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「お」からはじまる植物1-20件 / 全37件

オオアマナ

  • オオアマナは、オーニソガラムの仲間の球根植物で、晩春に星型のかわいらしい花を咲かせます。花がユリ科のアマナに似ているのが名前の由来ですが、植物分類としては別の植物です。花の見た目から英名ではStar of Bethlehem(ベツレヘムの星)と呼ばれています。 花弁の内側は純白、外側はグリーンで、つぼみの時と開花した時の色合いが変わり、王冠のような雄しべも魅力的です。丈夫で栽培は容易で、一度植え付ければ植えっぱなしで管理でき、分球して広がります。広いスペースに群生すると開花時は見事な光景になります。 よく似た花としてハナニラがありますが、ハナニラは1本の茎にひとつの花が咲くのに対して、オオアマナは1本の茎に複数の花がつくので見分けるのは簡単です。

オレガノ・ケントビューティー

  • オレガノ・ケントビューティーは、本来のハーブのオレガノとは違い、「花オレガノ」と呼ばれる観賞用のオレガノの一種です。 ホップに似た部分は苞(ホウ)で、本来の花は苞の合間からピンクの小花が開花します。苞の色合いは、気温によって美しく変化するのも魅力のひとつです。 オレガノ・ケントビューティーは四季咲きで、最初の開花は初夏です。その後、定期的に切り戻すと何度も花を楽しめます。垂れるように生長するため、寄せ植えやハンギングバスケットの材料としても利用されています。

オレガノ

  • オレガノは、ヨーロッパ地中海原産のシソ科の多年草のハーブです。清涼感のある香りを持ち、和名は「ハナハッカ」と呼ばれています。 オレガノは姿形、香り、用途などから「オリガヌム類」「マヨラナ類」「アマラクス類」の3つに分類されます。一般的にオレガノと呼ばれるのはオリガヌム類で、ワイルドマジョラムとも呼ばれています。 効用は、消化促進、抗菌・殺菌、強壮、鎮静作用など多岐にわたり、古くから薬草として利用されてきました。料理に使われるオレガノは、トマトやチーズ、肉と相性が良いので、トマトソース系の煮込み、パスタ、ビザ、ブーケガルニやハーブソルトの材料など、さまざまな料理の香りづけや臭み消しとして使われています。 日当たりと風通しの良い場所で育てれば、植え付け後は、ほぼ放任で栽培できる丈夫な草花です。夏になるとピンクや白の花がたくさん開花し、庭や花壇に植えると見栄えがします。花は、切り花やドライフラワーとして楽しむことができます。

オオデマリ(大手毬)

  • オオデマリは、初夏に手毬状の花を咲かせる落葉低木。本種は、ヤブデマリの花が装飾花に変化したものです。大きな花が鞠のようにまとまってつくことから大手毬と名づけられ、英名はJapanese Snowballと呼ばれています。花色は、咲き始めはライムグリーンで徐々に白に変化します。 初夏にグリーンから白に変化する花は、新緑の季節に美しく映える存在です。花が美しいことや暑さ、寒さに強く丈夫で育てやすいため、庭木としてのほか公園樹としても利用されます。 最近は、ピンクオオデマリや咲き分け品種*などもあります。 *咲き分けとは 1本の木からピンクや白の花が咲く性質。色の割合は、個体差や年によって変わる。

オタフクナンテン(お多福南天)

  • オタフクナンテンは、お正月の縁起物として知られる「ナンテン(南天)」を改良した矮性品種です。 剪定なしで放っておいても自然と丸い樹形になり、膝丈程度の生垣やグランドカバーとして利用されています。 常緑なので冬でも緑の葉を眺められる一方、寒さにあたると美しく紅葉します。通常の南天は晩秋から冬に赤い実をつけますが、オタフクナンテンはほとんど花が咲かないため、実をつけることは少なく、主に葉を鑑賞する植物です。 一般的なナンテンは和風のイメージが強いですが、オタフクナンテンは和洋どちらの庭にもマッチし利用範囲が広い植物です。矮性なので正月の寄せ植えの素材としても使われます。

オレアリア

  • オレアリアは、オーストラリア原産のキク科の耐寒性常緑低木。樹高は20~40cmほどで、白い毛に覆われた細い茎と小さなシルバーリーフが美しく、庭木というよりは寄せ植えや花壇のアクセントとして使われることが多い植物です。小さい黄色の花が咲きますが、あまり目立たず、花よりも銀色の繊細な葉をカラーリーフとして楽しみます。 日なたを好み、日陰では葉色が悪くなります。寒さには強いのですが、真夏の高温多湿が苦手なので風通し良く育てましょう。冬は東京以西では霜に当たらなければ屋外で冬越し可能です。

オレンジバーム

  • オレンジバームは、レモンバームからの選抜種で、全草にオレンジの香りがするハーブです。レモンバーム同様、生育旺盛で一株で大きな株になり、たくさんの葉を収穫できます。 葉は、ハーブティーやハーブウォータ、料理や飲み物、調味料の香りづけに利用されます。葉を利用するハーブの中には乾燥保存がきくものもありますが、レモンバームやオレンジバームは乾燥させると香りが飛んでしまうため、フレッシュハーブとして利用するのが一般的です。

オーストラリアンブルーベル

  • オーストラリアンブルーベルは、初夏から秋まで青や白、ピンクのベル型の小さな花を無数に咲かせるオーストラリア原産の常緑つる性低木です。学名のソリアという名前で流通していることもあります。 性質はとても強く、暖地では地植えも可能です。次々とつるを伸ばし、地植えにすると2m近くまで伸びます。 オーストラリアンブルーベルのつるは、コイルのようにクルクルと巻き付きながら生長します。巻き付くものがないと、自らのつるに巻き付くこともあります。

オルレア(オルラヤ)

  • オルレア(オルラヤ)は清楚でナチュラルな雰囲気が魅力で人気のセリ科の一年草(または多年草)です。白くレースで編んだような繊細な花は、同じセリ科のコリアンダーの花に似ています。 オルレア(オルラヤ)は夏の蒸れに弱いので、夏に枯れてしまうことが多く一年草として扱われています。開花期が長く花付きも良いので、花がらをこまめに摘んで手入れをすれば春から初夏まで長く花を楽しめます。白いレースのような繊細な花は、淡い色合いの草花や濃い色合いの草花等、どんな色合いの植物とも調和するので、庭や花壇の中で活躍してくれます。開花時期がバラと重なるため、バラの下草としても人気があります。 オルレア(オルラヤ)の花は、切り花としても流通しています。

オミナエシ(女郎花)

  • オミナエシ(女郎花)は、秋の七草の1つとして古くから愛されてきた多年草です。日当たりの良い草地に群生し、小さな黄色の花が夏から秋にかけて開花します。 オミナエシ(女郎花)の名前は、「女」という意味の「オミナ」と、古語の 「圧(へし)」が変化した「エシ」が合わさってつけられたと言われています。女性の美しさが負けてしまうほど美しい花(女性を圧倒するほど美しい花)という意味が込められています。 また、オミナエシ(女郎花)の黄色い小さな花が集まって咲いている様子が穀物の粟に似ていることから、「粟花」や「粟米花」とも呼ばれることもあります。昔は、男性は白い飯を食べ、女性は黄色い粟の飯を食べていたため、粟飯が女飯(オミナメシ)と呼ばれていたこともあり、黄色い粟飯(オミナメシ)の見た目にオミナエシの花が似ていることから、「オミナメシ」→「オミナエシ」と言われるようになったという説もあります。 オミナエシ(女郎花)の根を乾燥させて煎じたものは生薬となり、生薬名は「敗醤(ハイショウ)」と言う名で呼ばれています。

オイスターリーフ

  • オイスターリーフは、ムラサキ科の多年草の葉もの野菜です。葉が牡蠣の風味がすることからオイスターリーフと呼ばれています。今のところ野菜としての流通は極わずか。苗としては最近徐々に流通するようになりました。 オイスターリーフは、スズランに似た形の美しい水色の花が初夏に開花します。葉もきれいなシルバーリーフのため、食用としてだけではなく園芸用としても観賞価値があります。日本のような高温多湿の気候を好まないため、秋から夏までの一年草として扱われる場合があります。夏を越すことができれば、多年草として2~3年で大株に生長します。 オイスターリーフの葉は、生でサラダや牡蠣の香りに合う食材の付け合わせの葉ものとして利用できます。生で香りが気になる場合は軽く炒めてもよいでしょう。    

オニユリ(鬼百合)

  • オニユリ(鬼百合)は原種のユリのひとつで、耐寒性、耐暑性に優れることから、日本の至る所で野生化しています。オニユリ(鬼百合)の背丈は100~200cm程度、オレンジ色の花には斑点があり、花弁はそっくり返ったような印象的な見た目をしています。発色の良い花は、夏の野山でよく目立ちます。 オニユリ(鬼百合)の特徴的なところと言えば、珠芽(むかご)ができることです。珠芽(むかご)は、葉の上にひとつずつでき、これをまくと3~4年で開花します。(個体差があります)見た目がとても似ているコオニユリには、珠芽(むかご)はできません。 また、オニユリ(鬼百合)の鱗茎(球根)は「ユリ根」と呼ばれ、薬用や食用にもされています。ユリ根はオニユリ、コオニユリ、ヤマユリの鱗茎のことを言いますが、最近流通しているのはコオニユリがほとんどのようです。

オクラ

  • オクラはアフリカ北東部が原産のアオイ科の植物で、世界各地共通でオクラ「okra」と呼ばれている野菜です。原産地では多年草として生育できますが、四季がある日本では冬越しが厳しいため一年草扱いとなります。 オクラの花は中心部が濃い紫色になっていて、外側のクリーム色の花びらとのコントラストは、野菜とは思えないほど美しい花です。アオイ科の植物ということもあり、同じ科のハイビスカスやムクゲ、フヨウに似た美しさです。 このように、花を目立たせることで虫を呼び寄せ、花粉を運んでもらうためですが、こんなに美しくて綺麗な花なのに花の命は短く、たった一日で落ちてしまいます。なんとも潔いお花ですね。

オカヒジキ

  • オカヒジキは、主にユーラシア大陸に分布し、日当たりの良い海岸の砂地や塩生地に自生しています。 日本では東北地方で古くから自生しているオカヒジキを採っていたようです。自生しているオカヒジキは、土壌の塩分を吸収しているため、塩気を感じるようです。 オカヒジキの茎は匍匐(ほふく)しながら生育し、葉は多肉質です。オカヒジキの葉の形が海藻のヒジキに似ていて、陸地で育つことから「おかひじき」と名付けられました。オカヒジキは海のヒジキ同様にミネラルが豊富なので栄養にも優れた野菜です。 オカヒジキの栽培の始まりは、江戸時代初期からです。その時の主な産地が山形県で、オカヒジキ栽培の発祥の地となったと言われています。現在では、山形県に限らず各地で栽培されていますが、海岸の開発により、天然のオカヒジキの数が減り、絶滅が危惧されている地域もあります。

オステオスペルマム

  • オステオスペルマムは、南アフリカ原産のキク科の多年草です。見た目はディモルホセカと似ていますが、分類的にはディモルフォセカは一年草、オステオスペルマムは多年草として分類されています。ただし、両者を交配して作られた種も最近はあります。 オステオスペルマムは、花びらがきらきらとして艶があり、太陽とともに開き、夜間や曇天、雨の日は花びらが閉じます。最近は、開閉しない品種も出てきています。オステオスペルマムはとても豊富なカラーバリエーションで、花の咲き方も八重咲や花びらがスプーン状の品種もあります。多花性で斑入り品種もあり、葉っぱと花を両方楽しめる品種もあります。寄せ植えなどにも大活躍する育てやすい草花です。

オリヅルラン

  • オリヅルランは北欧とヨーロッパ以外に広く分布しています。オリヅルランは200種以上自生しているといわれており、一般的に観葉植物として育てられているオリヅルランは数種類のみです。オリヅルランとして多く流通しているのはChlorophytum comosum という種類とその園芸品種です。中でも斑入り品種であるナカフオリヅルラン、ソトフオリヅルランが代表的なオリヅルランです。その他にアフリカ原産のシャムオリヅルラン、葉の先がカールするボニーという品種なども流通しています。 オリヅルランは春~秋にかけてランナー(匍匐茎)の節から白い花を咲かせます。耐寒性があるため関東以南の暖かい地域であれば屋外越冬することが可能です。また、根茎が生きていれば地上部が枯れても生長期になると芽を出します。

オオバキスミレ

  • オオバキスミレとは、スミレ科スミレ属の多年草です。本州から北海道の明るく、湿気のある山林内に自生しています。オオバキスミレの名前の通り、大きな葉と黄色の花が特徴的なスミレです。オオバキスミレの葉の大きさは5㎝以上、形はきれいなスペード型で縁にはギザギザとしたきょ歯があり、先は尖っています。オオバキスミレの花は明るい黄色、花のサイズは3㎝程度です。花の中心部に細い縞模様が入ります。

万年青(オモト)

  • 万年青(オモト)は日本で古くから、主に青々とした葉を観賞する目的で育成されてきた植物です。江戸時代から続く品種改良によって多彩な葉の形状、模様が生まれ「葉芸」と呼ばれています。 品種改良の技術が「芸」として高く評価されているのは万年青(オモト)だけで、植物の中では特別な価値を見出されている植物です。多年草で葉を落とさないことから長寿を象徴する縁起物としても大切にされてきました。 「縁起草」「辛抱草」の別名もあります。乾燥と多湿も嫌うのですが、基本的には初心者にも育てやすく丈夫な植物です。霜が降りず、-5℃以下の気温にならなければ屋外越冬可能です。昼間の日が出ている時間帯は外に出し、夜は玄関にしまうなどをしてもよいでしょう。 引っ越し祝いに万年青を贈る日本の文化 万年青(オモト)は1590年、江戸時代に徳川家康が江戸に移る際に3種類の万年青(オモト)を贈られ、家康は大変喜び城にその3鉢の万年青(オモト)を持ち込みました。その後、城が大繁栄したというエピソードがあり、そこから日本中に引っ越し祝いとして万年青(オモト)を送る風習が広まったようです。江戸時代から現在まで引っ越しの際は縁起を担ぎ、引っ越し先に一番最初に万年青(オモト)を入れる習わしが続き邪気を祓うため鬼門の方角に置かれるようになりました。

オダマキ(苧環)

  • オダマキ属は北半球の温帯に分布する宿根草で日本にも数種自生しています。オダマキは交配が盛んで、たくさんの園芸品種が存在しています。ここではセイヨウオダマキを含む、オダマキ属について紹介しています。 オダマキは古くから栽培されている多年草で、春から初夏に独特の形の花を俯くように咲かせます。日本に昔から自生するミヤマオダマキは本州中部の高山地帯から北部に分布し、直径3cmほどの青紫色で花弁の先が白色を帯びた花をつけます。同じく日本在来種のヤマオダマキは北海道から九州の山野に自生します。セイヨウオダマキと呼ばれている品種は北ヨーロッパ原産のオダマキの交配種で、花色も紫の他にピンク、白、黄色など花色が豊富です。咲き方も一重咲きから八重咲きや、茎の先に複数輪花を咲かせるタイプまでバリエーション豊富です。

オキナワスズメウリ

  • オキナワスズメウリは、ウリ科の一年草のツル植物です。名前に「オキナワ」とついているように暑さにはとても強く、生長力が旺盛で、発芽後、ツルがぐんぐんと伸びた後に、花が咲き、花の後にかわいい実ができます。 オキナワスズメウリはの実は、とてもかわいい実ですが有毒成分があるので観賞用です。

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