剪定したクレマチスと初夏の草花の花あしらい~garden note

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金子三保子

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このクレマチスは、新枝咲きの四季咲き性のクレマチス。

四季咲き性のクレマチスは、品種にもよりますが、剪定してから1か月~2カ月後に、再度花がつきます。

どのタイミングで剪定するかによって、次の開花時期がだいたいわかります。

今回は、そろそろ花のピークが終わってきて、ちょうど梅雨入りしたので2本のうち1本を切ることにして、切ったツルと初夏の草花でアレンジを作ってみました。

 

クレマチス、ガクあじさい、サルビア・ホルミナム、ポピー

 

クレマチスはツル性で直立しないので、くるんと丸めて花瓶の周囲に這わせています。

ツル性のお花を生けるポイントは、その花の向きに従って生けてあげると収まりやすくなります。

 

水に浸かる部分の葉っぱは取ります。

 

サルビア・ホルミナム

別名ペインテッドセージ。

花?葉っぱ?と思ってしまう形ですが、色づいている部分は葉っぱです。

 

脇にある小さな脇芽みたいな部分が花です。

 

春から初夏の1年草です。紫の他、ピンク、白の3色があります。

 

ガクアジサイ

 

ポピー

最近はポピーも素敵な品種がたくさん出てきました。

 

こちらは品種として固定化していないようで、苗によって色合いが少しずつ違います。

 

 

梅雨の際の植物のお手入れで気を付けたいこと。

水やり

冬の時期の雨と違って、気温、湿度とも高い梅雨の時期は、軒下などの雨が当たらないスペースだと、結構土が乾きます。「乾いたらたっぷり」が基本ですが、雨でも鉢の表面の土の色は注目しましょう。

また、梅雨の湿度が高い時期は、極力葉っぱに水をかけないように、土の表面に水やりすることを意識して水やりします。

葉っぱに水がいつまでもついて乾かない状態が続くと、うどんこ病などの病気にやられやすくなります。クレマチスはうどん粉に弱いので注意です!

風通しよく

雨が多く、湿度が高い時期に茂りすぎると、株が蒸れて弱ってしまいます。

切り戻し剪定や、茎と茎とがふれあっている部分は、すきこみ剪定をして、風通しのよい株にして元気が状態で梅雨明けを迎えるようにします。

雨に弱い花びらが薄い花などは、どんどん摘んで生けたりした方が、花が長く楽しめることもあります。すきこみ剪定にもなるので、適度にカットするといいですよ。

 

ゲラニウム

こういう花びらが薄い花は、雨には弱いです。雨続きの日に開花しないことを願うばかりです。

 

ゲラニウムとフロックス

フロックスも梅雨とともに寿命が終わることが多いですが、どこまで持つか実験がてら剪定をして様子をみてみることにしました。

 

いかがでしたか?

1週間雨が降り続くようなタイプの梅雨の時は、植物のダメージが強いです。

雨、雨、晴れのような合間合間に晴れがあると、意外と花ものも咲き続けたりしますが、蒸れやすい梅雨の時期に切り戻しはやっておくことをおすすめします!

 

 

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金子三保子

フラワーコーディネーター、フォトグラファー、ライター。 2022年6月、日東書院本社より「植物のきもち ~がんばりすぎないガーデニング」出版。 ギフトや装花などのフラワーコーディネート、自身でコーディネートした作品の撮影、雑誌や会員情報誌への提案など幅広く活動中。現在は植物に関する記事の執筆にも携わる。庭仕事はライフワーク。映画「余命1ヶ月の花嫁」ブーケ製作。

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