ロメインレタスとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ロメインレタス
学名

Lactuca sativa

英名
Romaine lettuce
科名
キク科
属名
アキノノゲシ属
原産地
エーゲ海コス島

ロメインレタスの特徴

ロメインレタスのロメインという言葉は、ローマ時代から食べられているという節もあり「ローマ」が由来となっています。

別の呼び方で「コスレタス」とも呼ばれていますが、その名前の由来はエーゲ海のコス島が原産であることからきています。

ロメインレタスの形は結球したレタスと違い、葉がキャベツのように巻きこまずに、白菜のように立った状態で生長するため、狭い株間でも育てることができます。

ロメインレタスは、通常のレタスに比べ葉肉が厚く、シャキシャキとした噛みごたえのある食感です。炒めたり、スープの具など加熱する料理にも適した食材です。

サラダで人気のメニュー「シーザーサラダ」では、本来このロメインレタスを使用して作られています。

キク科の植物のため、ロメインレタスの切り口を包丁で切ってみると白い汁が出てきます。これは、同じキク科の茎を切った時にも同じ状態が見られ、ロメインレタスがキク科の仲間であるとわかる特徴です。この白い汁は少し苦味があります。

レタスは日本語で「チシャ」ともいわれますが、これは乳草(ちちくさ)と呼ばれていたことにつながります。「ちさ」と略されるようになり、そこから「チシャ」と呼ばれるようになりました。学名のLactucaも乳を意味する言葉です。

 

ロメインレタスの詳細情報

園芸分類 野菜
草丈・樹高 20~30cm
耐寒性 やや強い
耐暑性 弱い
花色 淡い黄色
開花時期 -

レタスの保存方法

冷蔵保存

切ったあとすぐに出る白っぽい液体は、すぐに拭き取ってしまいましょう。芯の部分に湿らせたキッチンペーパーを当てるとシャキッとした食感が長持ちします。

冷凍保存

綺麗に水洗いをした後、水気を切り、適当な大きさにちぎって、密封袋に入れて冷凍庫で保存しましょう。

一度冷凍したレタスは、生食には向かないため、スープに入れるか、炒めるかして使用しましょう。

 

ロメインレタスの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
収穫

ロメインレタスの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりの良い場所を好みます。風通しの良い場所で育てましょう。

温度

生育適温15~20℃です。どちらかといえば冷涼な気候を好みます。

用土

野菜の培養土を用意しましょう。
酸性に弱いという特徴があります。堆肥や元肥を入れる2週間前位には石灰を入れ耕しましょう。その後堆肥と元肥を入れ土になじませましょう。

ロメインレタスの育て方のポイント

水やり

植えつけた後は、根が乾かないように十分に水を与えます。水の与えすぎは、根腐れや病気になるので、控えめな水やりを心がけます。

肥料

植え付けてから2週間後から追肥を始めましょう。その後は、2週間に1度与えましょう。一般的なレタスと比べると、肥料や水は少し多めに与えます。

病害虫

ナメクジ・カタツムリの食害に注意しましょう。

ロメインレタスの詳しい育て方

選び方

本葉が3~4枚くらいの葉色の良いものを選びましょう。

種まき

一般的にレタスの種子は、25℃以上になると発芽しにくい性質があるため、涼しい環境で発芽させることが必要です。
また、レタスは光がないと発芽しない好光性種子です。種をまいた後の土は、軽く被せる程度にしましょう。

植え付け

20~30cm程の株間をとり、植え付けていきましょう。

剪定・切り戻し

特に必要ありません。

植え替え・鉢替え

特に必要ありません。

レタスは高温で花芽ができ、日が長く当たると、とう立ちをして花を咲かせます。

収穫

ロメインレタスの頂部の葉が、中央に向かって巻き始め、その部分が500円玉くらいの大きさになり、草丈も20~30cm程になった時が収穫適期です。

夏越し

レタスは夏の高温のもとでは、生育が阻害されてしまいます。そのため、夏越しはしません。

冬越し

品種にもよりますが、冬は種まき、または収穫の季節です。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

主に種で増やします。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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