- ボンバックスは中米に自生する落葉高木で、原産地では樹高が20m近くに及びます。正式名はプセウドボンバックスですが、日本ではボンバックスの名で流通し、夏型の塊根植物として扱われています。徳利のようにふくらんだ株元には水分が蓄えられており、厳しい乾燥気候に耐えられるような構造になっています。
日本で販売されている苗は、大きく切り戻すことで丈を抑え、幹のふくらみを強調させたものです。 緑色の縦筋が不規則に通る幹は、年月とともにひび割れ、松の盆栽のように味わい深い風情をかもし出すようになります。
冬になると葉や細い茎をすべて落とし、丸裸になります。翌春、木質化した幹から赤味を帯びた新芽が芽吹き、葉の色は徐々に緑色に変化します。
- ユーフォルビア・ホリダは、トウダイグサ科のユーフォルビアの一種です。魁偉玉(カイギキョク)の名前で呼ばれることもあります。種類によって姿形が様々で、株ごとの個体差も楽しめることで人気があります。
ユーフォルビア属は、多肉植物、木本性、草本性と性質が多種多様です。ホリダはトゲのようなものが生えてているため、サボテンと間違えられることもありますが多肉植物です。乾燥と日光を好み、ユーフォルビアの中では比較的耐寒性があります。株が小さいうちは、激しい寒暖に注意が必要ですが、ある程度大きくなれば年間を通して屋外で育てることも可能です。