ロマネスコとは?フラクタルって?食べ方や育て方、旬の季節まで!

山田智美

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ロマネスコは黄緑色の突起を持つ不思議なフォルムの野菜です。どんな野菜?どうやって食べるの?ロマネスコとフラクタルの関係は?フラクタルとは?そんな疑問にお答えします。

ロマネスコの基本情報から切り方や食べ方、季節、ロマネスコとフラクタルの説明まで、ロマネスコについてご紹介します。

目次

ロマネスコとは?基本情報

  • 植物名:ロマネスコ
  • 学名:Brassica oleracea var. botrytis
  • 科名:アブラナ科
  • 属名:アブラナ属

特徴|カリフラワー、ブロッコリーとの違い

ロマネスコはちょっと変わった形をした野菜です。尖ったブロッコリーとも言えるような不思議な形状は、「食べていいものだろうか」と私たちをひるませます。

ロマネスコはキャベツやブロッコリーと同じくアブラナ科の野菜です。カリフラワーでもなく、ブロッコリーでもありません。カリフラワーとブロッコリーの間に位置しています。

カリフラワーとブロッコリーの掛け合わせだと言われていますが、ロマネスコからカリフラワーとブロッコリーが作られたとも言われています。真偽のほどはわかりません。

ロマネスコの不思議な形をした部分は花蕾(からい)と言って、ロマネスコのつぼみです。つぼみを食用にするという点ではカリフラワーやブロッコリーと一緒です。

ちょっと不思議な形をしていますが、正体を知ってしまえばこわくはありません。

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ロマネスコはフラクタル構造?

ロマネスコのあの不思議なフォルムはフラクタル構造になっているそうです。

フラクタル構造とは

フラクタル構造とは、「どの部分をとっても全体と相似している図形や立体、そうなる性質」だそうです。

さっぱり意味がわかりません。

フラクタルについて簡単に説明をすると、「ある1点だけを切り取ると、その切り取った1点の形状は全体の形状とそっくりである」ということです。

さらに簡単に言うと、全体と細部が同じ、あるいはそっくりな形をしてることを指す言葉です。

人間の体で言うと血管がフラクタルだと言われています。

ロマネスコはフラクタル構造だった!

ロマネスコのあの花蕾(からい)の部分は一つ一つは円錐形をしています。よくよく見ると円錐形が螺旋(らせん)を描くように配列にされています。

円錐形の花蕾が螺旋状にどんどん増殖していって、最終的に出来上がったロマネスコ全体の形は、小さな花蕾と同じ形をしています。

ロマネスコは間違いなくフラクタルです。自然は時々不思議なアートを私たちに見せてくれます。

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ロマネスコの栽培方法

ロマネスコは家庭菜園でも育てられます。ロマネスコを育ててみましょう。

ロマネスコの植え付け、用土

ロマネスコは秋冬野菜です。

ロマネスコの苗の植え付けは8~9月。遅くても9月中には植え付けを済ませましょう。植え付けが遅くなると収穫も遅くなってしまいます。

ロマネスコの植え付けは市販の野菜用培養土で問題なく育ちます。アブラナ科の野菜は連作障害の心配があるので、前年にアブラナ科の野菜を育てた土は使用しないようにしてください。

水やり、肥料

土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりしましょう。

肥料は2週間に1度の間隔で適量を施します。

病害虫

ロマネスコはアブラナ科の野菜なので、アオムシの食害に注意しましょう。他にもネキリムシやヨトウムシなどの被害にあうことがあります。見つけ次第捕殺します。

ロマネスコの収穫時期

ロマネスコの収穫は12~1月です。15~20㎝程度になったら、ロマネスコの花蕾が開く前に収穫してください。

▼さらに詳しい育て方はこちら

ロマネスコ

  • ロマネスコの魅力といえば、一つ一つの塊がフラクタル構造をもった、螺旋状の模様が連なる見た目の美しさです。また、ロマネスコは花蕾(からい)の部分を食すため、野菜というカテゴリーだけでなく、エディブルフラワーの分野にも入る野菜です。

    花蕾というだけあって、上から見ても横から見ても美しい立体的に盛り上がった形態をしていますので、お洒落な家庭菜園づくりに取り入れたい野菜です。

    しかし、まだ日本では「ロマネスコ」という野菜に馴染みのない方のほうが多いと思います。ロマネスコを知らない方に説明するときに使われるのは「ブロッコリーとカリフラワーの間のような野菜」という表現です。ロマネスコの色も、ブロッコリーの緑とカリフラワーの白の間のような黄緑色をしていますし、味も丁度両者の間のような食感と味わいです。

    ロマネスコは、ヤセイカンランが基本となって突然変異したものです。このヤセイカンランの変種の仲間は、ケール、キャベツ、芽キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、コールラビ、葉牡丹などです。一見すると同じ仲間のように思えませんが、幼苗の頃の姿は似ています。秋冬野菜の苗がお店で並ぶ頃、是非見比べてください。

    ▼ロマネスコについて詳しくご紹介しています。

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ロマネスコの旬、食べ頃、味は?

ロマネスコの旬と食べ頃

ロマネスコの旬の時期は11~2月です。冬の寒い時期に旬を迎える野菜です。ロマネスコの食べ頃はもちろん旬の冬です。冬になるとロマネスコは店頭に並び始めます。そのおもしろいフォルムが人気なのか、最近はいろんなところで見かけるようになってきました。

ロマネスコの味

その昔は悪魔の野菜なんていうすごい名前で呼ばれていたこともあるロマネスコ。そんなにおそろしい野菜ではありません。

ロマネスコの味を言葉で説明するのは難しいのですが、ブロッコリーとカリフラワーのちょうど中間という感じでしょうか。

ロマネスコは、カリフラワーのような食感で、ブロッコリーのような瑞々しさと甘味を感じる野菜です。少し硬めに茹で上げると、よりロマネスコの食感を楽しめます。

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ロマネスコの食べ方

ロマネスコは一般的に、生食ではなく調理して食べる野菜です。茹でても炒めてもおいしく食べられます。ロマネスコは加熱調理してもあまり色が変わりません。

ロマネスコの切り方

ロマネスコは、ブロッコリーやカリフラワーと同じく小房に切り分けます。大きな1房は縦半分に切ると、フォルムの楽しさも損なわれません。

茎の部分も食べられますから、厚めに皮を剥いて食べやすい大きさにカットしましょう。

ロマネスコの茹で方

ロマネスコの茹で時間は1分半~2分程度です。

小房に分けたロマネスコを塩一つまみ入れた熱湯で1~2分くらい茹でます。お鍋の中でロマネスコのグリーンがさっと明るくなったらザルに上げます。

あまり茹ですぎると歯ごたえが無くなってしまうので注意してください。

ロマネスコを料理してみよう!

ロマネスコの独特の色やフォルムを楽しむなら、茹でただけでサラダや付け合わせにするのがおすすめです。バーニャカウダにしたり、タヒニソース(中東のゴマペーストソース)で食べても楽しめます。

アンチョビやベーコンと一緒に炒めてもおいしい一皿になるし、色のきれいなパプリカやミニトマトと一緒に炒めたら、目に鮮やかな一皿に変身してくれます。

カリフラワーやブロッコリーと同じようなレシピで楽しめるので、いろいろと試してみてください。

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ロマネスコに栄養はあるの?

ロマネスコの魅力は見た目だけではありません。ロマネスコにはちゃんと栄養もあります。

ロマネスコにはビタミンCが豊富に含まれています。他にもカリウムも豊富です。仲間のカリフラワーやブロッコリーに比べると若干劣りますが、野菜の中ではビタミンCの含有量は多い方だと言えます。もちろんカロリーも低いので、安心して食べられます。

ロマネスコは見かけ倒しじゃありませんでした。

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おしゃれ野菜ロマネスコを使いこなそう!

最近よく見かけるようになってきたロマネスコ。きれいな明るいグリーンと独特のフォルムが特徴的で、料理の色どりやアクセントにも使いやすい野菜です。

変わった形をしているけれど、ブロッコリーとカリフラワーの中間のような親しみやすい味のロマネスコ。もっと食卓に取り入れてみませんか。

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▼編集部のおすすめ

ブロッコリー

  • ブロッコリーはアブラナ科のケールの仲間です。そのため、ケールやその仲間であるカリフラワーなどと、幼苗の形がとても良く似ています。

    このケールから、突然変異や品種改良を経て、花の蕾を食用に改良したのがブロッコリーや茎ブロッコリー、カリフラワーになります。

    ブロッコリーは野菜ではありますが、花蕾(からい)を食べるため「エディブルフラワー」ということもできます。

    ブロッコリーの花蕾(からい)は、モコモコとした濃い緑色をしています。花蕾のため収穫をせずに育て続けると、黄色やクリーム色の花をたくさんつけます。

    ブロッコリーは古代ローマ時代から親しまれていた野菜ですが、15世紀くらいになってようやく栽培されるようになりました。日本に来たのは明治の初期で、第二次世界大戦後に本格的に栽培されはじめ、1980年頃から普及しました。

カリフラワー

  • カリフラワーは、もともとはケールの野生種がルーツだといわれています。ブロッコリーの突然変異で花蕾(からい)の部分が白くアルビノ化したものといわれています。

    カリフラワーは、日本では明治初期に鑑賞用として伝わり、1960年代に食用として一般的に普及し、白い綺麗なお野菜として、メインディッシュのつけ合わせに使われてきましたが、1980年代に「緑黄色野菜ブーム」が広まり、現在ではカリフラワーよりもブロッコリーの方が一般的になっています。

    癖のない味で、生でも食べられるため、サラダやスープ、シチューなど幅広く利用でき、最近ではオレンジ色や紫色など様々な種類のカリフラワーをスーパーで手にすることができます。

    ブロッコリー同様、食べている部分は花蕾(からい)のため、花揶菜(はなやさい)という別名があります。広い意味での食べられるお花「エディブルフラワー」の一種です。

 

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山田智美
山田智美

植物が好きで好きで、植栽設計、ガーデナー、生花店勤務を経て現在は、フリーランスの花屋「花や蜜」として活動中。「てのひらに森を」がテーマの花屋です。森の中にいるような、見ているだけで力が抜けていくようなお花を作り続けたいと思ってます。街中で突然お花を配る、「花ゲリラ棘」というゲリラ的花配り活動も不定期決行しています。

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