八重咲きアネモネ!凛々花(リリカ)の生長記録
金子三保子
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園芸店に立ち寄った時に、遠くから目に入ったグリーンの花。ラナンキュラスかな?と思って近寄ったら、アネモネでした。
品種名は八重咲きのアネモネ、凛々花(リリカ)。どんな感じに生長するのか購入してみました。
目次
こんなアネモネもあるんですね。野菜みたいです。
アネモネとラナンキュラスの違い
ご参考までに同じキンポウゲ科のアネモネとラナンキュラスの見分け方をご紹介します。
苗だと葉っぱがあるのでわかりやすいのですが、写真のように花のすぐ下の部分にガクがあるのが、ラナンキュラスです。
左・アネモネ 右・ラナンキュラス
アネモネの花びら(正式には花びらと思われている部分はガクです)の下に何もなくて、数センチ下に葉っぱがあるのがアネモネです。
下に何もないので確かにアネモネ。
横顔
正面
アネモネとラナンキュラスの苗の流通
アネモネとラナンキュラスは秋に植える球根花ですが、正月明けくらいからポット苗に球根を植え付けた開花苗としても流通します。
球根の花の中には、花が開き始めてからの開化期間が短い花もありますが、アネモネとラナンキュラスの球根苗の良いところは、開花期間が長いところ。春まで次々と花が出てくるので、春の寄せ植えなどにも利用できる素材です。
アネモネ・凛々花(リリカ)の生長記録
アネモネ、凛々花(リリカ)の一番花
2017年2月。花壇に植えこんでみました。
気温が低い時期は花は少なめでしたが、一輪の花がとても長持ち。1か月近く咲いていたものも。
3月後半~4月
続々とつぼみが押しあがってきました。花も葉っぱみたいなのでモサモサです。緑の花は、寄せ植えに使ってもおもしろいですね。
花壇の花は、ネモフィラやワスレナグサ、ハナニラ。花のような葉っぱのような役割をしてくれました。最後の花が終わったのは、5月頭くらいでした。
アネモネの育て方
アネモネは、キンポウゲ科の球根の花です。
球根から育てる場合は秋に植えるのですが、植える前に吸水処理をするという処理を施してから植えこむため、少し手間が必要です。
アネモネは冬場~3月くらいまで、ポット苗に植えられ花が咲いた状態の開花苗を買うのもおすすめです。東京だとゴールデンウィーク頃まで開花し続けるので、春の寄せ植えの素材として利用できます。
真冬に苗を購入した場合には、霜が降りない庭や花壇なら地植えができます。
置き場
お日様が好きな植物なので、日当たりの良い所に置きます。
水やり
土の表面が乾いたらたっぷりとあげます。
極端に水切れをしてしまうと、株自体が弱ってしまいますが、水をやりすぎでも球根が腐ってしまいます。適度な水やりが必要です。
乾いたら・・・
最初に植えこんで水やりをした時の土の表面をよーく見ておいてください。使う土の種類によりますが、黒だったり、茶色だったりと、ダーク系の色のはずです。それが乾いてくると、元の色より白っぽくなります。この状態が「乾いたら」です。
たっぷりと・・・
株に、と言うよりは、土の表面に優しく何回かに分けて水をあげると、しばらくすると鉢底から水がこぼれてきます。この状態が土に水がたっぷりと浸透したサインです。冬の水やりは特に上記を意識してみてください。土に注目していると、水をあげるタイミングがわかるようになります。
花が終わったら
終わった花から茎の根元からカットします。
花が完全に終わったら、葉っぱが黄色くなってきた頃が、球根の堀りあげのタイミングです。
アネモネは、3月くらいまで開花苗が出回ります。
八重咲きのアネモネ、凛々花(リリカ)は、今回は緑をご紹介しましたが、赤、ブルー(紫)、ピンクなどのアネモネらしい色やグリーン、淡い色合いなど、花びらの枚数が多いので複色カラーも豊富です。ひと苗、ひと苗、色合いが微妙に違う苗を選ぶ時も楽しいですね。
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