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キクの育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
キク
学名

Chrysanthemum

英名
Chrysanthemum, Mum
和名
別名・流通名
マム
科名
キク科
属名
キク属
原産地
中国

キクの特徴

キクは、皇室の紋にも使われている日本を象徴する花のひとつです。奈良時代に中国から不老長寿の薬草として渡来しました。その後、江戸時代に入ってから、花の美しさが評価され、盛んに品種改良されるようになりました。こうしたキクを「古典菊」と呼び、「江戸菊」「嵯峨菊」「美濃菊」など地名を冠してカテゴリー分けされています。スプレーギク、ピンポンマムなど、イギリスを中心に欧米で生み出された小輪でたくさんの花をつけるキクは「洋菊」と呼ばれています。

キクは、非常に種類が多く、咲き方や花びらのフォルムは様々。野花を思わせるような小菊から、一重咲きや八重咲き、大輪、中輪、小輪、スプレー咲き、色も伝統的な白や黄色にはじまり、赤、紫、茶、ピンク、オレンジ、複数の色を合わせたものなど数多くの品種があります。古典菊、洋菊どちらも丈夫で育てやすいのが特徴。品評会を目指すもよし、色とりどりの寄せ植えにしてもよし、様々な楽しみ方ができます。

キクは観賞するだけでなく、不老長寿の力を持つ薬草として重宝されてきました。9月9日の重陽の節句にはキクの花を愛で、花びらを浮かべた酒を飲み、花を包んだ布で体をふいて、無病息災や若返りを祈願したそうです。今でも重陽の節句には、キクの花を愛でる習慣が残っています。

キクの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 ~1m程度
耐寒性 弱い
耐暑性 やや強い
花色 赤、紫、黄、白、ピンク、オレンジ、茶など
開花時期 9月~11月頃

キクの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
剪定
肥料
開花

キクの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良い場所を好みます。

用土

排水性、保水性の良い、肥沃な土壌を好みます。

鉢植えは、市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。キク専用の土も販売されています。

キクの育て方のポイント

水やり

根付くまでは表土が乾いたらたっぷりと、根付いてからは降雨に任せます。乾燥が続くようなときは、様子を見て水やりしてください。

鉢植えは、根腐れしやすいので土の表面が乾くまで待ってから水やりします。乾ききる前に、立て続けに水やりするようなことは避けてください。

肥料

挿し芽の場合、活着したらまずリン系の乾燥肥料を与えます。

3月からは生育期に入るので、健やかな開花のために、液肥を施すようにしましょう。高温になる夏の施肥は根に負担をかけることになるので、控えめに施しましょう。

病害虫

大輪の品種になるほど病害虫に弱い傾向が見られます。梅雨時期の黒斑病、渇斑病、開花期の花腐れ病、通年のアブラムシに気を付けましょう。

キクの詳しい育て方

選び方

葉の色つやが良く、徒長していない苗を選びます。下葉が黄色くなっているようなものは避けましょう。

植え付け

植え付け適期は、4月~6月です。植え付け後は、根と土をなじませるように、たっぷりと水やりしましょう。

仕立て方

草丈が高くなる品種は、風雨で折れることのないように、支柱を添えるようにしましょう。

摘芯(摘心)・摘果

小輪のキクやスプレーギクは、摘芽をすることでたくさん花をつけられます。一番上にある芽を摘み取ることで、脇芽の生長を促し、枝数を増やす方法です。枝数が増えれば、花芽の数も増えるので、たくさんの花を楽しめるようになります。

剪定・切り戻し

伸びすぎた茎は切り戻すことで、脇芽の生長を促します。

植え替え・鉢替え

植え替え適期は4月~6月です。根詰まりを避けるために1~2年に一度、一回り大きな鉢に植え替えましょう。植え替え後は、たっぷりと水やりしましょう。

キクは、9月~11月に花を咲かせます。花の時期は、各地で展覧会が開かれます。

収穫

たくさん咲いたら、切って花瓶に生けて楽しむことができます。

冬越し

冬は地上部が枯れたようになって休眠します。地際から10cm程度のところまで切り詰め、翌年の芽吹きに備えましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

挿し木や株分けで増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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