ディフェンバキアとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ディフェンバキア
- 学名
Dieffenbachia
- 英名
- Dumb cane、Dumb plant
- 科名
- サトイモ科
- 属名
- シロカスリソウ属
- 原産地
- 熱帯アメリカ
ディフェンバキアの特徴
ディフェンバキアはサトイモ科ディフェンバキア属に分類される植物の総称で、熱帯アメリカ原産になります。ディフェンバキアは約30種あると言われており、葉の模様が美しく耐陰性があるため室内に置く観葉植物の定番となっています。また、ディフェンバキアの樹液にはシュウ酸カルシウムが多くむくまれており、誤って口などに入ってしまうと体質によっては痛みに襲われることがあるため、注意が必要です。英名の「ダムプラント」「ダムケーン」はともに「口がきけなくなる植物」という意味を持っており、ディフェンバキアの樹液の特徴を表しています。また、ケーンはサトウキビなど節のある茎を持った植物を指します。
ディフェンバキアの詳細情報
園芸分類 | 観葉植物 |
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草丈・樹高 | ~1m程度 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
耐陰性 | 強い |
花色 | 白色 |
開花時期 | 不定期 |
ディフェンバキアの樹液
ディフェンバキアはサトイモ科に分類されているため樹液にシュウ酸カルシウムを多く含んでいます。そのため、体質にもよりますが皮膚などに付くと炎症をするおそれがあります。
また、誤って口にしてしまった場合、痛みや腫れなどが発生する場合があるので小さいお子様やペットのいるご家庭では、手の届く範囲に置かない方がよいでしょう。
ディフェンバキアの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え付け | ||||||||||||
植え替え | ||||||||||||
剪定 | ||||||||||||
肥料 |
ディフェンバキアの栽培環境
日当たり・置き場所
屋外
ディフェンバキアは耐陰性が強いため室内でも育てることが出来ますが、暖かい5月~10月頃は屋外でディフェンバキアを育てた方が管理しやすく、徒長などを防ぐことが出来ます。
ただし、ディフェンバキアは直射日光に当ててしまうと葉焼けをしてしまうことがあるため、直射日光の当たらない半日陰か、50%程度の遮光ネットなどで直射日光を遮るようにしましょう。
室内
ディフェンバキアは耐陰性が強いため、室内の窓辺など明るい場所であれば育てることができます。ただし、室内だからと言ってディフェンバキアに直射日光を当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうので、レースのカーテン越し程度の日光を当てて下さい。
また、ディフェンバキアにエアコンの風などが直接当たってしまうと枯れてしまうことがあるため、エアコンの風が当たらない風通しの良い場所に置きましょう。
温度
ディフェンバキアは暑さには強いですが、寒さに弱いです。そのため、冬越しをするときの管理がポイントになってきます。
用土
ディフェンバキアは水はけの良い土を好みます。市販の観葉植物用の土か、山野草の土がおすすめです。自分で配合する場合は赤玉土と鹿沼土、パーライトなどを混ぜ合わせます。
ディフェンバキアの育て方のポイント
水やり
ディフェンバキアが生長している間は土の表面が乾燥したら、鉢底から水が流れ出る位たっぷりと水やりをするようにします。気温が低い冬など、ディフェンバキアの生長が止まったら水やりを控え、一週間に1回程度水やりをするようにしましょう。
また、葉水を定期的に行うことでハダニなどの発生を予防することができます。葉水をする時はディフェンバキアの葉裏にもしっかりと水をかけましょう。
肥料
ディフェンバキアを植え替える時に元肥を少量混ぜておくか、観葉植物用の置き肥を与えるとよいでしょう。ディフェンバキアが休眠している間は置き肥などの肥料を与えないようにします。
ディフェンバキアの詳しい育て方
選び方
ディフェンバキアを選ぶときは葉がしっかりとしており、徒長していないものを選びましょう。また、病害虫が発生していないかも確認します。
植え付け
ディフェンバキアは真夏と冬を避けた暖かい時期に植え付けを行いましょう。ただし暖かい室内であれば冬に行っても問題ありません。
剪定・切り戻し
ディフェンバキアは生長が早く、適切な育てかたをしていると新しい葉をどんどん展開していきます。葉が混みあってくると通気性が悪くなり、ハダニなどの病害虫が発生しやすくなるため、適宜剪定してください。
ディフェンバキアを剪定する時は、グローブとマスクをつけるなどしてディフェンバキアの樹液を直接触れないように気を付けましょう。
植え替え・鉢替え
ディフェンバキアは生長が早いため1~2年に一度植え替えを行うと良いでしょう。植え替えのタイミングは植え付けと同じく真夏と冬を避けた暖かい時期です。
ディフェンバキアを鉢から抜いた時に根がしっかりと回っていた場合は、一回り大きい鉢に植え替えます。その時軽く根鉢を崩してから植え替えると良いでしょう。根が回りきっていない場合は根鉢をそのままにして植え替えましょう。
花
ディフェンバキアは白い花を咲かせることがあります。
夏越し
ディフェンバキアは暑さに強いので、夏越しは容易ですが直射日光に当たらないように注意しましょう。
冬越し
ディフェンバキアは寒さに弱いため、肌寒いと感じてきたら暖かい室内の窓辺に移動させましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
ディフェンバキアは株分けか挿し木で増やすことができます。株分けはディフェンバキアを植え替える時に行い、挿し木は剪定したときに出た枝を挿し穂にして行うと良いでしょう。