オンファロデスとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
オンファロデス
学名

Omphalodes 

英名
Creeping navelwort
和名
瑠璃草、花瑠璃草、山瑠璃草
別名・流通名
ネイブルワート
科名
ムラサキ科
属名
ルリソウ属
原産地
日本、ヨーロッパ、トルコなど(種類による)

オンファロデスの特徴

オンファロデスは、日本に自生する瑠璃草や山瑠璃草をはじめ、30種近くがヨーロッパやアジアに分布するムラサキ科の草花で、種類によって多年草と一年草があります。春から初夏にワスレナグサに似た、青や白の花が開花します。

オンファロデスリニフォリア

オンファロデス・リニフォリアの種

種の形がとてもユニークで、中央がくぼんだ形をしています。学名のOmphalodesは、古代ギリシア語のomphalos(へそ)、eidos(形や外観)にちなみ、へそのような種の形に由来します。

オンファロデスの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 20~40cm
耐寒性 強い
耐暑性 普通
花色 青、白、複色
開花時期 4月~6月

オンファロデスの種類

オンファロデスリニフォリア1

オンファロデス・リニフォリア

Omphalodes linifolia

春から初夏に白い花が開花する秋まき一年草。葉は、シルバーグリーンで涼し気な色合い。

canva Omphalodes cappadocica

オンファロデス・カッパドキカ

Omphalodes cappadocica

トルコ原産の多年草。

canvaオンファロデス スターリーアイズ

オンファロデス・スターリーアイズ

Omphalodes cappadocica ‘Starry Eyes’

オンファロデス・カッパドキカの園芸品種。ブルーに白の縁取りがある2色咲き。

canva omphalodes verna

オンファロデス・ベルナ

Omphalodes verna

ヨーロッパ原産の多年草。ワスレナグサに似て這性の性質からCreeping Forget-Me-Notの英名がある。

オンファロデスの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
開花

オンファロデスの栽培環境

日当たり・置き場所

一年草
日向~半日陰程度の風通しの良い環境が適しています。

多年草
春から初夏と秋から冬は日当たりが良く、真夏は半日陰程度になる風通しの良い環境が適しています。耐寒性はありますが、霜が降りたり、寒風の通り道になるような場所は避けましょう。

用土

水はけの良い土が適しています。

鉢植えは、草花用の培養土で栽培可能です。

オンファロデスの育て方のポイント

水やり

地植えは、根付いてからの水やりは必要なく、降雨に任せます。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。乾燥させすぎないように注意します。

肥料

自然の循環ができていて、周囲の草花が問題なく開花している土なら与えなくても栽培可能です。

一年草
植え付け時に緩効性肥料を混ぜ込みます。

多年草
与える場合は、春と秋に緩効性肥料を株元に与えます。

病害虫

アブラムシ

オンファロデスの詳しい育て方

選び方

葉に傷みがない苗を選びましょう。

種まき

秋が種まきの時期です。直根性なので、直まきか発芽後早めに定植します。ポットにまいて良い芽を残して育苗すると移植の手間が省けます。

植え付け

春か秋が庭への植え付け適時です。霜が降りる時期は避けましょう。

植え替え・鉢替え

多年草
鉢植えは、一回り大きな鉢に植えるか株分けを行います。春が植え替え適時です。

春から初夏にかけて開花します。終わった花がらはこまめに摘み取り、種をつけないようにした方が開花期間が伸びます。

夏越し

一年草
夏前で開花終了です。

多年草
強い日差しに長時間当たると、葉焼けを起こします。温暖地では、夏は木漏れ日程度の光になるような場所に鉢を移動しましょう。極端な乾燥に弱いため、水切れに注意します。

冬越し

霜の降りる時期に庭に植え付けるのは避けましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

種まきか株分けで増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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