- ユーフォルビア・瑠璃晃は南アフリカ原産の多肉型ユーフォルビアで、ごつごつした丸いボディが特徴です。生長するにつれてポコポコと子株を出し、群生していきます。
瑠璃晃という呼び名以外にドラゴンボールという流通名がつけられています。確かにボール型でごつごつしているのがドラゴンっぽいでしょうか……?
栽培は比較的簡単なユーフォルビアで、多肉型ユーフォルビアの入門種としてもおすすめです。
- ユーフォルビア・デカリーは塊根性のユーフォルビアで、株元がぷっくりと膨らみます。地中に埋めておいた方が生長は早いですが、地上に出しておいても問題はありません。鑑賞を目的とするならば、地上部に露出させるように仕立てるのがよいでしょう。
ユーフォルビア・デカリーは株元だけでなく、縁が波打った多肉質な葉も非常に魅力的です。
塊根性ユーフォルビアの中でも育てやすく、はじめてユーフォルビアを育てる人にもおすすめです。
- 花キリン(花麒麟)はマダガスカル原産の灌木で、砂漠などの水が少なく厳しい環境に適応できるほど丈夫な植物です。幹や枝には長いトゲがあり、新しいときは比較的柔らかいのですが古くなるにつれて硬くなっていきます。
花キリン(花麒麟)は寒さに当たると葉を落として休眠期に入りますが、関東以南の暖かい地域であれば屋外で越冬する場合があります。また開花期が長く、生長期の期間中はほぼ毎日開花していることがあります。
- ユーフォルビア・峨眉山はユーフォルビア・鉄甲丸とユーフォルビア・瑠璃晃の交配種で、瑠璃晃の群生する性質を受け継ぎ、見た目も瑠璃晃と鉄甲丸の中間のようで非常に可愛らしい見た目をしています。単頭で育てるよりも群生させた方が本種の魅力がより出せるでしょう。大きさも小型で育てやすい初心者にもおすすめのユーフォルビアです。
- ゴルゴニス(金輪際)はタコの様に見えることからタコモノユーフォルビアと呼ばれているグループの一種です。丸い胴体から短くて太い枝を伸ばします。栽培が難しいと言われるタコモノユーフォルビアの中でも比較的簡単に栽培することが出来るため、タコモノユーフォルビアの入門種的な存在です。
- ガムケンシスはタコの様に見えることからタコモノユーフォルビアと呼ばれているグループの一種です。丸い胴体から短くて太い枝を伸ばします。ゴルゴニス(金輪際)は丹平な形でしたがガムケンシスは丸い球体のような胴体をしており、とても可愛らしい見た目をしています。
- トゥレアレンシスはマダガスカル原産の小型の塊根性ユーフォルビアです。ユーフォルビア・デカリーなどと似た見た目をしていますが、トゥレアレンシスは枝があまり伸びずに密集するように分枝します。また、枝には細かいトゲが生えています。
デカリーなどと比べると希少な塊根性ユーフォルビアになりますが、最近では実生繁殖苗や枝挿しによって増やされた株が流通しています。また、実生繁殖されているため個体差があり、花色もピンクがかったブラウンや青みがかったグレーなど変異があります。
- ユーフォルビア・ゴールデンレインボーは、明るい黄緑色の斑入りの葉をした、戸外で育てられる草花系のユーフォルビアです。花の期間以外はカラーリーフとしても存在感があり、新芽の芽吹きや紅葉もとても美しい色あいになります。耐暑性・耐寒性ともに優れとても丈夫で管理が楽で、冬場も常緑の多年草です。
ユーフォルビアは茎を剪定すると茎先から乳液のような液体が出るのが特徴です。体質によってはかぶれることがあるので、肌の弱い方は注意しましょう。
- ディディエレオイデスはマダガスカル原産のハナキリン系ユーフォルビアです。枝には長く鋭いトゲが生えところどころから葉が生えて新しい枝が伸びようとしています。また、名前のディディエレオイデスは同じくマダガスカル原産のディディエレア(Didierea)に見た目が似ていることから付けられました(~oidesは~に似た、~もどきという意味)。
トゲや葉にはうっすらと毛が生えており、触ると少しフワッとした触感があります。トゲは固く鋭いので手などに刺さらないように注意しましょう。
- 何とも不気味な見た目をしているプラティクラダはマダガスカル原産の多肉系ユーフォルビアに分類され、薄い楕円形のような形をした枝を無数に生やします。種類が多いユーフォルビアの中でもトップクラスに珍妙な姿をしており、くすんだピンク色の地に緑色などがまばらに入る色合いは、何とも形容しがたい雰囲気を持っています。その独特な見た目からか英名はゾンビプランツと言い、日本でもこの名前で流通することがあります。
よく見ると枝にうっすらと毛のようなものが生えており、一層不気味な姿に。