そら豆(ソラマメ)|春に咲く野菜の花♪

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戸松敦子

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そら豆の花

トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「そら豆の花」。春に花を咲かせて花後にそら豆のさやをつける、マメ科の野菜(一年草)です。

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そら豆の花を見たことがありますか?

そら豆の花は3月~4月頃に開花するのですが、その花は同じマメ科のスイートピーに似てとても美しい姿をしています。花色は紫と白の複色で、花びらがひらひらしていてまるで蝶々が羽を広げているようです。野菜の花は全体的に楚々とした小花が多く、色も黄色や白のイメージが強いかもしれませんが、そら豆の花は野菜の花の中ではとても華やかで、畑に咲いているととても目を引きます。

 

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10月中旬~下旬にかけて種をまくと、幼い苗の状態で冬越しして春に可愛い花を咲かせます。大きなさやができる前に、こんな可憐で美しい花が咲くんですよ。そら豆は、花も収穫も両方楽しめる野菜の一つです。

 

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そら豆は花後に緑色のさやをつけ、そのさやは空に向かって上に伸びます。空を向いた豆の姿から、そら豆という名が付きました。また、さやが蚕の繭に似ていることから蚕豆とも呼ばれています。そら豆は5月~6月頃に収穫します。収穫時期が近づいて実がふっくら育ってくると、さやが重くなって下向きに垂れてきます。

そら豆は12月~1月頃に鹿児島県から出荷が始まり、その後、愛媛県、茨城県、千葉県、次は宮城、最後の7月頃には青森県で出荷されます。まるで桜前線のように徐々に産地が北上していくため、本来は2~3か月ほどの短い旬の野菜ですが、長い期間八百屋さんなどで買うことができます。

 

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さやの中にはふかふかのお布団のようなワタがあり、さやを開けるとワタの上にそら豆の実が2~4個乗っています。そら豆の実にはさらに薄皮があり、薄皮は食べられるので好みによっては薄皮をむかずにそのまま食べる方もいます。若いうちに収穫したものは薄皮が柔らかくてしっとりしていて、熟してから収穫したものは薄皮が固く、薄皮をむいて食べるとホクホクとして濃い味がします。

そら豆の栄養成分は、たんぱく質、ビタミンB1、B2、Cなどの他、カリウム、鉄などのミネラル類が多い特徴があります。そら豆はさやから出して空気にふれると一気に鮮度が落ちるので、新鮮なうちに調理して食べましょう。

 

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そら豆はエジプトやトロイの遺跡からも化石が見つかっていて、人々に親しまれてきた長い歴史のある農作物のひとつとされています。

そら豆の花言葉は、「永遠の楽しみ」「憧れ」。

「永遠の楽しみ」は、古くから栽培され、これからも人々に美味しく食されていくことからイメージして付けられてのではと言われています。花も美しく、おいしいそら豆にぴったりの花言葉ですね。

「憧れ」は、そら豆のさやが青空に向かって上に伸びる姿が、空高くまで伸びたいと思っているような、空を飛びたいと憧れているような姿に見えたことが由来とされています。

 

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戸松敦子

グリーンアドバイザー、ハンギングバスケットマスター、野菜ソムリエ、家庭菜園検定2級。園芸業界で植物全般を幅広く学び経験してきました。LOVEGREEN編集部では主に寄せ植えやリース作り、ボタニカルピープルなどの取材を担当。人が植物と心地良く暮らし、その幸せの連鎖が世界中に広がっていくことを願います。趣味はママさんサッカー。都大会優勝を目指して日々練習しています。

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