手作り虫よけスプレーを有効に活用する3つのポイント
LOVEGREEN編集部
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家庭菜園を始めたら、最初にぶち当たる困難…。それは、害虫です。
「虫が食べるくらい安心なお野菜」とはいいますが、できれば野菜に虫はついてほしくない…。
お家にある材料で作ってみた「米酢・ニンニク・唐辛子で作る虫よけスプレー」を上手に活用して、害虫から野菜を守る秘訣をご紹介します。
目次
虫除けスプレーなしで育てるとどうなる?
虫よけスプレー、ニーム、木酢液のいずれもスプレーしていなかったミントをご覧ください。
3日前の段階では、このように美しいミントを収穫することができたのに…
土日のたった2日で、こんなに虫くいに…。なんと無残な姿でしょうか…。
大量に害虫が発生する以外にも、幼虫でも老齢幼虫など体長の大きいものが1匹ついているだけで、葉の被害は甚大なものになります。
ただ虫除けスプレーをかけていても、完全には忌避できない
手作り虫よけスプレーを作物にかけて害虫を忌避していても、気温が上がり虫たちの活動が活発になるにつれ、完全には忌避できず虫に食べられてしまうものです。
ベランダ菜園~sana gardenのお野菜もこんなふうに食べられて、虫くいの跡が…。このように食べられてしまっては、残念ですがただスプレーをかけるだけでは害虫を忌避できません。
しかし、ただ黙って害虫に食べられたままにしては私たちの負け、害虫の思うつぼです。しっかり対策を立て、害虫を撲滅しましょう!
手作り虫よけスプレーを有効に活用する3つのポイント
まだ手作り虫除けスプレーを作っていない方は、この機会にぜひ作りましょう!
野菜だけでなく、屋外のガーデニングの花々や庭木の虫除けとしても効果的です。酢とニンニクの香りが強いので、室内には不向きです。
▼手作り虫除けの作り方はコチラ
虫除けスプレーの用意
いつもは交互に使用する虫よけスプレー・木酢液などの忌避剤を用意します。
材料
・米酢・ニンニク・トウガラシの虫よけスプレー(1~3cc)
・木酢液またはニーム(1~3cc)
・水(350ml)
・スプレーボトル
いつもより1~3倍の濃度で希釈
つまり、単独で使用するのではなく混ぜ合わせて使用します。しかも、いつもの分量の1~3倍の量で全て混ぜ合わせて希釈します。
ポイント1〜虫除けスプレーのかける頻度は?
1度虫除けスプレーをかけるだけでずっと効果が長持ちするものではありません。雨で流れますし、虫が嫌がる匂いもとんでしまいます。そのため、1週間に2〜3回程度を目安にスプレーしてあげると良いでしょう。
手作り虫除けスプレーも、木酢液やニームにしても虫を寄せ付けないだけでなく、葉にも栄養を与える優れた液体です。葉の生育も良くなりますので、一石二鳥ですね。
ポイント2〜虫除けスプレーのかけ方で効果が違う
ただ葉の表面にサッと吹きかけるだけでは、なんの効果も出ないと思って間違いありません。
吹きかける時は葉の表裏にたっぷりと!
葉がビシャビシャになるくらいに吹きかけます。ムラがないようにまんべんなくスプレーを吹きかけるということが効果の良し悪しにつながります。
ポイント3〜虫除けスプレーをかけた後が大事
先ほど希釈した虫除けスプレーを野菜に吹きかけますが、みなさんはいつもただスプレーを吹きかけたままにしていませんか?
スプレーをかけた後が一番重要なんです!
スプレーをかけた後、害虫は悶え苦しみ土の上や葉の上に姿を現します。
逃がさず駆除
この時しっかり害虫を見つけて駆除しなければ、葉を食害され続け丸裸にされてしまいます。害虫を1匹も逃すことなく全て育てている野菜から取り除きましょう。
以上のことに注意して、虫除けスプレーを活用すると害虫の被害がグンと減りますよ。
寒さが和らぐ3月から、冬支度がはじまる11月ごろまで害虫は始終作物を狙っています。虫除けスプレーを日頃から使用して、きれいな野菜を育てましょう。
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