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ブロッコリーの保存方法(常温、冷凍、冷蔵)と保存期間、レシピも紹介

ブロッコリーの保存方法を、常温、冷凍、冷蔵に分けて紹介します。切り分け方のコツ、保存するには生と茹でてからのどちらがいいのか、さらに保存したブロッコリーや、葉や茎をおいしく食べるレシピまで。ブロッコリーを無駄なく楽しみましょう。

目次

ブロッコリーの特徴と切り分け方

ブロッコリーの基本と特徴、切り分け方

  • 学名:Brassica oleracea var. italic
  • 科名属名:アブラナ科アブラナ属
  • 英名:Broccoli

ブロッコリーの特徴

ブロッコリーは、アブラナ科の花蕾を食用にする野菜です。流通が安定しているので1年中見かけますが、実は秋から春が旬の野菜です。ブロッコリーのグリーンのモコモコつぶつぶとした部分は、花蕾と呼ばれる花のつぼみ。花のつぼみですから、食べずに育て続けると黄色い菜の花が咲きます。私たちが通常食用にしているのは、花が咲く前のつぼみでした。つぼみの部分ばかり注目されますが、捨ててしまいがちな茎や葉も調理方法次第でおいしく食べることができます。特に茎は、厚めに皮をむいて加熱すれば、歯ごたえを楽しめる野菜になります。

ブロッコリーの切り分け方のコツ

ブロッコリーの切り分け方のコツ

ブロッコリーは、包丁で切ると花蕾がパラパラと崩れてしまいやすい野菜です。おすすめは、枝分かれした茎の根元をキッチンバサミなどでカットする切り分け方。この方法だと花蕾を壊さずに切り分けられます。

残った茎は、まな板に絶たせるようにして、上からすとんと包丁を落とせば、簡単に皮がむけます。

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ブロッコリーの保存方法|常温

ブロッコリーの常温保存方法と期間

ブロッコリーは、常温保存には向きません。ブロッコリーは0~5℃くらいで保存するのがよいと言われている野菜です。冷蔵庫や冷凍庫にスペースがないタイミングでブロッコリーが手に入ったら、夏はその日のうちに、冬でも新聞紙などで包んで水分が蒸発しないようにし、できるだけ早めに食べきることをおすすめします。放っておくと、水分が抜けてしんなりしてくるほか、花蕾が黄色く変色してしまいます。

ブロッコリーの常温保存期間

常温保存のブロッコリーは、1~2日程度で食べきるようにしましょう。

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ブロッコリーの保存方法|冷凍

長期保存できる!ブロッコリーの冷凍保存方法と期間

ブロッコリーを長期保存させたいなら、冷凍保存がおすすめです。1度冷凍して解凍したブロッコリーはしんなりしているので、歯ごたえを楽しみたい料理には不向きですが、加熱調理すれば何の問題もありません。少し柔らかい食感のブロッコリーを楽しめます。

茹でてから冷凍保存する方法

  • ブロッコリーを小房に分ける
  • 茎の部分は、外側の皮を厚めにむいて食べやすいサイズにカットする
  • 鍋に1Lのお湯を沸かし、沸騰したら小さじ1の塩を入れる
  • ブロッコリーを30秒から1分程度茹でてザルに上げる
  • 水気をよく切り、粗熱が冷めたらペーパーやふきんでしっかりと水分を拭き取る
  • 使いやすい量に分けて、ラップで包んでからフリーザーバッグに入れて冷凍庫で保存する

生のまま冷凍保存する方法

  • ブロッコリーを小房に分ける
  • 茎の部分は、外側の皮を厚めにむいて食べやすいサイズにカットする
  • 使いやすい数量に分けて、ラップで包んでからフリーザーバッグに入れて冷凍庫で保存する

ブロッコリーの冷凍保存期間

凍らせたブロッコリーは、冷凍庫で保存し、1か月程度で使い切りましょう。

解凍方法

食べるときは、凍ったまま調理します。自然解凍は水分が出て、びしゃびしゃになるのでおすすめしません。

また、凍ったままお弁当に入れるのもやめましょう。食べる頃にはちょうどよく解凍されていますが、ブロッコリーから出た水分で他のおかずが台無しになります。

冷凍保存のコツ|茹でてから?生のまま?

ブロッコリーを冷凍保存のコツ|生で?茹でて?

生で冷凍するか、茹でてから冷凍するかについては諸説あります。生のまま冷凍すると食感を楽しめる、茹でてから冷凍すると調理が楽という話を聞きますが、結論から言うとそんなに大きな差はありません。

生のまま冷凍しても、一度冷凍したブロッコリーは繊維が破壊されているので、解凍しても元のフレッシュの状態のような食感には戻りません。食べる際には加熱調理の必要があります。つまり、生のまま冷凍しても、茹でてから冷凍しても、調理にさほど大きな差は出ません。個人的には、冷凍保存する前に茹でるひと手間を加えるか否かは、その日の時間の余裕と気分で決めても、さしたる問題ではないように思います。

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ブロッコリーの保存方法|冷蔵

ブロッコリーの冷蔵保存方法と期間

ブロッコリーの冷蔵保存にはチルドがおすすめ。密閉できるポリ袋や容器に入れてチルドで保存しましょう。チルドが空いていなければ野菜室に入れます。ブロッコリーは、0~5℃くらいで保存するのよいと言われています。

ブロッコリーの冷蔵保存期間

チルドで1週間、野菜室で4~5日を目安に使い切るようにしましょう。

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保存したブロッコリーを使ったレシピ

冷凍ブロッコリーのオイスターソース炒め

冷凍ブロッコリーのオイスターソース炒め

材料

  • ブロッコリー 1個
  • 鷹の爪(輪切り) 少々
  • すりおろしショウガ 少々
  • すりおろしニンニク 少々
  • オイスターソース 大さじ1
  • しょうゆ 小さじ1

作り方

  • フライパンにすりおろしショウガ、すりおろしニンニク、鷹の爪、水大さじ2~3(分量外)と冷凍ブロッコリーを入れて、蓋をして蒸す
  • ブロッコリーの表面が鮮やかな色になったら、オイスターソース、醤油を加えて水分が飛ぶまで炒め合わせる
  • 火を止め、お皿に盛り付けて出来上がり

冷凍したブロッコリーは、柔らかく崩れやすいのでむやみにかき回さないのがコツです。

あと一品ほしい時や手間のかからないおさけのおつまみにおすすめ。簡単にできておいしい一皿です。

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無駄なく食べたい!ブロッコリーの茎や葉のレシピ

ブロッコリーは、茎や葉も食べられます。

ブロッコリーの葉の食べ方
刻んでお味噌汁やスープの具、茎はギョーザのタネなどに利用できます。我が家ではブロッコリーの茎はキャベツの芯と同じような使い方をしています。

ブロッコリーの茎の食べ方
外側の皮を厚めに向いて食べやすいサイズに切ってから、茹でたり炒めたり、花蕾の部分と同じように調理できます。

ブロッコリーの茎とベーコンのフリッタータ

ブロッコリーの茎とベーコンのフリッタータ

材料

  • ブロッコリーの茎 1株分
  • ベーコン 2枚くらい
  • 卵1個
  • オリーブオイル 適宜
  • 塩 適宜

作り方

  • ブロッコリーの茎は皮をむいて短冊切り、ベーコンも1cm幅の短冊切り
  • 卵はボウルに割り入れて、ひとつまみの塩を加え、よく混ぜておく
  • フライパンにオリーブオイルを敷き、ブロッコリーの茎とベーコンを炒める
  • 茎を味見してベーコンから出た塩気が足りないようであれば、塩少々を足して炒め合わせる
  • ベーコンとブロッコリーの茎をフライパン中央に集めて平たくしたら、溶き卵を加えて全体をざっと混ぜる
  • 蓋をして弱火で蒸し焼きにする
  • 半熟程度で火を止め、お皿に盛ったら出来上がり

フリッタータとは、イタリア料理の卵焼きのこと。ブロッコリーの茎の甘味とベーコンの塩分で、シンプルなのに奥行きのある味わいを楽しめます。

ブロッコリーの葉と茎ときくらげのごま油炒め

材料

  • ブロッコリーの葉と茎 1株分
  • 乾燥きくらげ 10g程度
  • 鷹の爪 1本
  • ごま油 少々
  • 醤油 大さじ1
  • みりん 大さじ1

作り方

  • 乾燥きくらげは水に浸けて戻しておく
  • ブロッコリーの茎は皮をむいて短冊切り、葉も細かく刻む
  • きくらげは石づきを取って太めの千切り
  • 鷹の爪は種を取って輪切り
  • フライパンにごま油を熱し、ブロッコリーの茎ときくらげ、鷹の爪を入れてさっと炒める
  • 醤油とみりんを加え炒め合わせる
  • 水分が飛んで味がなじんだら出来上がり

あっという間にできる一皿。それぞれの食感とごま油の香りを楽しめます。

まだまだある!ブロッコリーの葉を使ったおいしいレシピ

 

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ブロッコリーは、食感がおもしろく食べ飽きることのない野菜。通年流通しているのも魅力です。鮮度の良いブロッコリーが手に入ったけどすぐには使い道がない時や、安かったのでノリで買ってしまったけどすぐには使わない、などという時に保存方法を知っていれば役に立ちます。ブロッコリーを上手に保存して、たくさん楽しんでください。

 

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