれば市販の対応薬剤も有効です。
その他、ヨトウムシにやられることがあります。夜の間に食害されているようなら、ヨトウムシの仕業です。昼間は鉢底などに潜んでいることがあるので捕殺します。
琉球朝顔(ノアサガオ)の詳しい育て方
選び方
初夏から夏に苗が流通しています。葉がきれいな緑色で虫に食われていない苗を選びましょう。
植え付け
琉球朝顔(ノアサガオ)は生育が旺盛です。できれば地植えで育てるのに向いています。つる性植物なので這わせる何かを植え付け時に用意しましょう。
仕立て方
琉球朝顔(ノアサガオ)はつる性です。誘引ネット、フェンスなどに絡ませて仕立てます。
夏のグリーンカーテンにも最適です。手が届く範囲のうちは、縦方向だけでなく、横方向に誘引を手伝ってやると、隙間なくきれいな景観になります。とても生育旺盛のつるのため、弱いネットでは重さに耐えられない場合があります。
花
琉球朝顔(ノアサガオ)の花は、暑くなると花が多くなり、一日の花数が最も多くなるのは秋になってからです。花は一日花なので、手が届く範囲の花がらは摘み取るとよいでしょう。
冬越し
晩秋の花が終わったら地際で株を切り取り、マルチングや盛り土で保温します。冬の気温が0℃程度の地域では野外での越冬が可能です。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
株分けか挿し木で増やすことができます。