シアネア｜花がきれいなパイナップル科の植物

Wallisia cyanea (Variegata)
=was. Tillandsia cyanea (Variegata)

ハナアナナスという和名で昔から流通しているシアネア。エクアドル～ペルーの低地原産のブロメリア（パイナップル科）です。街の花屋やホームセンター、道の駅などで普通に見かけるものですね。いわゆる超普及種といったもので、1株植えのものから2～3株を寄せ植えにして売られていることもあります。

基本的にティランジアの仲間は観葉植物として販売されることがほとんどなのですが、シアネアに関しては完全に鉢花扱いですね。花が咲いてないシアネアは道端に生えているイネ科の雑草のような見た目なので、観葉植物という雰囲気は確かにあまりしないかもしれません。そんな訳で鉢花扱いされているので、花が終わったシアネアは奉仕品として投げ売りされるのが大抵でして。あぁ～、今年もこの時期が来たのか、なんて思うわけです。

肥料を与えて栄養状態が良いと花数が増えます

ただ、中には葉に斑が入ったものなんかもありまして、中斑が普通で外斑がちょっとレアなもの。見た目はほぼオリヅルランみたいなものですが、日当たりの良い場所で育てると葉の付け根らへんが赤く染まって大変に美しいので観賞価値もあります。

シアネアの栽培は簡単で、普通の観葉植物の土や花の土に植えて管理すれば生長します。もちろん着生植物なのでコルクに水苔で仕立ててもよいかと思います。その場合は水苔が常に湿ってる位で管理してあげるとよいでしょう。

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