ティランジア(エアプランツ)の水やり!ソーキングだけではなく”雨に当てる”メリット

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ティランジア(エアプランツ)を雨に当てる

室内で育てている人が多いティランジア(エアプランツ)ですが、気温がそれほど高くない初夏と秋に関しては雨に当てると良いでしょう。5~6時間も雨に当てていればソーキングと同じくらいの成果が得られると思います。

雨に当てるメリット

ティランジア(エアプランツ)を雨に当てるメリットとしては、ソーキングよりも蒸れるリスクが少ないというものがあります。これに関しては完全に個人的な考えでしかないのですが、ソーキングはティランジア(エアプランツ)全体が水に浸かるのに対し、雨の場合は葉の表面が水に濡れ、徐々に葉の裏側などティランジア(エアプランツ)全体へと濡れていくため、ソーキングとトータルの時間は同じでも水に濡れていない部分が出来ているため腐りにくいのではないかと思います。また、屋外で雨が降っている状態であれば多少なりとも空気の流れがあるのも大きいのではないでしょうか。

雨に当てるデメリット

ティランジア(エアプランツ)を雨に当てるデメリットとしては、気温が高い時期に行うと腐りやすくなるということです。例えば真夏のゲリラ豪雨などでティランジア(エアプランツ)が濡れたとします。その後雨が止み、気温が上がってくると湿度が一気に上がり、蒸し暑い状態となります。そうすると蒸れに弱いティランジア(エアプランツ)などは蒸れ死する確率が一気に上がります。

また、逆に気温が低すぎる時に雨に当てるのも止めておきましょう。ティランジア(エアプランツ)が濡れた状態で風に当たったりすると株が冷えてしまいダメージを受ける時があります。

加えて台風の雨にも当てないよう気を付けましょう。これは特に海が近い場所で顕著なのですが、塩害の被害に遭うことがあります。台風の雨には少なからず海水が含まれており、それがティランジア(エアプランツ)に当たるとじわじわと葉が枯れていきます。実際に2018年に発生した台風24号では都内の街路樹などが塩害により葉が枯れ込んだりしています。そのため、台風の雨にティランジア(エアプランツ)が当たった場合は後で葉の表面に残った塩分を洗い流すようにしっかりと水やりをしましょう。

とは言え、育てているティランジア(エアプランツ)の数が多くなければ台風の時は風も強く屋外に出しっぱなしにすることも少ない思うので、塩害に関しては初心者の方が強く心配する必要はあまりないでしょう。むしろ雨に当てるデメリットよりもメリットの方を取った方が良いと思います。

実際に雨に当ててみる

実際に乾燥しているティランジア(エアプランツ)を雨に当ててみました。

 

雨に当てる前のティランジア・エディシアエ

雨に当てる前は乾燥して葉が内側に丸まっています。ティランジア(エアプランツ)はの乾燥状態を見分けるには葉を見るようにしましょう。まず見た目では葉が内側に丸まって筒のような形になります。そして触ってみると葉のハリがなく、ペラペラとした印象を持つかと思います。あまりにも乾燥している状態が続くとやがて枯死してしまうため注意しましょう。


雨ざらしにしたティランジア・エディシアエ

雨ざらしにしたティランジア(エアプランツ)です。丸まっていた葉がピンと張っており、みずみずしさがあります。


普段室内などでティランジア(エアプランツ)を育てている場合はトレーなどに入れて雨に当てると良いでしょう。100均などで売っているもので十分です。もし外出する予定などがあり、雨が止んだあと晴れるようであれば寒冷紗や遮光ネット、庭木の下など風通しが良く半日陰の場所に置いておくとよいでしょう。小雨などであまりティランジア(エアプランツ)が濡れない場合は事前に上から少し水をかけておくと効果的です。また、液肥などを与えておくのも良いでしょう。

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