- アロエは南アフリカを中心に地中海沿岸やカナリア諸島など広く分布し、低木または高木になる多肉植物です。葉は多肉質で先はとがり縁にとげがありますがサボテンの仲間ではありません。アロエの花は赤から黄色で花茎をのばして円錐状の花をつけます。日本には鎌倉時代に伝来したとされ、瀬戸内海や伊豆半島などの海岸に広く帰化しています。夏涼しく、冬は水を控えて凍らせないように保てば栽培できます。
アロエは砂漠周辺の乾燥地から草地、高地に生えるものなど約400種が分布しています。葉の形や草姿がさまざまで20cm程度の小型種から10mを超す大型種まであります。品種にもよりますが戸外でも霜や雪に当たらなければ越冬できます。
- 園芸名は「乙姫の舞扇(オトヒメノマイオウギ)」と呼ばれています。トゲがなく細長いベロのような葉を左右交互に出し、葉の表面は白い粉に覆われます。育てやすさや美しさが人気で、インテリアグリーンとしても人気の種類です。大きく育つと夏から秋にかけて橙赤色の花を咲かせてくれる事もあります。
- 最大で高さが10メートルほどになる、アロエ属の中では最も大きくなる品種のひとつです。大株になると冬には茎頂から総状花序を出して黄色く美しい花を咲かせます。葉は水をストックするタンクの役割を果たします。