サヤエンドウ(絹さや)|春に咲く野菜の花
金子三保子
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サヤエンドウ(絹さや)
トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「サヤエンドウ(絹さや)の花」。春に花が咲いたあとにできる若いさやを食べるマメ科の一年草の野菜です。
若々しい明るい緑色のさやは、スープやお吸い物などの汁物のほか、サラダ、刻んでちらし寿司の彩など、いろいろな料理に使えます。
食べてもおいしいサヤエンドウですが、花がとってもかわいらしく、明るい色の葉は植物の芽吹きの季節に美しく映えて園芸植物としても優秀です。花の色は白のほか、紅花種もあります。
こちらは白花のつるあり種。つる性で自分では直立できないので、這わせるものを用意すると、まきひげが絡みつきながら生長します。つるあり種で2mくらい、つるなし種だと1mくらいの丈になります。
寒い間は生長がゆっくりですが、ミモザやハクモクレンが咲く頃の3月中旬あたりから、急にぐんぐんと伸び始めます。つるやまきひげの様子も魅力的です。
花が終わると花びらがポロっと落ちて、中から小さなさやが登場します。そのさやが徐々に大きくなったら実が膨らむ前に収穫します。
花は切り花としても使うことができ、エンドウマメの紅花種は切り花(グリーン素材)として流通しています。「豆の花」や「エンドウ豆」などが流通名です。
秋に種をまいてから収穫まで半年ほどかかりますが、2月~3月頃につるがさほど伸びていない状態のポット苗が流通しています。鉢植えでも栽培可能です。この春、育ててみませんか?
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